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今江 理恵子 (イマエ リエコ)

  • 分子機構研究 研究員(主任級)
Last Updated :2024/12/27

研究者情報

学位

  • 博士(薬学)(東京大学)

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科研費研究者番号

  • 60584000

J-Global ID

プロフィール

  • 糖鎖を利用した疾患の予防・治療法の開発を目指しています。

研究キーワード

  • 癌   老化   CDP-glycerol   ジストログリカン   糖鎖   

研究分野

  • ライフサイエンス / 薬系衛生、生物化学 / 糖鎖生物学

経歴

  • 2017年01月 - 現在  東京都健康長寿医療センター研究所老化機構研究チーム 分子機構研究員(主任級)
  • 2014年04月 - 2016年12月  東京大学大学院薬学系研究科衛生化学教室助教
  • 2011年04月 - 2014年03月  東京女子医科大学医学部第二生理学教室助教
  • 2010年04月 - 2011年03月  東京大学大学院薬学系研究科衛生化学教室特任助教

学歴

  • 2007年04月 - 2010年03月   東京大学大学院   薬学系研究科 博士課程
  • 2005年04月 - 2007年03月   東京大学大学院   薬学系研究科 修士課程
  • 2001年04月 - 2005年03月   東京大学   薬学部

研究活動情報

論文

MISC

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 今江 理恵子
     
    これまでに、糖鎖構成因子としてのグリセロールリン酸の供与体であるCDP-グリセロールが、哺乳動物細胞に実際に存在していることを明らかにした。細胞において、このCDP-グリセロールの生合成を増加あるいは減少させることで、グリセロールリン酸含有糖鎖の生物学的役割の解析が可能となると考えられる。そこで、哺乳動物におけるCDP-グリセロール合成酵素の探索を行った。バクテリアにおいてCDP-グリセロールの合成を担うglycerol phosphate cytidylyltransferase (GCT)が属するファミリー分子を発現させ、酵素活性を測定したところ、PCYT2という酵素にグリセロール-3-リン酸とCTPからCDP-グリセロールを合成する活性があることが明らかになった。さらに、細胞においてPCYT2を発現抑制すると、細胞内のCDP-グリセロールの量が顕著に減少したことから、PCYT2が実際にCDP-グリセロールの合成酵素として機能していることが示された。PCYT2は、エタノールアミンリン酸とCTPからCDP-エタノールアミンを合成する酵素として知られており、生体膜リン脂質であるホスファチジルエタノールアミン合成の主要な合成経路を担っている。PCYT2のCDP-グリセロール合成活性とCDP-エタノールアミン合成活性を比較すると、前者は非常に弱いことが分かり、PCYT2はグリセロール-3-リン酸よりエタノールアミンリン酸を良い基質にすることが分かった。しかし、PCYT2は実際に細胞内でCDP-グリセロールの合成を担っていることから、グリセロールリン酸含有糖鎖の合成において重要な役割を果たしていると考えられる。
  • 筋ジストロフィー症に関わる糖鎖構成因子リビトール-5-リン酸の生合成機構の解明
    日本新薬株式会社:公募研究助成
    研究期間 : 2021年04月 -2022年03月
  • 新規糖鎖修飾体リビトールリン酸を利用した福山型筋ジストロフィー及び類縁疾患の治療法の開発
    公益財団法人 薬学研究奨励財団:研究助成金
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 今江 理恵子
  • ホスファチジルイノシトールの特徴的脂肪酸組成の生物学的意義の解明
    日本学術振興会:若手B
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 今江 理恵子
  • ホスファチジルイノシトールの特徴的脂肪酸組成の皮膚恒常性における役割の解析
    公益財団法人 コスメトロジー研究振興財団:研究助成金
    研究期間 : 2016年12月 -2017年06月 
    代表者 : 今江 理恵子
  • 二本鎖RNAの細胞間移動を制御する分子メカニズムの解明
    日本学術振興会:若手B
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 今江 理恵子
  • 幹細胞非対称分裂におけるホスファチジルイノシトールの特異的脂肪酸組成の意義の解明
    日本学術振興会:研究活動スタート支援
    研究期間 : 2010年04月 -2012年03月 
    代表者 : 今江 理恵子

その他のリンク

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