日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2007年 -2008年
代表者 : 豊原 潤
チミジンホスホリラーゼの酵素活性を測定可能な放射性医薬品の開発を目的として,5'-デオキシ-5'-ヨードチミジン (1) および5'-デオキシ-5'-ヨードウリジン(2) をデザインし,その合成および評価を実施した。化合物 (1),(2) はともにチミジンホスホリラーゼによって,代謝を受けた。放射性ヨウ素で標識した (1) は,標的組織における放射能の滞留傾向と,他の臓器での放射能消失を認めた。一方,生体内での脱ヨウ素反応も認められた。