研究者総覧

赤阪 啓子 (アカサカ ケイコ)

  • 分子機構研究 研究員(主任級)
Last Updated :2024/12/27

研究者情報

学位

  • バイオサイエンス博士(奈良先端科学技術大学院大学)

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科研費研究者番号

  • 70415496

J-Global ID

研究分野

  • ライフサイエンス / 応用生物化学
  • ライフサイエンス / 機能生物化学

研究活動情報

論文

書籍

  • Vitamins and Hormones
    K. Akasaka-Manya; H. Manya; T. Endo (担当:分担執筆範囲:Function and Change with Aging of α-Klotho in the Kidney)Elsevier 2016年

MISC

受賞

  • 2018年 JB論文賞
     Excess APP O-glycosylation by GalNAc-T6 decreases Aβ production 
    受賞者: 赤阪(萬谷)啓子
  • 2011年 日本生化学会 柿内三郎記念奨励研究賞
     糖転移酵素によるAPP代謝調節機構の解析 
    受賞者: 赤阪(萬谷)啓子

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 萬谷 啓子
     
    近年糖鎖の異常が様々な疾患の原因となることが示されており、タンパク質の機能を考える上で糖鎖修飾まで含めた解析を行う事が必要である。研究代表者はこれまでにアルツハイマー病(AD)患者脳では健常脳と比較してO型糖鎖合成開始酵素ファミリーppGalNAcTの発現が異なることや、APP上のO型糖鎖の変化によって代謝が変動し、βアミロイド(Aβ)産生に影響することを見いだしている。そこで本研究では、APPはppGalNAcTによってどのようにO型糖鎖修飾されるのか、O型糖鎖修飾はAPP代謝へどのような影響をおよぼすのかを明らかにすることを目的とする。ppGalNAcTは約20個のアイソフォームが同定されているが、それぞれの基質特異性は完全には解析されていない。そこで、共発現によりAβ産生を減少させる効果の見られたppGalNAcT6について研究を行っている。 今年度は、APP代謝における糖鎖変化の影響や糖鎖修飾部位の解析を行うため、培養細胞を用いてAPPの大量発現および精製を行った。ppGalNAcT6の共発現あり、なしの各条件下で培養細胞を用いてAPPを発現させ、培養上清からsAPPを精製した。同様の方法でO型糖鎖修飾部位と考えられるアミノ酸を置換したAPPを発現させ、sAPPを精製した。これを用いてMSによりO型糖鎖修飾部位の解析を進めている。また、ppGalNAcT6欠損細胞でAPPを発現する細胞株を作成中である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 遠藤 玉夫; 三浦 正巳; 三浦 ゆり; 萬谷 啓子
     
    αジストログリカノパチーは脳の発達異常を伴う先天性筋ジストロフィー症であり、αジストログリカン上のO-マンノース型糖鎖異常に起因する。本研究では、この糖鎖はリビトールを含む新奇な構造であることを明らかにした。さらに、これまで機能が不明であった3つの原因遺伝子fukutin(福山型)、FKRP(肢帯型)、ISPD(ワーカーワーブルグ症候群)について、fukutinとFKRPがリビトールリン酸転移酵素であること、ISPDはその糖供与体(CDP-リビトール)を作る酵素であることを明らかにした。こうした新奇O-マンノース型糖鎖及びその生合成経路が脳の機能発現において重要であることを解明した。
  • 糖転移酵素によるAPP代謝調節機構の解析
    文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2010年 -2011年 
    代表者 : 赤阪(萬谷)啓子
  • 筋ジストロフィー症の発症に関わる糖鎖合成酵素の機能解析とその破綻
    文部科学省: 科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2007年 -2009年 
    代表者 : 赤阪(萬谷)啓子

その他のリンク

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