研究者総覧

井上 聡 (イノウエ サトシ)

  • システム加齢医学研究 研究部長
Last Updated :2025/03/21

研究者情報

学位

  • 博士(医学)

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プロフィール

  • 東京都健康長寿医療センター老化機構・システム加齢医学にて,遺伝子情報の制御に関する性ホルモン・核内受容体作用機構の解明に力を注いでおり、老化・加齢性疾患とホルモン依存性がんのメカニズム・病因・診断・治療に密接に関連するステロイドホルモン、特にエストロゲンとアンドロゲンの作用機構の解析を進めています。


    エストロゲンとアンドロゲンは、それぞれ女性および男性の生殖系の発達・機能調節に重要であるとともに,老化全般や、骨粗鬆症・サルコペニアなどのロコモティブ症候群、フレイル、認知症、動脈硬化、老年病や乳がんや前立腺がんなどのホルモン依存性がんを始めとした様々な疾患に深く関与する性ホルモンです。ホルモン減少・欠乏症は、老化と深く関わり、代謝や免疫系等の多彩な組織における機能変化にもつながります.ホルモン依存性がんにおいてはホルモン感受性の有無が診断・治療において重要であり、感受性がんに対してはホルモン作用を抑制する内分泌療法が行われています。


    私たちは、次世代シーケンス解析と全ゲノム情報を組み合わせて、性ホルモン受容体を介する転写調節機能の解析およびホルモン標的遺伝子の同定・制御機構・機能の解析を行うことにより,性ホルモン作用の分子メカニズムと遺伝子制御ネットワークの解明を目指しています。エストロゲン標的遺伝子として私たちが同定した乳がん増悪因子であるTRIM25/EfpはRINGフィンガーを有するTRIMファミリー蛋白質であり、標的蛋白質を分解するユビキチンリガーゼとしてその分子メカニズムを解明しています。別の標的遺伝子として、COX7RPはミトコンドリア酸素呼吸に関わる呼吸鎖複合体間で構成される「超複合体」の形成促進因子であることを世界に先駆けて発見し、COX7RPを過剰に発現するマウスはマラソンランナー型の運動持久力を持ち、健康長寿の鍵を握ることを提唱しています。特に、ミトコンドリア超複合体と健康長寿・老化の関係について機能解析を進めています。


    性ホルモン受容体シグナルと関連するマイクロRNAや長鎖非コードRNA等の非コードRNAの機能解析を進め,RNA結合蛋白質を介するエピゲノム制御によるがん病態ならびに治療抵抗性獲得メカニズムの解明に注力しています。乳腺外科・産婦人科・泌尿器科をはじめとする臨床教室との共同研究にて各種の病型のがん組織から細胞を採取し、三次元培養法にて長期に「がん起始細胞」を培養し、この細胞を用いて超免疫不全マウス移植腫瘍を作製する実臨床に近似した実験系の構築を行い、難治性がん病態メカニズムの解明、新規予防・診断・治療法の開発を進めています。


    国内各大学・病院・研究機関との共同研究に加え、国際共同研究としては、米国東部ハーバード大学、米国中部ノースウエスタン大学、米国西部カリフォルニア大学アーバイン校、独国カールスルーエ工科大学等と進めております。

研究キーワード

  • 受容体   RINGフィンガー   ステロイドホルモン   標的遺伝子   転写因子   蛋白質   子宮内膜癌   14-3-3σ   ホルモン   前立腺がん   SNP   ユビキチン   ユビキチンリガーゼ   遺伝子改変動物   転写   乳癌   乳がん   骨芽細胞   efp   アンドロゲン   トランスジェニックラット   前立腺癌   エストロゲン応答遺伝子   タンパク分解   アデノウイルスベクター   ビタミンK   骨粗鬆症   核内受容体   エストロゲン受容体   エストロゲン   

研究分野

  • ライフサイエンス / 消化器外科学
  • ライフサイエンス / 産婦人科学
  • ライフサイエンス / 薬理学
  • ライフサイエンス / 循環器内科学
  • ライフサイエンス / 泌尿器科学
  • ライフサイエンス / 代謝、内分泌学
  • ライフサイエンス / 病態医化学

経歴

  • 2016年 - 現在  東京都健康長寿医療センター研究所老化機構研究部長(システム加齢医学)
  • 2002年 - 現在  埼玉医科大学ゲノム医学研究センター遺伝子情報制御部門Research Center for Genomic Medicine, Division of Gene Regulation and Signal Transduction部門長・客員教授
  • 2006年 - 2015年  東京大学大学院医学系研究科抗加齢医学講座Graduate School of Medicine特任教授
  • 2000年  東京大学大学院医学系研究科加齢医学講座老化制御学分野Graduate School of Medicine講師
  • 1995年  米国ソーク生物学研究所研究員
  • 1993年  東京大学医学部付属病院老年病科助手
  • 1985年  東京大学医学部付属病院医員
  • 1985年  東京大学医学部医学科卒業School of Medicine, Faculty of Medicine

所属学協会

  • 日本老年医学会   日本抗加齢医学会   日本内分泌学会   日本内科学会   日本骨粗鬆症学会   日本骨代謝学会   日本癌学会   日本未病システム学会   日本生化学会   日本分子生物学会   日本ステロイドホルモン学会   日本性差医学・医療学会   日本生殖内分泌学会   脳心血管抗加齢研究会   日本オミックス医学会   関東ホルモンと癌研究会   ホルモンと癌研究会   がん三次元培養研究会   日本アンドロロジー学会   日本筋学会   日本骨免疫学会   CBI学会   米国内分泌学会   米国癌学会   米国骨代謝学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 腎と透析 第90巻3号
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:筋肉ミトコンドリアにおける呼吸鎖複合体とATP生産)東京医学社, 2021年03月
  • Fujimura T; Takayama K; Takahashi S; Inoue S (担当:共著範囲:Estrogen and Androgen Blockade for Advanced Prostate Cancer in the Era of Precision Medicine)Jenny Stanford Publishing 2020年02月 ISBN: 9814800597 1284
  • 内分泌代謝科専門医研修ハンドブック第2章 総論
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:ホルモンの作用機構(2)核内受容体)日本内分泌学会編集 2018年10月
  • 実験医学36
    小林天美; 東浩太郎; 池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:【超高齢社会に挑む骨格筋のメディカルサイエンス?筋疾患から代謝・全身性制御へと広がる筋研究を、健康寿命の延伸につなげる】ミトコンドリアからみた骨格筋の老化)2018年 46-52
  • 内分泌代謝科専門医研修ハンドブック第2章 総論3
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:ホルモンの作用機構(2)核内受容体)2018年 24-26
  • 内分泌代謝科専門医研修ハンドブック第2章 総
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:ホルモンの作用機構(2)核内受容体)2018年 24-26
  • 池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:第III部 生命現象と転写制御 17核内受容体)東京化学同人 田村隆明・浦聖恵編著 2017年04月 ISBN: 4807909177 250 176-184
  • Molecular Oncology: Underlying Mechanisms and Translational
    Investigation of; c; signaling; pathways with; epigenetic machinery i; rostate cancer (担当:共著範囲:Takayama K, Inoue S)Springer International 2017年 205-222
  • Vitamin K2 - Vital for Health and Wellbeing
    Azuma K; Inoue S (担当:共著範囲:Vitamin K, SXR, and GGCX)InTech, Rijeka, Croatia 2017年 21-32
  • 東浩太郎; 井上聡 (担当:共著範囲:第4章管理・治療、骨粗鬆症治療薬2: 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM))最新医学社 2016年01月 137-147
  • 井上聡; 日本抗加齢医学会専門医指導士認定委員会 (担当:共著範囲:A. アンチエイジングドックにおける検査と評価 4.骨年齢の評価)メジカルビュー社 2015年09月 ISBN: 4758304912 447
  • Aging Mechanisms, Longevity, Metabolism, and Brain Aging, Chapter 13
    Azuma K; Inoue S (担当:共著範囲:Vitamin K Benefits in Aging and Cancer.)Springer Science+Business Media, New York 2015年 223-239
  • Long noncoding RNAs, Chapter 11
    Takayama K; Inoue S (担当:共著範囲:The role of androgen-regulated long noncoding RNAs in prostate cancer.)Springer Japan, Tokyo 2015年 191-210
  • Methods Mol Biol Vol.1164, “Transcription Factor Regulatory Networks”
    Ikeda K; Horie-Inoue K; Inoue S (担当:共著範囲:Analysis of TFRNs Associated with Steroid Hormone-Related Cancers.)Springer Science+Business Media, New York 2014年 197-209
  • Hormones and Breast Cancer (Vitamins and Hormones Vol. 93)
    Ijichi N; Shigekawa T; Ikeda K; Horie-Inoue K; Inoue S (担当:共著範囲:FOXP1 and estrogen signaling in breast cancer.)Academic Press 2013年 203-212
  • 井上聡; 山本 雅; 仙波 憲太郎; 山梨 裕司 (担当:共著範囲:シグナル伝達の主要因子と経路)羊土社 山本雅・仙波憲太郎編 2012年08月 ISBN: 4758120331 351 102-105
  • 井上聡; 田中 清; 近藤 和雄; 上西 一弘 (担当:共著範囲:第6章 ビタミンKの新しい作用メカニズムと骨における役割)建帛社 日本栄養・食糧学会監修 2012年06月 ISBN: 4767961653 163 85-97
  • Estrogen Receptors: Mechanisms, Structure and Role in Disease
    Azuma K; Inoue S (担当:共著範囲:Nongenomic action of estrogen receptor in breast cancer)Nova Science Publishers, New York 2012年 83-88
  • microRNAs in cancer
    Misawa A; Takayama K; Inoue S (担当:共著範囲:MicroRNAs in Prostate Cancer,)Science Publishers, Jersey, British Channel Islands, GB 2012年 128-155
  • Adipocytes: Biology, Regulation and Health Impact
    Ijichi N; Ikeda K; Horie-Inoue K; Inoue S (担当:共著範囲:Roles of Estrogen-Related Receptors In Adipocyte Differentiation: Short Communication)Nova Science Publishers, New York 2012年 145-154
  • TRIM/RBCC proteins
    Ikeda K; Inoue S (担当:共著範囲:TRIM Proteins as RING Finger E3 Ubiquitin Ligases. TRIM/RBCC Proteins)Landes Bioscience and Springer Science, Austin 2012年 27-37
  • Nuclear Receptors
    Azuma K; Horie-Inoue K; Ouchi Y; Inoue S (担当:共著範囲:Vitamin K as a ligand of Steroid and Xenobiotic Receptor.)Nova Science Publishers, New York 2011年 103-112
  • ビタミンK: 日本ビタミン学会編
    東浩太郎; 井上聡 (担当:共著範囲:Ⅰ.脂溶性ビタミン)朝倉書店 2010年
  • Bladder Cancer: Etymology, Diagnosis and Treatments,
    Kumagai J; Takahashi S; Homma Y; Inoue S (担当:共著範囲:EBAG9 as a tumor-promoting factor for bladder cancer.)Nova Science Publishers, New York 2010年 187-193
  • 池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:ホルモン依存性がんと転写カスケード)南山堂 2008年12月 ISBN: 4525131314 237 214-221
  • 井上 聡 (担当:単著範囲:)岩波書店 2008年10月 ISBN: 4000281011 115
  • 津久井通; 井上聡; 日本基礎老化学会 (担当:共著範囲:【老年病態モデル編】女性生殖器疾患モデル動物)アドスリー 2008年05月 ISBN: 4900659908 293 231-236
  • 井上聡 (担当:共著範囲:【内分泌系】核内受容体とアンチエイジング)サイエンスフォーラム 2008年01月 ISBN: 4916164881 463 147-155
  • 薬剤師・薬学生のための臨床医学 矢崎義雄・乾賢一編
    塩之入温; 井上聡 (担当:共著範囲:骨粗鬆症 代謝疾患)文光堂 2005年 783-791
  • Handbook of Immunohistochemistry and in situ hybridization of human carcinomas Volume 3
    Aoki T; Imamura H; Makuuchi M; Inoue S (担当:共著範囲:Immunohistochemical detection of EBAG9/RCAS1 expression in hepatocellular carcinoma.)Elsevier Academic Press, New Jersey 2005年 261-268
  • Zinc finger proteins: from atomic contact to cellular function.
    Ikeda K; Inoue S; Muramatsu M (担当:共著範囲:RING finger-B box-coiled coil (RBCC) proteins as ubiquitin ligase in the control of protein degradation and gene regulation.)Landes Bioscience, Georgetown 2005年 106-113
  • 改訂 高齢女性の健康増進のためのホルモン補充療法ガイドライン 大内尉義編 第2版
    井上聡 (担当:共著範囲:女性ホルモンの作用機構)メディカルレビュー社 2004年 94-105
  • 改訂 高齢女性の健康増進のためのホルモン補充療法ガイドライン 大内尉義編
    井上聡 (担当:共著範囲:ホルモン補充療法の臨床的作用?骨代謝?)メディカルレビュー社 2004年 116-119
  • ゲノムと疾患 村松正實編
    井上聡 (担当:共著範囲:骨粗鬆症とゲノム)南山堂 2004年 140-148
  • キーワードで理解する転写イラストマップ 田村隆明編
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:核内受容体による遺伝子発現制御)羊土社 2004年 115-124
  • Medical Practice編集委員会編: 治療薬ガイド2003〜2004
    塩之入温; 井上聡 (担当:共著範囲:骨粗鬆症治療薬、カルシウム代謝薬)文光堂 2003年 701-711
  • 新・ラボマニュアル 遺伝子工学 村松正實編
    井上聡 (担当:共著範囲:遺伝子工学におけるコンピュータの利用)丸善株式会社 2003年 260-262
  • 日本老年医学会雑誌編集委員会編: 老年医学update2002
    井上聡 (担当:共著範囲:核内受容体研究の最近の進歩)メディカルレビュー社 2002年 199-207
  • 老化研究の最前線 石川冬木編
    井上聡 (担当:共著範囲:骨粗鬆症の分子病態)シュプリンガーフェアラーク東京 2002年 77-86
  • 新・分子骨代謝学と骨粗鬆症 松本俊夫
    井上聡 (担当:共著範囲:骨代謝調節因子の分子作用機構?エストロゲン受容体を介する転写調節?)メディカルレビュー社 2001年 173-184
  • 高齢女性の健康増進のためのホルモン補充療法ガイドライン 大内尉義編
    井上聡 (担当:共著範囲:個別研究?骨粗鬆症の予防、治療とホルモン補充療法に関する研究?)メディカルレビュー社 2001年 217-222
  • 転写因子と疾患 村松正實編
    井上聡 (担当:共著範囲:ステロイド受容体とその異常)医歯薬出版 2001年 64-70
  • 骨粗鬆症:検査値の見方
    星野眞二郎; 井上聡; 大内尉義 (担当:共著範囲:遺伝子診断〔内分泌・代謝〕)中外医学社 2000年 117-124
  • 選択的エストロゲン受容体作動薬:SERM 松本俊夫、加藤茂明編
    池田和博; 井上聡 (担当:共著範囲:SERMの作用機序)医薬ジャーナル社 2000年 113-146
  • 骨粗鬆症ナビゲーター 中村利孝編
    井上聡 (担当:共著範囲:骨粗鬆症の検査法?遺伝子?エストロゲン受容体遺伝子多型)メディカルレビュー社 2000年 188-189
  • Hormonal Carcinogenesis III
    Ikeda K; Inoue S; Orimo A; Hiroi H; Tsuchiya F; Gorai I; Higashi Y; Muramatsu M (担当:共著範囲:Expression and Estrogen Inducible Promoter Activity of Human Estrogen-responsive Finger Protein Gene in Breast and Ovarian Cancer Cells.)Springer-Verlag, New York 2000年 424-428
  • Hormone replacement therapy and osteoporosis
    Muramatsu M; Ogawa S; Watanabe T; Ikeda, K; Hiroi, H; Orimo A; Inoue S (担当:共著範囲:Recent advances in steroid receptor research: focusing on estrogen receptors)Springer Verlag, Berlin 2000年 43-74
  • 最新?骨粗鬆症
    井上聡 (担当:共著範囲:エストロゲン受容体遺伝子多型)ライフサイエンス出版 1999年 386-393
  • Transcription Factors - A Practical Approach, 2nd Edition (Edited by Latchman, D. S.)
    Inoue S; Kondo S; Muramatsu M (担当:共著範囲:Identification of target genes for a transcription factor by genomic binding site (GBS) cloning)Oxford University Press 1999年 165-178
  • 松本俊夫編、分子骨代謝学と骨粗鬆症
    井上聡 (担当:共著範囲:エストロゲン受容体と応答遺伝子)メディカルレビュー社 1996年 737-747
  • 新遺伝子工学ハンドブック 村松正實編
    斉藤智之; 井上聡 (担当:共著範囲:特殊な組織からのmRNA調整法)羊土社 1996年 22-24
  • 村松正實編ラボマニュアル遺伝子工学
    井上聡 (担当:共著範囲:分子生物学におけるコンピュータ利用)丸善株式会社 1996年 259-264
  • 村松正實編、転写のしくみと疾患
    井上聡 (担当:共著範囲:ステロイドホルモンレセプターとその異常)羊土社 1995年 144-152
  • 村松正實、平井久丸編: 遺伝子診断と遺伝子治療
    井上聡 (担当:共著範囲:血液からのDNA抽出法)東京化学同人 1994年 3-4
  • 田村隆明編、「実験医学マニュアルシリーズ」転写因子研究法
    井上聡 (担当:共著範囲:Genomic binding-site クロ?ニング法)羊土社 1993年 209-214
  • 山本尚三、市川厚、岡本光弘編: リピドバイオファクター
    井上聡; 村松正實 (担当:共著範囲:ステロイドホルモン)東京化学同人 1992年
  • 汎用予測計画プログラム - 医療保健計画のためのMEDPLAN
    井上聡 (担当:共著範囲:)中山書店 1985年
  • マイコンによる医療統計処理
    井上聡 (担当:共著範囲:)中山書店 1983年

講演・口頭発表等

  • 卵巣がん幹細胞性に対する疾患特異的非コードRNA OIN1を標的とするRNA干渉ナノ療法の開発
    池田和博; 佐藤航; 楊絢太; 堀江公仁子; 竹岩俊彦; 新谷大輔; 黒崎友亮; 兒玉幸修; 佐々木均; 長谷川幸清; 井上聡
    第82回日本癌学会学術集会 口頭発表(一般)
  • 分子内のエチレングリコールの数が新規呼吸鎖複合体I阻害剤9bwの機能に与える影響
    藤原恭子; 関本和祥; 廣田大樹; 神戸洸哉; 金城はなか; 小林佑朔; 松田大聖; 村上瑞希; 坂口陸; 佐藤睦; 長崎瑛里; 池田和博; 高山賢一; 井上聡; 大月穣
    第82回日本癌学会学術集会 ポスター発表
  • Targeting FXYD3 positive cancer stem cells in radio-resistance
    山崎雅弘; 李梦嬌; 西村建徳; 高松繁行; 蒲田敏文; 上野将也; 平尾敦; 河野晋; 高橋智聡; 堀江公仁子; 池田和博; 井上聡; 後藤典子
    第82回日本癌学会学術総会 口頭発表(一般)
  • 高異型度漿液性卵巣がんにおける糖転移酵素POMGnT1の腫瘍促進因子としての役割
    竹岩俊彦; 今江理恵子; 萬谷博; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第82回日本癌学会学術集会 口頭発表(一般)
  • 呼吸鎖超複合体のライブイメージング法開発と筋肉機能向上・サルコペニア治療への応用
    竹岩俊彦; 東浩太郎; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第9回日本筋学会学術集会 口頭発表(一般)
  • [筋腱靭帯:骨を彩る筋・腱・靱帯シンポジウム] ミトコンドリア呼吸鎖超複合体と筋機能
    井上聡
    第41回日本骨代謝学会学術集会 口頭発表(一般)
  • アルツハイマー型認知症診断RNAバイオマーカーの探索に向けたストレス顆粒によるヒト神経細胞RNA代謝制御機構の解明
    佐藤薫; 高山賢一; 井上聡
    TOBIRA第11回研究交流フォーラム
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK不足と新規フレイル該当の関連
    東浩太郎; 井上聡
    東京骨関節フォーラム
  • 患者由来子宮体がん細胞のスーパーエンハンサー解析から抽出したcordon-bleu WH2 repeat protein-like 1のがん診断・治療における意義
    堀江公仁子; 岩渕英里奈; 池田和博; 渋谷祐介; 徳永英樹; 島田宗昭; 新谷大輔; 長谷川幸清; 鈴木貴; 井上聡
    第41回日本内分泌学会内分泌代謝学サマーセミナー ポスター発表
  • [学会賞受賞講演:臨床部門]前立腺癌の悪性化ならびに去勢抵抗性前立腺癌への進展に関わるバイオマーカーとなるDNA損傷応答関連遺伝子の同定
    大島将; 高山賢一; 木村直樹; 山田雄太; 久米春喜; 藤村哲也; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第42回学術大会 口頭発表(一般)
  • 難治性前立腺がんにおけるミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成因子COX7RPの役割とその上流転写因子のエストロゲン関連受容体ERRαによる発現制御機構
    池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第42回学術大会 ポスター発表
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK充足度と精神的フレイルの関連
    東浩太郎; 井上聡
    第65回日本老年医学会学術集会
  • [奨励賞受賞]ミトコンドリア呼吸鎖超複合体の生細胞FRETイメージング法開発とサルコペニア治療・筋肉抗老化への応用
    竹岩俊彦; 東浩太郎; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第46回日本基礎老化学会大会
  • [ワークショップ]自然免疫制御にかかわる ZCCHC3 と Efp/TRIM25 はトリプルネガティブ乳がんの新規診断・治療標的となる
    藤本章博; 池田和博; 竹岩俊彦; 木脇圭一; 川端英孝; 大崎昭彦; 堀江公仁子; 井上聡
    第24回ホルモンと癌研究会
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK充足度と認知機能低下の新規発生の関連:お達者研究
    東浩太郎; 大須賀洋祐; 小島成実; 笹井浩行; 井上聡
    第23回日本抗加齢医学会総会
  • [シンポジウム:感染と免疫とアンチエイジングのポプリ] 免疫と骨免疫に関わる新しい因子EBAG9  [招待講演]
    井上聡
    第23回日本抗加齢医学会総会
  • 去勢抵抗性前立腺癌の基礎と臨床  [招待講演]
    大日方大亮; 高橋悟; 井上聡
    第96回日本内分泌学会学術総会 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • アンドロゲン受容体の転写因子複合体とスーパーエンハンサー解析  [招待講演]
    高山賢一; 井上聡
    第96回日本内分泌学会学術総会 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体のエストロゲン受容体・関連受容体による制御とホルモン依存性がん  [招待講演]
    井上聡
    第96回日本内分泌学会学術総会 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • がん代謝を調節するミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成因子COX7RPの前立腺がんにおける役割とその核内受容体ERRαと転写共役因子PGC-1αによる発現制御機構
    池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第9回 がんと代謝研究会 in 松山
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体の生細胞FRETイメージングによる定量法の開発と筋疾患治療・予防法への応用  [通常講演]
    竹岩俊彦; 東浩太郎; 北見俊守; 堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    第21回日本ミトコンドリア学会年会 口頭発表(一般)
  • エストロゲン受容体陽性乳がんにおけるRNA結合蛋白質PSPC1の臨床的意義と作用メカニズムの解明
    竹岩俊彦; 池田和博; 鈴木貴; 佐藤航; 川端英孝; 堀江公仁子; 井上聡
    第30回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2023年02月 口頭発表(一般)
  • 骨芽細胞由来細胞における細胞特異的アンドロゲン受容体シグナルの探索
    高山賢一; 鈴木穣; 井上聡
    第30回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2023年02月 口頭発表(一般)
  • ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞におけるeCLIP-seq法を用いたストレス顆粒中核因子G3BP1およびG3BP2結合RNAの網羅的解析
    佐藤薫; 高山賢一; 井上聡
    第45回日本分子生物学会年会
  • エピゲノムおよびゲノム安定性を制御する核酸結合タンパク質を標的とした新たながん治療
    高山賢一; 井上聡
    第45回日本分子生物学会年会
  • 活性型エストロゲン受容体αを筋肉で発現するマウスは持久運動の延長を示す
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第45回日本分子生物学会年会
  • 泌尿器がんの三次元スフェロイド培養とその応用  [招待講演]
    井上聡
    第4回がん三次元培養研究会 2022年11月
  • 幹細胞性と相分離機構を標的としたがん病態メカニズムの解明・創薬および患者由来がん三次元培養モデルの応用  [招待講演]
    井上聡
    日本患者由来がんモデル学会2022学術集会
  • 患者由来トリプルネガティブ乳がん細胞においてEfpは細胞周期関連因子を標的として細胞増殖をもたらす
    佐藤 航; 池田和博; 後藤典子; 井上 聡; 堀江公仁子
    日本患者由来がんモデル学会2022学術集会
  • 患者由来がん細胞を用いた長鎖非コードRNAであるTMPO-AS1のトリプルネガティブ乳がんにおける機能解析
    池田和博; 佐藤航; 後藤典子; 堀江公仁子; 井上聡
    日本患者由来がんモデル学会2022学術集会
  • [優秀演題賞受賞]筋肉ミトコンドリアの呼吸鎖超複合体形成の可視・定量化に基づくサルコペニア未病への介入・予防法の開発
    竹岩俊彦; 東浩太郎; 北見俊守; 井上聡
    第29回日本未病学会学術総会
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体によるマウス個体レベルでの代謝調節  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第95回日本生化学会大会 口頭発表(一般)
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK充足度と新規フレイル該当の関連:お達者研究
    東浩太郎; 大須賀洋祐; 小島成実; 笹井浩行; 井上聡
  • RNA プロセッシング因子PSFの遺伝子発現制御機構を標的としたホルモン療法抵抗性がんの治療開発
    高山賢一; 井上聡
    第81回日本癌学会学術総会
  • PSPC1はESR1およびSCFD2遺伝子を転写後調節しエストロゲン受容体陽性乳がんの増殖を制御する
    竹岩俊彦; 池田和博; 鈴木貴; 佐藤航; 川端英孝; 堀江公仁子; 井上聡
    第81回日本癌学会学術総会
  • TRIM47とNR4A1の免疫染色性の組み合わせによる内分泌療法耐性乳がんの予測
    東浩太郎; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第81回日本癌学会学術総会 ポスター発表
  • Efpはトリプル陰性乳がん細胞の増殖と移動能を促進させる
    佐藤航; 池田和博; 後藤典子; 堀江公仁子; 井上聡
    第81回日本癌学会学術総会 口頭発表(一般)
  • 乳がん幹細胞とがん関連線維芽細胞における相互作用の解明
    竹内康人; 村山貴彦; 西村建徳; 柏村里沙; 松本寛加; 矢野正雄; 田辺真彦; 石川聡子; 太田哲生; 多田敬一郎; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡; 岡本康司; 東條有伸; 後藤典子
    第81回日本癌学会学術総会 ポスター発表
  • エストロゲン応答遺伝子Ebag9 欠損マウスにおける骨量低下とオートファジー制御
    東浩太郎; 池田和博; 柴祥子; 佐藤航; 堀江公仁子; 長谷川智; 網塚憲生; 田中伸哉; 井上聡
    第24回日本骨粗鬆症学会 ポスター発表
  • がん増殖・代謝を制御するミトコンドリア呼吸鎖超複合体の役割
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第8回がんと代謝研究会in佐渡
  • 患者由来淡明細胞腎がんモデルを用いて明らかにされた腫瘍促進・予後因子としてのNeuritin1の役割
    鎌田修平; 池田和博; 鈴木貴; 佐藤航; 北山沙知; 川上理; 市川智彦; 堀江公仁子; 井上聡
    第52回腎癌研究会 2022年07月
  • OCT1は乳がん患者の予後不良因子でありNCAPHを誘導し乳がん細胞の増殖を亢進する
    小倉拓也; 東浩太郎; 佐藤順一朗; 木脇圭一; 高山賢一; 竹岩俊彦; 川端英孝; 井上聡
    第30回 日本乳癌学会学術総会
  • ミトコンドリア代謝とアンチエイジング  [招待講演]
    井上聡
    第22回日本抗加齢医学会総会
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK充足度とフレイルの関連:お達者研究
    東浩太郎; 大須賀洋祐; 小島成実; 笹井 浩行; 金憲経; 井上聡
    第22回日本抗加齢医学会総会
  • RNA結合蛋白質PSPC1はSCFD2遺伝子の発現を転写後調節しエストロゲン受容体陽性乳がんの増殖および患者の予後不良に関わる
    竹岩俊彦; 池田和博; 鈴木貴; 佐藤航; 川端英孝; 堀江公仁子; 井上聡
    第23回ホルモンと癌研究会
  • 相分離機構を標的とした前立腺がんの新しい病態メカニズムの解明と創薬  [招待講演]
    井上聡
    日本アンドロロジー学会第41回学術大会
  • Ribonuclease H2 subunit AはR-loopならびにアンドロゲン受容体発現を制御し前立腺がんの去勢抵抗性獲得に関わる
    木村直樹; 高山賢一; 山田雄太; 久米春喜; 藤村哲也; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第41回学術大会
  • 前立腺癌におけるアンドロゲン受容体を中心とする転写因子ネットワークと制御機構
    高山賢一; 井上聡
    第95回日本内分泌学会学術総会
  • 子宮内膜がんにおける腫瘍増幅因子Efpの機能解析
    堀江公仁子; 池田和博; 佐藤航; 井上聡
    第95回日本内分泌学会学術総会
  • 認知症発症メカニズム解明に向けた性ホルモン関連RNA結合蛋白質群が担うシグナル制御機構の解析
    高山賢一; 井上聡
    第64回日本老年医学会学術集会
  • 患者由来細胞・移植モデルを活用した精巣がんシスプラチン耐性関連因子の探索
    北山沙知; 池田和博; 川上理; 井上聡; 堀江公仁子
    第31回泌尿器科分子・細胞研究会
  • 【研究奨励賞受賞】 2型糖尿病治療薬であるDPP4阻害薬は腎がんのチロシンキナーゼ阻害薬治療抵抗性を緩和する
    鎌田修平; 滑川剛史; 池田和博; 鈴木貴; 香川誠; 竹下英毅; 矢野晶大; 市川智彦; 堀江公仁子; 川上理; 井上聡
    第31回泌尿器科分子・細胞研究会
  • アルキル化剤で修飾した pyrrole-imidazole (PI) ポリアミドの前立腺がん細胞に対する抗腫瘍効果の検討
    船越大吾; 大日方大亮; 山本慎一郎; 高山賢一; 藤原恭子; 井上聡; 髙橋悟
    第31回泌尿器科分子・細胞研究会
  • 筋特異的活性型エストロゲン受容体の過剰発現はマウスの持続運動パフォーマンスを向上させる
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第29回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2022年02月
  • ステロイドホルモンと男性・女性がん  [招待講演]
    井上聡
    第29回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2022年02月
  • 神経由来細胞におけるアンドロゲン受容体による転写制御とそのシグナル解析
    高山賢一; 井上聡
    第29回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2022年02月
  • 精巣がん・腎がんの患者由来がん三次元培養・移植モデルと治療への応用
    井上聡
    患者由来がんモデル研究会2021
  • 多剤耐性去勢抵抗性前立腺癌に対するオクタマー転写因子(OCT1)標的薬剤の有効性検討
    大日方大亮; Lawrence M; Taylor R; Sandhu S; 藤原恭子; 高山賢一; 井上聡; 高橋悟; Risbridger G
    第109回日本泌尿器科学会総会
  • 多剤耐性去勢抵抗性前立腺癌におけるオクタマー転写因子(OCT1)による発現調節機構の検討
    大日方大亮; 高山賢一; Mitchell Lawrence; Renea Taylor; Shahneen Sandhu; 船越大吾; 藤原恭子; Gail Risbridger; 高橋悟; 井上聡
    第109回日本泌尿器科学会総会
  • アルキル化剤を修飾したpyrrole-imidazole (PI)ポリアミドの前立腺癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討
    船越大吾; 大日方大亮; 高山賢一; 藤原恭子; 井上聡; 高橋悟
    第109回日本泌尿器科学会総会
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体を介する代謝リモデリングとがん増殖
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第44回日本分子生物学会年会
  • 呼吸鎖超複合体の可視・定量化に基づくミトコンドリア機能促進化合物の同定
    東浩太郎; 竹岩俊彦; 池田和博; 井上聡
    第44回日本分子生物学会年会
  • 前立腺がんにおける病期特異的な遺伝子制御を支える相分離を介する転写複合体形成の促進機構
    高山賢一; 井上聡
    第44回日本分子生物学会年会
  • タンパク質複合体の機能と癌化
    伊藤敬; 井上聡
    第44回日本分子生物学会年会
  • 新たな3Dバイオロジーと組織解析テクノロジーを組み合わせたがん征圧への道
    井上聡
    第44回日本分子生物学会年会
  • ビタミンK の最近の話題,脳機能との関連  [招待講演]
    井上聡
    日本ビタミンK学会第73回大会
  • 呼吸鎖超複合体イメージング技術の開発による筋肉機能を向上させる新規化合物のハイスループット探索と応用
    竹岩俊彦; 東浩太郎; 井上聡
    第28回日本未病学会学術総会
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体と筋肉、健康長寿  [招待講演]
    井上聡
    第8回日本サルコペニア・フレイル学会大会
  • COX7RPミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成因子を軸とした子宮体がんにおける代謝変容の解明
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第94回日本生化学会大会
  • エストロゲン応答遺伝子Ebag9 欠損マウスにおける骨形成低下とオートファジー制御
    東浩太郎; 柴祥子; 池田和博; 佐藤航; 堀江公仁子; 田中伸哉; 井上聡
    第39回日本骨代謝学会学術集会
  • 骨・軟骨・筋肉におけるエストロゲンの役割  [招待講演]
    井上聡
    第23回日本骨粗鬆症学会 口頭発表(一般)
  • 腎がん患者由来がん細胞により腫瘍促進・予後因子としてNuritin1が見いだされた
    鎌田修平; 池田和博; 鈴木貴; 佐藤航; 北山沙知; 川上理; 市川智彦; 堀江公仁子; 井上聡
    第80回日本癌学会学術総会 ポスター発表
  • 患者由来がん培養・移植系を活用した精巣がん分子病態の解析と新規治療標的の探索  [招待講演]
    堀江公仁子; 北山沙知; 池田和博; 川上理; 井上聡
    第80回日本癌学会学術総会 口頭発表(招待・特別)
  • 去勢抵抗性AR陰性前立腺癌の進行に関わるOCT1標的遺伝子の同定
    大日方大亮; 高山賢一; 船越大吾; Mitchell Lawrence; Renea Taylor; Shahneen Sandhu、Gail Risbridger; 高橋悟; 井上聡
    第80回日本癌学会学術総会 口頭発表(一般)
  • TRIM47はPKCεを安定化し乳がんのタモキシフェン耐性に関わる
    東浩太郎; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第80回日本癌学会学術総会 口頭発表(一般)
  • 我が国における健康と栄養をめぐる諸問題「ビタミンKの最近のトピックス」  [招待講演]
    井上聡
    フォーラム2021:衛⽣薬学・環境トキシコロジー⽣命を衛る衛⽣薬学の知 2021年09月 口頭発表(招待・特別)
  • 乳がんにおけるタモキシフェン耐性予測因子TRIM47のNF-Bシグナル活性化
    東浩太郎; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第39回日本内分泌学会内分泌代謝学サマーセミナー 2021年07月 ポスター発表
  • 乳がんにおける増殖関連長鎖非コードRNAの機能解析と臨床応用
    堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    第39回日本内分泌学会内分泌代謝学サマーセミナー 2021年07月 ポスター発表
  • ホルモン感受性患者由来子宮内膜がん細胞の樹立に基づくエストロゲン応答遺伝子Efpの機能解析
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第39回日本内分泌学会内分泌代謝学サマーセミナー 2021年07月 ポスター発表
  • RNA結合蛋白質PSF/PSPC1/NONO(DBHS)ファミリーの乳がん病態における役割
    竹岩俊彦; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第22回ホルモンと癌研究会 2021年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 都市部在住高齢者におけるビタミンK充足度と認知機能の関連:お達者研究
    東浩太郎; 大須賀洋祐; 小島成実; 笹井浩行; 金憲経; 井上聡
    第21回日本抗加齢医学会総会 2021年06月 口頭発表(一般)
  • 患者由来腎がん三次元培養系に基づく難治腎がんの克服を目指した新規治療戦略の検討
    鎌田修平; 北山沙知; 池田和博; 鈴木貴; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 堀江公仁子; 井上聡
    第21回日本抗加齢医学会総会 2021年06月 口頭発表(一般)
  • 患者由来モデルを活用した精巣がんシスプラチン耐性メカニズムの探索と機能解析
    北山沙知; 池田和博; 川上理; 堀江公仁子; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第40回学術大会 2021年06月 口頭発表(一般)
  • FRET-based high-throughput screen identifies a compound that promotes mitochondrial function by respiratory chain supercomplex assembly.
    小林天美; 東浩太郎; 池田和博; 井上聡
    第44回日本基礎老化学会大会 2021年06月 口頭発表(一般)
  • マウス唾液腺老化における成体幹・前駆細胞の解析
    高松弘貴; 田中準一; 東浩太郎; 堅田凌悟; 石田尚子; 行森茜; 鯨岡聡子; 安原理佳; 井上聡; 美島健二
    第110回日本病理学会総会 2021年04月
  • OCT1標的遺伝子として同定したANLNとDLGAP5は前立腺癌患者の予後予測因子となり得る
    山本慎一郎; 大日方大亮; 高山賢一; 髙橋悟; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第39回学術大会 2021年01月 ポスター発表
  • 多剤耐性去勢抵抗性前立腺癌に対するオクタマー転写因子(OCT1)標的薬剤の有効性検討
    大日方大亮; Lawrence M; Taylor R; Sandhu S; 藤原恭子; 高山賢一; 井上聡; 高橋悟; Risbridger G
    第108回日本泌尿器科学会総会(JUA2020) 2020年12月 ポスター発表
  • 精巣がんに対する低酸素応答を標的とした新規治療戦略の開発と患者由来がん培養・移植の活用
    北山沙知; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第108回日本泌尿器科学会総会(JUA2020) 2020年12月 ポスター発表
  • 患者由来腎がん培養モデルを活用して見出したがん幹細胞様特性によるチロシンキナーゼ阻害薬への抵抗性の亢進
    鎌田修平; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第108回日本泌尿器科学会総会(JUA2020) 2020年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • エストロゲン応答遺伝子COX7RPはミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成を介してがん増殖を促進する
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第43回日本分子生物学会年会 2020年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • Long intergenic noncoding RNAであるOIN1はアポトーシスを抑制し、卵巣がんの増殖を促進する
    竹岩俊彦; 水戸部悠一; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第43回日本分子生物学会年会 2020年12月 ポスター発表
  • ポリエチレングリコール誘導体9bwは酸化的リン酸化を阻害して神経芽腫細胞の増殖を抑制する
    長崎(前岡)瑛里; 池田和博; 高山賢一; 平野隆幸; 石塚悦昭; 越永従道; 築根直哉; 高山忠輝; 井上聡; 藤原恭子
    第63回日本小児血液・がん学会学術集会 2020年11月 ポスター発表
  • ER陽性乳癌におけるRetinoic acid-inducible gene IおよびA20発現の免疫組織化学解析
    佐藤順一朗; 東浩太郎; 木脇圭一; 小倉拓也; 池田和博; 北川昌伸; 川端英孝; 井上聡
    第28回日本乳癌学会学術総会 2020年10月
  • OCT4 は前立腺癌におけるアンドロゲン受容体の核内流動性、機能を促進し幹細胞関連シグナルを制御する
    高山賢一; 鈴木穣; 井上聡
    第79回日本癌学会学術総会 2020年10月
  • 患者由来多剤耐性去勢抵抗性前立腺癌細胞における OCT1 の役割
    大日方大亮; 高山賢一; 鈴木穣; Lawrence M; Taylor R; Sandhu S; Risbridger G; 高橋悟; 井上聡
    第79回日本癌学会学術総会 2020年10月
  • ホルモン依存性乳癌における治療抵抗性の獲得と RNA 制御の役割
    川端英孝; 井上聡
    第79回日本癌学会学術総会 2020年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • アルキル化剤を修飾したピロールイミダゾールポリアミドの前立腺癌細胞に対する抗腫瘍効果の検討
    船越大吾; 大日方大亮; 高山賢一; 藤原恭子; 高橋悟; 井上聡
    第79回日本癌学会学術総会 2020年10月
  • がんステムネスを標的とする腎がん患者由来モデルを活用した治療戦略の検討
    鎌田修平; 池田和博; 堀江公仁子; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第20回日本抗加齢医学会総会 2020年09月
  • COX7RPのミトコンドリア呼吸鎖超複合体における役割
    井上聡
    第93回日本生化学会大会 2020年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 女性がんにおけるミトコンドリア機能
    井上聡
    第93回日本内分泌学会 2020年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 乳がん内分泌療法に対する耐性予測因子TRIM47によるNF-κBシグナル活性化
    東浩太郎; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第93回日本内分泌学会 2020年07月
  • 乳癌におけるretinoic acid-inducible gene Iの免疫組織化学的発現解析
    木脇圭一; 佐藤順一朗; 今村攻; 東浩太郎; 小倉拓也; 池田和博; 高澤豊; 川端英孝; 井上聡
    第109回日本病理学会総会 2020年07月
  • エストロゲン応答遺伝子Ebag9欠損マウスにおける骨脆弱化とその分子メカニズム
    東浩太郎; 柴祥子; 池田和博; 佐藤航; 堀江公仁子; 田中伸哉; 井上聡
    第40回日本骨形態計測学会 2020年06月
  • 老化に関わるミトコンドリア呼吸鎖超複合体の可視化とその応用
    小林天美; 東浩太郎; 大澤郁朗; 池田和博; 井上聡
    第43回日本基礎老化学会大会 2020年05月
  • 患者由来スフェロイド培養・移植モデルが明らかにした精巣がんにおける低酸素応答シグナル活性化とその標的因子
    北山沙知; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第20回関東ホルモンと癌研究会 2020年01月
  • 技術革新がもたらすがん治療難治性の理解克服にむけた新しい方向性
    堀江公仁子; 水戸部 悠一; 鈴木貴; 池田和博; 井上聡
    第42回日本分子生物学会年会 2019年12月
  • 治療抵抗性へ向かう前立腺がん核内転写複合体形成の統合的解析
    高山賢一; 鈴木穣; 井上聡
    第42回日本分子生物学会年会 2019年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • レビー小体型認知症とシヌクレインのスプライシング産物
    高松芳樹; 井上喜博; 和田涼子; 井上聡; 橋本款
    第42回日本分子生物学会年会 2019年12月
  • 生殖器がん患者由来スフェロイド培養・移植モデルの確立とその応用
    池田和博; 北山沙知; 滑川剛史; 柴祥子; 佐藤航; 堀江公仁子; 岡本康司; 矢野晶大; 川上理
    第3回がん三次元培養研究会 2019年11月
  • 三次元スフェロイド培養系を用いた患者由来腎がん幹細胞様細胞モデルの構築とスニチニブ抵抗性の解析
    鎌田修平; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第3回がん三次元培養研究会 2019年11月
  • 患者由来精巣がん細胞3次元培養系における低酸素応答シグナルの活性化
    北山沙知; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第3回がん三次元培養研究会 2019年11月
  • APPはアンドロゲン受容体およびRNA結合タンパク質PSFにより発現制御を受ける
    高山賢一; 井上聡
    第38回日本認知症学会学術集会 2019年11月
  • OCTファミリー転写因子による前立腺がん細胞内でのアンドロゲン受容体下流シグナル制御機構
    高山賢一; 鈴木譲; 井上聡
    第27回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2019年11月
  • 乳がん悪性化に関わるRNA結合タンパク質による転写後調節ダイナミクスの解明
    池田和博; 水戸部悠一; 飯野薫; 鈴木貴; 高山賢一; 堀江公仁子; 井上聡
    第27回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2019年11月
  • 免疫抑制因子EBAG9によるオートファジーの制御および欠損マウスにおける骨量減少  [通常講演]
    東浩太郎; 柴祥子; 池田和博; 佐藤航; 堀江公仁子; 田中伸哉; 井上聡
    第21回日本骨粗鬆症学会 2019年10月
  • An RNA-binding protein promotes breast cancer growth by posttranscriptional regulation of estrogen receptor.  [通常講演]
    井上聡
    EMBO Workshop RNP network dynamics in development and disease, Ljubljana, Slovenia 2019年09月
  • 複製因子 MCM10 は恒常的に DNA 複製ストレスにさらされる乳が ん幹細胞の維持に寄与する  [通常講演]
    村山貴彦; 山脇芳; 西村建徳; 矢野正雄; 笹原麻子; 小川利久; 多田敬一郎; 鐘巻将人; 井上聡; 岡本康司; 東條有伸; 後藤典子
    第78回日本癌学会学術総会 2019年09月
  • 乳がん患者検体由来三次元培養細胞とがん間質細胞の共培養系を用い たがん幹細胞ニッチシグナルの解析  [通常講演]
    後藤典子; 村山貴彦; 矢野正雄; 多田敬一郎; 池田和博; 岡本康司; 堀江公仁子; 井上聡; 東條有伸
    第78回日本癌学会学術総会 2019年09月
  • NONOは増殖関連遺伝子のRNAプロセシングを調節し乳がん増悪化をもたらす  [通常講演]
    飯野薫; 水戸部悠一; 池田和博; 鈴木貴; 高山賢一; 川端英孝; 堀江公仁子; 井上聡
    第78回日本癌学会学術総会 2019年09月
  • スフェロイド培養系による患者由来子宮体がん細胞の樹立と前臨床モデルへの応用  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第78回日本癌学会学術総会 2019年09月
  • 網羅的トランスクリプトーム解析による前立腺癌進展に関わる新規分子マーカーの同定  [通常講演]
    高山賢一; 鈴木豊; 藤村哲也; 井上聡
    第78回日本癌学会学術総会 2019年09月
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成は代謝制御を介してがん増殖能・低酸素抵抗性を促進させる  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第92回日本生化学会大会 2019年09月
  • Integrative study of genomic information and sequencing data defines functional estrogen-inducible enhancer RNAs in breast cancer.
    堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    日本バイオインフォマティクス学会 2019 年年会・第 8 回生命医薬情報学連合大会(IIBMP2019) 2019年09月
  • 子宮内膜がん患者由来細胞の樹立ならびにエストロゲン応答遺伝Efpを標的とするsiRNAの治療効果
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第11回日本RNAi研究会 2019年08月
  • 乳癌におけるRetinoic acid-inducible gene I (RIG-I)蛋白質の免疫組織化学的な発現解析
    佐藤順一朗; 東浩太郎; 木脇圭一; 小倉拓也; 池田和博; 藤井丈士; 北川昌伸; 川端英孝; 井上聡
    第27回日本乳癌学会学術総会 2019年07月
  • 「ゲノム・エピゲノム解析の進歩」乳がんにおける新しいホルモン作用メカニズムの解明  [通常講演]
    井上聡
    第27回日本乳癌学会学術総会 2019年07月
  • 乳がんにおける新規タモキシフェン耐性予測因子TRIM47のNF-Bシグナル活性化メカニズム  [通常講演]
    東浩太郎; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 井上聡
    第20回ホルモンと癌研究会 2019年06月
  • 患者由来がん培養・移植モデルの樹立と難治がん分子標的探索  [招待講演]
    井上聡
    第28回日本癌病態治療研究会 2019年06月
  • 患者由来精巣がん3次元培養系における低酸素シグナル制御による精巣がん新規治療法の探索  [通常講演]
    北山沙知; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第38回学術大会 2019年06月
  • ミトコンドリア代謝とアンチエイジング  [通常講演]
    井上聡
    第19回日本抗加齢医学会総会 2019年06月
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成因子の生体と病態における役割  [通常講演]
    井上聡
    第42回日本基礎老化学会大会 2019年06月
  • In situ visualization of mitochondrial respiratory chain supercomplex assembly using the fluorescence resonance energy transfer (FRET) technique  [通常講演]
    Kobayashi A; Azuma K; Ikeda K; Inoue S
    FASEB Summer Research Conference, The mitochondrial biogenesis and dynamics in health and disease conference, Palm Springs, California 2019年05月
  • 前立腺がんにおけるステロイドホルモンのクロストーク:新規治療標的の探索へ  [通常講演]
    井上聡
    第92回日本内分泌学会学術総会 2019年05月
  • 前立腺癌の進行に関わるアンドロゲン受容体と協調して機能する転写因子OCT1のシグナル解析  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第92回日本内分泌学会学術総会 2019年05月
  • 精巣がん患者由来培養・移植モデルの作製およびその細胞学的特徴の解析  [通常講演]
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第92回日本内分泌学会学術総会 2019年05月
  • 患者由来培養・移植モデルに基づく難治性膀胱がん幹細胞様細胞を標的とした新規診断・治療法の開発  [通常講演]
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第107回日本泌尿器学会総会 2019年04月
  • 患者由来がん細胞の三次元長期培養系による難治腎がんモデルの構築と病態メカニズムの解析  [通常講演]
    鎌田修平; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第107回日本泌尿器学会総会 2019年04月
  • Metastasis and hormonal regulation of spheroid culture cells established from endometrial cancer patients  [通常講演]
    Ikeda K; Shiba S; Okamoto K; Horie-Inoue K; Inoue S
    State-of-the-Art 3D Tissue Culture & Organoids 2019, Okinawa, Japan 2019年04月
  • RNA結合タンパク質NONOの乳がんにおける役割の解析  [通常講演]
    飯野薫; 水戸部悠一; 川端英孝; 鈴木貴; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    日本臨床腫瘍薬学会学術総会2019 2019年03月
  • Oncogenic roles of tripartite motif 25 in endometrial cancer  [通常講演]
    Horie-Inoue K; Satou W; Ikeda K; Inoue s
    ENDO2019, New Orlean, LA 2019年03月
  • Establishment of patient-derived cells and xenografts of endometrial cancer using a long-term culture based on spheroid formation  [通常講演]
    Inoue S; Shiba S; Ikeda K; Horie-Inoue K
    he 11th AACR-JCA Joint Conference on Breakthroughs in Cancer Research: Biology to Precision Medicine, Maui, HI, USA 2019年02月
  • アンドロゲン応答遺伝子TRIM36の前立腺がん細胞における機能解析  [通常講演]
    木村直樹; 高山賢一; 山田雄太; 藤村哲也; 高橋 悟; 久米春喜; 井上聡
    第28回泌尿器科分子・細胞学会 2019年02月
  • がん幹細胞様細胞の分子生物学的特徴を有する精巣がん患者由来培養・移植モデルの樹立とその臨床への応用  [通常講演]
    滑川剛史; 池田和博; 北山沙知; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第28回泌尿器科分子・細胞学会 2019年02月
  • 乳がんの病態におけるNONO蛋白質の役割  [通常講演]
    飯野薫; 水戸部悠一; 川端英孝; 鈴木貴; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第19回関東ホルモンと癌研究会 2019年01月
  • 筋⾁におけるミトコンドリアエネルギー代謝に作⽤するエストロゲンシグナルの解析  [通常講演]
    堀江公仁子; 池田和博; 井 咲樹; 井上聡
    脳⼼⾎管抗加齢研究会2018 2018年12月
  • アンドロゲン応答遺伝子TRIM36の前立腺がんにおける役割  [通常講演]
    木村直樹; 山田雄太; 高山賢一; 藤村哲也; 高橋悟; 久米春喜; 井上聡
    第34回前立腺シンポジウム 2018年12月
  • 微小管安定化剤は変異型α-シヌクレインにより減少したTrap1の遺伝子発現を個体レベルで回復させる  [通常講演]
    高松 芳樹; 井上 喜博; 和田 涼子; 井上 聡; 橋本 款
    第41回日本分子生物学会年会 2018年11月
  • 統合的ゲノム解析により同定されたアンドロゲン受容体標的遺伝子COBLL1を介した前立腺癌の悪性化機構の同定  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第41回日本分子生物学会年会 2018年11月
  • 子宮内膜がんにおけるミトコンドリア呼吸鎖超複合体の役割と患者由来三次元培養モデルを用いた解析  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第41回日本分子生物学会年会 2018年11月
  • 精巣がん患者由来培養・移植モデルの作製およびその細胞学的特徴と薬剤反応性の解析  [通常講演]
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第2回がん三次元培養研究会 2018年11月
  • 患者由来子宮内膜がん三次元スフェロイド培養とマウス移植モデルの確立およびそのホルモン・薬剤反応性の解析  [通常講演]
    柴祥子; 池田和博; 鈴木貴; 堀江公仁子; 新谷大輔; 岡本康司; 長谷川幸清; 井上聡
    第2回がん三次元培養研究会 2018年11月
  • 三次元スフェロイド培養系における患者由来腎がん細胞の遺伝子発現プロファイルと薬剤反応性の解析  [通常講演]
    鎌田修平; 滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第2回がん三次元培養研究会 2018年11月
  • 泌尿器科がん・婦人科がんの三次元培養  [通常講演]
    井上聡
    第2回がん三次元培養研究会 2018年11月
  • 女性ホルモンに応答する患者由来子宮内膜がん培養・移植モデルの確立とそのメカニズムの解析  [通常講演]
    柴祥子; 池田和博; 鈴木貴; 新谷大輔; 岡本康司; 堀江公仁子; 長谷川幸清; 井上 聡
    第26回日本ステロイドホルモン学会学術総会 2018年11月
  • 前立腺がんにおけるホルモン療法とその耐性獲得のメカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第26回日本ステロイドホルモン学会学術総会 2018年11月
  • Crosstalk of AR with transcriptional collaborators.:Potential therapeutic targets.  [通常講演]
    Obinata D; Takayama K; Lawrence M; Taylor R; Shandhu S; Fujiwara K; Risbridger G; Inoue S; Takahashi S
    17th International Prostate Forum, Tokyo 2018年10月
  • アンドロゲン受容体(AR)活性増強因子の去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)における役割  [通常講演]
    大日方大亮; 高山賢一; 藤原恭子; 山本慎一郎; 高田将吾; 芦苅大作; 井上聡; 高橋悟
    第83回日本泌尿器科学会東部総会 2018年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • Estrogen stimulates mitochondrial energy production in muscle cells andexercise endurance in female mice  [通常講演]
    Ikeda K; Horie-Inoue K; Inoue S
    EMBO Workshop Nuclear Receptors and Biological Networks 2018, Kolymbari, Crete, Greece 2018年09月
  • 膀胱がん患者由来細胞と異種移植モデルの樹立およびがん幹細胞様の特性を標的とした治療法  [通常講演]
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第77回日本癌学会 2018年09月
  • エストロゲン誘導性長鎖非コードRNAはエストロゲン経路を亢進することによって乳がんの進展に関わる  [通常講演]
    水戸部悠一; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 井上聡
    第77回日本癌学会 2018年09月
  • アンドロゲン応答遺伝子G3BP2による前立腺癌におけるp53活性の制御メカニズム  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第77回日本癌学会 2018年09月
  • 先端技術が解き明かすミトコンドリアワールドの新展開] ミトコンドリア呼吸鎖超複合体の生体機能  [通常講演]
    井上聡
    第91回日本生化学会大会 2018年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • エストロゲン応答シグナルを介した筋芽細胞系におけるミトコンドリアの制御
    池田和博; 長井咲樹; 堀江公仁子; 長澤さや; 楊久榮; 竹田省; 井上聡
    日本筋学会第4回学術集会 2018年08月
  • 性ホルモンと筋 骨格系  [通常講演]
    井上聡
    第36回日本骨代謝学会学術集会 2018年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Exploration of novel therapeutic targets for prostate cancer.  [招待講演]
    井上聡
    4th Congress on Steroid Research 2018, Seoul, Korea 2018年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • エストロゲン応答遺伝子Ebag9欠損マウスにおける骨量減少
    東浩太郎; 柴祥子; 池田和博; 佐藤航; 堀江 公仁子; 田中伸哉; 井上聡
    第4回日本骨免疫学会 2018年06月
  • 去勢抵抗性前立腺癌におけるアンドロゲン受容体協調因子OCT1の新規作用標的の同定
    高山賢一; 山本慎一郎; 大日方大亮; 藤原恭子; 芦苅大作; 高橋悟; 鈴木穣; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第37回学術大会 2018年06月
  • 患者由来精巣がん細胞および動物移植モデルの樹立とがん幹細胞様特性に関わる遺伝子の検索
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木貴; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第37回学術大会 2018年06月
  • 前立腺がんにおけるホルモン応答と治療抵抗性獲得のメカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第19回ホルモンと癌研究会 2018年06月 口頭発表(招待・特別)
  • エクソソームを介するEBAG9の伝達は免疫細胞の細胞傷害性を抑制し前立腺がん細胞の免疫系からの回避を引き起こす  [通常講演]
    池田和博; 佐藤航; 堀江公仁子; 井上聡
    第19回ホルモンと癌研究会 2018年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 患者由来子宮内膜がん三次元培養とPatient-Derived Xenograft(PDX)モデルの樹立  [通常講演]
    柴祥子; 池田和博; 鈴木貴; 新谷大輔; 岡本康司; 堀江公仁子; 長谷川幸清; 井上聡
    第19回ホルモンと癌研究会 2018年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 乳癌の悪性化に関わるTRIM44の標的因子の探索と同定
    川端英孝; 東浩太朗; 池田和博; 杉谷郁子; 木脇圭一; 藤井丈士; 大崎昭彦; 佐伯俊昭; 堀江公仁子; 井上聡
    第26回日本乳癌学会学術総会 2018年05月
  • エストロゲン、筋肉とミトコンドリア呼吸鎖超複合体および代謝  [通常講演]
    井上聡
    第61回日本糖尿病学会 2018年05月
  • 患者由来精巣がんマウス移植PDXモデルの樹立とがん幹細胞様特性に関わる遺伝子の同定
    滑川剛史; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第18回関東ホルモンと癌研究会 2018年01月
  • 宮内膜がんにおける治療標的としてのエストロゲン応答遺伝子Efpとその細胞内シグナル制御
    佐藤航; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第18回関東ホルモンと癌研究会 2018年01月
  • エスロトゲンの筋骨格系への作用メカニズムとロコモティブ症候群  [招待講演]
    井上聡
    第11回日本性差医学・医療学会学術集会 2018年01月 口頭発表(招待・特別)
  • 呼吸鎖超複合体形成促進因子COX7RPの欠如は肝臓でのATP産生を低下させ、血糖を降下させる
    堀江公仁子; 柴祥子; 池田和博; 井上聡
    脳心血管抗加齢研究会2017 2017年12月
  • 患者由来膀胱がん3次元培養系細胞における増殖・スフェロイド形成に促進的に作用する遺伝子の同定と機能解析
    滑川剛; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 市川智彦; 矢野晶大; 川上理; 井上聡
    第1回がん三次元培養研究会 2017年12月
  • ミトコンドリア呼吸鎖超複合体形成と筋肉、褐色脂肪ならびに糖代謝  [通常講演]
    井上聡
    第40回日本分子生物学会年会 2017年12月
  • エストロゲン受容体シグナルに関連し治療抵抗性乳がんの病態に関わる長鎖非コードRNA  [通常講演]
    堀江公仁子; 水戸部悠一; 池田和博; 井上聡
    第40回日本分子生物学会年会 2017年12月
  • ホルモン依存性がんにおけるミトコンドリア呼吸鎖超複合体と代謝の制御メカニズム  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第40回日本分子生物学会年会 2017年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • miRNA, lncRNAおよびRNA結合タンパク質を介するアンドロゲン受容体シグナルの新規制御メカニズム  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第40回日本分子生物学会年会 2017年12月
  • 乳がんの増殖と生存に関わるエストロゲン応答性長鎖非コードRNAの役割
    水戸部悠一; 堀江公仁子; 池田和博; 高木清司; 鈴木貴; 井上聡
    第25回ステロイドホルモン学会学術集会 2017年11月
  • 骨格筋のミトコンドリア機能制御におけるエストロゲンの役割
    池田和博; 長井咲樹; 堀江公仁子; 長澤さや; 竹田省; 井上聡
    第25回ステロイドホルモン学会学術集会 2017年11月
  • 女性ホルモンと筋肉・ロコモティブシンドローム  [通常講演]
    井上聡
    第7回運動器抗加齢医学研究会 2017年11月
  • 前立腺がんとアンドロゲン:がん増殖と悪性化におけるシグナルネットワーク  [通常講演]
    井上聡
    第25回ステロイドホルモン学会学術集会 2017年11月 口頭発表(招待・特別)
  • ブルーネイティブ電気泳動によるミトコンドリア呼吸鎖複合体の解析:スーパー複合体形成促進因子COX7RPの解析を中心として  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第68回日本電気泳動学会総会 2017年11月
  • 新規多剤耐性去勢抵抗性前立腺癌細胞の樹立
    大日方大亮; Mitchell Lawrence; Shahneen Sandhu; Luke Selth; 高山賢一; 藤原恭子; 井上聡、Gail Risbridger; 高橋悟
    第三回日本泌尿器腫瘍学会 2017年10月
  • エキソソームを介するEBAG9によるがんの免疫逃避
    Ikeda K; Miyazaki T; Horie-Inoue K; Inoue S
    第76回日本癌学会学術総会 2017年09月
  • 蛋白質の発現増加は乳癌のタモキシフェン耐性に関する新たな予後因子となりうる
    Azuma K; Ikeda K; Suzuki T; Osaki A; Saeki T; Horie K; Inoue S
    第76回日本癌学会学術総会 2017年09月
  • 乳がんにおけるTRIM44の発現は細胞の増殖と運動能にかかわる新規予後因子である
    Kawabata H; Azuma K; Ikeda K; Sugitani I; Osaki A; Saeki T; Horie K; Inoue S
    第76回日本癌学会学術総会 2017年09月
  • Targeting genomic bindings of androgen-receptor collaborating factors for prostate cancer therapy.  [招待講演]
    井上聡
    3nd International Conference on Translational Research: Applications in Human Health and Agriculture. Amity University, Kolkata, India 2017年09月 口頭発表(招待・特別)
  • 筋肉組織・細胞におけるエストロゲンの作用に関するマイクロアレイを用いた解析
    長井咲樹; 池田和博; 堀江公仁子; 長澤さや; 竹田省; 井上聡
    日本筋学会第3回学術集会 2017年08月
  • 呼吸鎖超複合体形成はがん増殖能・低酸素抵抗性を促進させる
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第5回がんと代謝研究会 2017年07月
  • 網羅的なタンパク質複合体解析による新規前立腺癌予後因子G3BP2が介するアンドロゲン依存的なp53翻訳後修飾機構の同定
    高山賢一; 田中知明; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第36回学術大会 2017年06月
  • Identification of hormone-dependent lncRNAs that mediate estrogen signaling pathway in breast cancer.  [通常講演]
    Ikeda K; Mitobe Y; Horie K; Inoue S
    The 43rd Naito Conference, Noncoding RNA : Biology, Chemistry, & Diseases. CHÂTERAISÉ Gateaux Kingdom SAPPORO 2017年06月
  • RNAシーケンスによって明らかにされた卵巣がん臨床検体のサブタイプ特異的遺伝子プロファイル
    長澤さや; 池田和博; 堀江公仁子; 長谷川幸清; 竹田省; 井上聡
    第18回ホルモンと癌研究会 2017年06月
  • 「ビタミン・バイオファクターでアンチエイジング」ビタミン K とロコモティブ症候群  [通常講演]
    井上聡
    第69回日本ビタミン学会 2017年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 未分化骨芽細胞における新規エストロゲン応答遺伝子Tmem86aの機能解析
    東 浩太郎; 山賀 亮之助; 堀江 公仁子; 井上 聡
    第17回日本抗加齢医学会総会 2017年06月
  • 「ホルモン経路における遺伝子発現制御のフロンテア」アンドロゲンを介した遺伝子発現制御とシグナルカスケード;RNAを介した新しい発現制御システム  [通常講演]
    井上聡
    第90回日本内分泌学会 2017年04月
  • エストロゲンによって誘導され乳がん細胞の増殖・生存を制御する長鎖非コードRNAの同定
    水戸部悠一; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第17回関東ホルモンと癌研究会 2017年01月
  • アンドロゲン作用プログラムを制御する新しい分子機構の解明;CRPCモデルにおけるアンドロゲンシグナリングの解析  [通常講演]
    井上聡
    第19回UTPシンポジウム 2017年01月
  • 脈絡膜血管新生モデルにおける遺伝子発現ネットワーク
    脳心血管抗加齢研究会2016 2016年12月
  • エストロゲンは骨格筋におけるエネルギー代謝関連遺伝子の発現を調節し生体での運動持続能を向上させる
    池田和博; 長井咲樹; 堀江公仁子; 長澤さや; 竹田省; 井上聡
    第24回日本ステロイドホルモン学会 2016年12月
  • shRNAスクリーニングとシーケンス技術によるホルモン不応性がん関連のコード・非コードRNAの同定  [通常講演]
    堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    第39回日本分子生物学会年会 2016年11月
  • Exploration of new therapeutic strategies for sex hormone dependent cancers  [通常講演]
    井上聡
    第14回 RCGMフロンティア国際シンポジウム 2016年11月
  • 女性ホルモンと筋肉・サルコペニア・ロコモティブ症候群  [通常講演]
    井上聡
    公益財団法人 三越厚生事業団 第44回医学研究受賞記念講演 2016年11月
  • アンドロゲン応答性long non-coding RNAとして同定したSOCS2-AS1は前立腺癌におけるアンドロゲンシグナルを促進しアポトーシスを抑制する
    高山賢一; 三沢彩; 井上聡
    第75日本癌学会学術集会 2016年10月
  • ミトコンドリア呼吸鎖複合体の形成促進因子である COX7RP は糖新生を調節する
    柴祥子; 池田和博; 堀江公仁子; 中山哲俊; 田中知明; 井上聡
    第89日本生化学会大会 2016年09月
  • マウスの運動持続能と骨格筋におけるエストロゲンの役割の解析
    長井咲樹; 池田和博; 堀江公仁子; 竹田省; 井上聡
    第2回日本筋学会学術集会 2016年08月
  • ミトコンドリア超複合体形成と筋肉、褐色脂肪  [通常講演]
    井上聡
    第2回日本筋学会学術集会 2016年08月
  • 血清オステオカルシン低値は糖尿病発症の独立した危険因子である
    浦野友彦; 白木正孝; 黒田龍彦; 田中司朗; 上西一弘; 井上聡
    第34回日本骨代謝学会学術集会 2016年07月
  • エストロゲン応答遺伝子EBAG9欠損マウスは骨密度の低下と細胞傷害性T細胞の活性化を呈する  [通常講演]
    柴祥子; 池田和博; 井上聡
    第34回日本骨代謝学会学術集会 2016年07月
  • エクソソームを介してがんの免疫エスケープを引き起こすEBAG9の新しい作用メカニズムと骨における役割  [通常講演]
    井上聡; 柴祥子; 池田和博; 宮崎利明; 東浩太郎; 田中伸哉; 堀江公仁子
    第2回日本骨免疫学会 2016年07月
  • アンドロゲン応答性long non-coding RNAとして同定したSOCS2-AS1を介する新たなアポトーシス制御機構の解明
    高山賢一; 三沢彩; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第35回学術大会 2016年06月
  • 乳癌予後予測因子としてのTRIM44の役割
    川端英孝; 池田和博; 東浩太郎; 杉谷郁子; 木脇圭一; 藤井丈士; 大崎昭彦; 佐伯俊昭; 堀江公仁子; 井上聡
    第17回ホルモンと癌研究会 2016年06月
  • 核内受容体SXR/PXRおよび新規応答遺伝子Fam20aを介するビタミンKの関節軟骨に対するアンチエイジング作用
    東浩太郎; 井上聡
    第16回日本抗加齢医学会総会 2016年06月
  • 加齢に伴う体重減少に対して骨粗鬆症治療薬が及ぼす影響
    浦野友彦; 白木正孝; 黒田龍彦; 田中司朗; 上西一弘; 井上聡
    第58回日本老年医学会学術集会 2016年06月
  • miRNAによるDNA修飾の変化を介したFOXA1およびアンドロゲン受容体の機能制御
    高山賢一; 井上聡
    第89回日本内分泌学会学術総会 2016年04月
  • 前立腺癌におけるp53制御を担う新たなアンドロゲン作用メカニズム
    芦苅大作; 高山賢一; 浦野友彦; 高橋悟; 井上聡
    第89回日本内分泌学会学術総会 2016年04月
  • 性ホルモン作用プログラムを制御する新しい分子メカニズムとその破綻  [通常講演]
    井上聡
    第16回関東ホルモンと癌研究会 2016年01月
  • エストロゲン応答遺伝子Efpは子宮内膜がんの治療標的となる
    池田和博; 佐藤航; 堀江公仁子; 井上聡
    第23回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2016年01月
  • ホルモン依存性がんにおける長鎖非コードRNAの役割
    堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    第38回日本分子生物学会年会 2015年12月
  • 機能的スクリーニングを用いたホルモン依存性がんの内分泌療法耐性に関わるシグナル分子の解明
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第38回日本分子生物学会年会 2015年12月
  • ビタミンKの医学と生物学  [通常講演]
    井上聡
    長崎医学会講演会 2015年10月
  • 長鎖ならびに短鎖非コードRNAによるアンドロゲンのがんエピゲノム制御メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第74回日本癌学会学術総会 2015年10月
  • アンドロゲンシグナルの分子メカニズムと去勢抵抗性前立腺癌に対する治療戦略  [通常講演]
    井上聡
    第74回日本癌学会学術総会 2015年10月
  • Roles of a mitochondrial respiratory supercomplex assembly factor in muscle, bone and cancer metabolism.  [通常講演]
    井上聡
    Asian Aging Core for Longevity, 2006-2015 10 years and beyond: Japan-Korea Joint Conference on Genes, Metabolism, and Neurodegeneration, Osaka, Japan. 2015年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 5年間の選択的エストロゲン受容体モジュレーター治療が体格に与える影響
    浦野友彦; 白木正孝; 田中司朗; 黒田龍彦; 井上聡
    第17回日本骨粗鬆症学会 2015年09月
  • 子宮体癌におけるmicroRNAの発現プロファイルおよび機能解析
    太田奈月; 池田和博; 堀江公仁子; 長谷川幸清; 竹田省; 井上聡
    第7回日本RNAi研究会 2015年08月
  • 乳がん細胞におけるタモキシフェン耐性に関わる遺伝子のshRNAライブラリを用いた機能的スクリーニング
    奥村俊之; 池田和博; 宮崎利明; 氏平崇文; 山賀亮之介; 佐藤航; 堀江公仁子; 岡本康司; 竹田省; 井上聡
    第16回ホルモンと癌研究会 2015年07月
  • 子宮内膜癌細胞株におけるmicroRNAの発現プロファイル解析
    太田奈月; 池田和博; 堀江公仁子; 長谷川幸清; 竹田省; 井上聡
    日本内分泌学会第33回内分泌代謝学サマーセミナー 2015年07月
  • Regulation of bone and glucose metabolism by vitamin K-dependent gamma-glutamil carboxylase, GGCX.  [招待講演]
    井上聡
    FASEB, Molocular, structural & clinical aspects of vitamin K & vitamin K-dependent protein, Chicago, IL, USA. 2015年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • アンドロゲン受容体による転写プログラムを制御する新しいエピゲノム作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第67回日本細胞生物学会 2015年06月
  • Androgen-responsive long noncoding RNA CTBP1-AS promotes prostate cancer
    Takayama K; Horie-Inoue K; Katayama S; Suzuki T; Tsutsumi S; Ikeda K; Urano T; Fujimura T; Takagi K; Takahashi S; Homma Y; Ouchi Y; Aburatani H; Hayashizaki Y; Inoue S
    日本アンドロロジー学会第34回学術大会 2015年06月
  • 前立腺がん細胞の抗アンドロゲン治療薬に対する抵抗性獲得に関与するリボソーム蛋白の同定と癌抑制遺伝子p53の制御
    池田和博; 奥村俊之; 丸山洋二郎; 宮崎利明; 佐藤航; 堀江公仁子; 岡本康司; 竹田省; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第34回学術大会 2015年06月
  • エクソソームを介して前立腺がんのがん免疫エスケープと上皮間葉移行を引き起こすEBAG9の二つの新しい作用メカニズム
    宮崎利明; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第34回学術大会 2015年06月
  • ChIP-sequence法を用いたゲノムワイドでのアンドロゲン受容体転写制御機構の解析
    高山賢一; 大内尉義; 井上聡
    第57回日本老年医学会学術集会 2015年06月
  • ホルモン応答性長鎖非コードRNAの同定・機能の解明と抗加齢医学への応用  [通常講演]
    堀江公仁子; 井上聡
    第15回日本抗加齢医学会総会 2015年05月
  • 新規アンドロゲン応答遺伝子G3BP2を介した前立腺癌における治療抵抗性獲得機序の解明
    芦苅大作; 高山賢一; 浦野友彦; 大日方大亮; 井上聡; 高橋悟
    第103回日本泌尿器科学会総会 2015年04月
  • Non-coding RNA regulation of prostate cancer growth.  [招待講演]
    井上聡
    ENDO 2015, San Deigo, CA, USA. 2015年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 新規アンドロゲン応答遺伝子G3BP2によるドセタキセル抵抗性及び去勢抵抗性前立腺癌への進展メカニズムの解析
    芦苅大作; 高山賢一; 大日方大亮; 浦野友彦; 井上聡; 高橋悟
    第24回泌尿器科分子・細胞研究会 2015年02月
  • アンドロゲン受容体による転写プログラムの統合的解析により同定された新たなエピジェネティック制御機構
    高山賢一; 井上聡
    第37回日本分子生物学会年会 2014年11月
  • 乳がん細胞の内分泌療法耐性に関わるマイクロRNAとその標的の探索ならびに機能解析
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第37回日本分子生物学会年会 2014年11月
  • ゲノムワイド解析から捉える老年病と運動器の老化を制御する分子機構  [通常講演]
    浦野友彦; 井上聡
    第37回日本分子生物学会年会 2014年11月
  • 乳がんの病態進行にかかわるアンチセンス長鎖非コードRNA の同定と機能解析
    堀江公仁子; 池田和博; 井上聡
    第22回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2014年11月
  • エストロゲン応答遺伝子COX7RPの骨における生体機能
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第22回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2014年11月
  • COX7RPは動物個体レベルで糖・脂質代謝を調節する
    柴祥子; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第87日本生化学会大会 2014年10月
  • ホルモンに応答してがん増殖に関わる非コードRNAのエピゲノム制御メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第87日本生化学会大会 2014年10月
  • ゲノム医学アプローチによる前立腺癌におけるアンドロゲン受容体転写ネットワークの解明
    高山賢一; 井上聡
    第73回日本癌学会学術総会 2014年09月
  • アンドロゲン応答性の脂質代謝酵素ACSL3 は去勢抵抗性前立腺がんの増殖に関与する
    右田敏郎; 高山賢一; 大日方大亮; 池田和貴; 浦野友彦; 高橋悟; 曽我朋義; 井上聡
    第73回日本癌学会学術総会 2014年09月
  • 乳癌組織におけるTransforming acidic coiled-coil-containing protein 2 (TACC2)の免疫局在
    小野寺好明; 高木清司; 三木康宏; 中村保宏; 渡辺みか; 石田孝宣; 笹野公伸; 井上聡; 鈴木貴
    第73回日本癌学会学術総会 2014年09月
  • ミトコンドリア分子GLS2 のヒトES/iPS 細胞におけるグルタミン代謝を介した幹細胞制御機構
    鈴木佐和子; 池田和博; 井上聡; 鈴木穣; 菅野純夫; 横手幸太郎; 田中知明
    第73回日本癌学会学術総会 2014年09月
  • アンドロゲンにより制御される長鎖非コードRNAを介した前立腺癌における腫瘍増殖促進機構の解明  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第73回日本癌学会学術総会 2014年09月
  • 非コードRNAによる前立腺がん増殖の制御メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第6回日本RNAi研究会 2014年08月
  • 骨芽細胞におけるビタミンK依存性γ-グルタミルカルボキシラーゼは骨代謝と糖代謝を制御する
    柴祥子; 東浩太郎; 長谷川智香; 池田和博; 堀江公仁子; 網塚憲生; 井上聡
    第32回日本骨代謝学会学術集会 2014年07月
  • ビタミンK依存性γ-グルタミルカルボキシラーゼの骨芽細胞における役割
    柴祥子; 東浩太郎; 池田和博; 浦野友彦; 堀江公仁子; 井上聡
    第14回東京骨関節フォーラム 2014年07月
  • 宿主側のEBAG9は免疫調節因子として腫瘍増殖と転移を制御する
    宮崎利明; 池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第23回日本がん転移学会学術集会・総会 2014年07月
  • 前立腺がん細胞の抗アンドロゲン薬耐性に関わる遺伝子RPL31
    池田和博; 丸山洋二郎; 宮崎利明; 堀江公仁子; 井上聡
    第15回ホルモンと癌研究会 2014年07月
  • 乳癌細胞におけるタモキシフェン耐性獲得に関与するマイクロRNAの機能的スクリーニングとその標的遺伝子CLTCの同定
    氏平崇文; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 竹田省; 井上聡
    第15回ホルモンと癌研究会 2014年07月
  • ゲノムワイド解析によるアンチエイジング医学関連遺伝子の探索と同定  [通常講演]
    浦野友彦; 井上聡
    第14回日本抗加齢医学会総会 2014年06月
  • Genome-wide analysis of androgen signaling in prostate cancer.  [招待講演]
    井上聡
    Oslo Prostate Cancer Symposium, Prostate Cancer – From Bench to the Clinic, Oslo, Norway. 2014年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ChIP-sequence法の活用による前立腺癌細胞における新たなアンドロゲン受容体シグナルの同定
    芦苅大作; 高山賢一; 浦野友彦; 大日方大亮; 井上聡; 高橋悟
    第102回日本泌尿器科学会総会 2014年04月
  • 前立腺がん細胞における抗アンドロゲン薬耐性に関わる遺伝子RPL31の機能スクリーニングによる同定
    丸山洋二郎; 宮崎利明; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 氏平崇文; 竹田省; 井上聡
    第87回日本内分泌学会学術総会 2014年04月
  • ピロール・イミダゾール・ポリアミド(PIP)を用いた前立腺癌関連融合遺伝子の発現抑制法の検討
    藤原恭子; 大日方大亮; 伊藤亜希子; 高山賢一; 浦野友彦; 井上聡; 相馬正義; 高橋悟; 永瀬浩喜; 福田昇
    第87回日本内分泌学会学術総会 2014年04月
  • ロコモティブ症候群とアンチエイジング  [通常講演]
    井上聡
    第151回備後整形外科医会講演会 2014年04月
  • 転写協調因子を抑制することにより脂質代謝遺伝子を標的とする前立腺癌新規治療薬の開発
    大日方大亮; 高山賢一; 藤原恭子; 伊藤亜希子; 芦苅大作; 村田保貴; 浦野友彦; 福田昇; 井上聡; 高橋悟
    第23回泌尿器科分子・細胞研究会 2014年03月
  • ミトコンドリア呼吸鎖スーパー複合体形成因子COX7RPの骨における役割
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第1回臨床骨ネットワーク研究会 2014年03月
  • エストロゲン応答遺伝子COX7RPは乳癌、子宮内膜癌の増殖を制御する
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第14回関東ホルモンと癌研究会 2014年02月
  • shRNAライブラリーを用いた機能的スクリーニングによる前立腺がんのビカルタミド耐性化に関わる新規遺伝子の探索
    丸山洋二郎; 宮崎利明; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 竹田省; 井上聡
    第14回関東ホルモンと癌研究会 2014年02月
  • 乳癌細胞におけるホルモン治療薬耐性獲得に関与するマイクロRNAの機能的探索
    氏平崇文; 池田和博; 堀江公仁子; 岡本康司; 竹田省; 井上聡
    第14回関東ホルモンと癌研究会 2014年02月
  • 鎖ノンコーディングRNAとその作用メカニズムを標的としたがん治療  [通常講演]
    井上聡
    第9回TRワークショップ 2014年01月
  • アンドロゲン応答性長鎖非コードRNAを介するホルモン依存性腫瘍増殖機構の解明  [通常講演]
    井上聡
    第36回日本分子生物学会年会 2013年12月
  • がん細胞におけるノンコードRNA発現プロファイルの解析とエストロゲン応答シグナルにおける機能  [通常講演]
    池田和博; 堀江公仁子; 井上聡
    第36回日本分子生物学会年会 2013年12月
  • ステロイドホルモン受容体の転写調節メカニズムと標的遺伝子ネットワーク  [通常講演]
    井上聡
    第21回ステロイドホルモン学会学術集会 2013年11月
  • Roles of estrogen-responsive gene COX7RP, a critical factor for the formation of mitochondrial respiratory supercomplexes, in muscle and cancer metabolism.  [招待講演]
    井上聡
    Cold Spring Habor-Asia, Nuclear Receptors and Diseases, Suzhou, China. 2013年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • アンドロゲン応答性アンチセンス長鎖非コードRNAによる前立腺がん増殖のエピゲノム制御  [通常講演]
    井上聡
    第72回日本癌学会学術総会 2013年10月
  • COX7RP is a critical factor for the formation of mitochondrial respiratory supercomplexes and for the maintenance of muscular and bone strength.  [招待講演]
    井上聡
    Asian Aging Core for Longevity, Asian Aging 2013: Japan-Korea Joint Conference on Genes, Metabolism, and Neurodegeneration, Kyoto, Japan. 2013年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 長鎖非コードRNAによる前立腺がんのエピゲノム制御  [通常講演]
    高山賢一; 井上聡
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • 顕著な増殖と進展を示す乳がん細胞株の作製とExomeシーケンスを用いた遺伝的解析  [通常講演]
    山賀亮之介; 池田和博; 堀江公仁子; 鈴木穣; 井上聡
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • 乳がん細胞のエストロゲン受容体シグナルにおけるフォークヘッド転写因子FOXA1およびFOXP1の異なる転写調節作用  [通常講演]
    堀江公仁子; 伊地知暢広; 池田和博; 大石貴史; 井上聡
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • 宿主側因子による腫瘍増殖・転移の制御  [通常講演]
    井上聡
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • 骨転移を有する前立腺癌の臨床再燃、癌特異的生存をアンドロゲン、エストロゲンシグナルおよび幹細胞マーカーの遺伝子発現にて予測する  [通常講演]
    藤村哲也; 高橋悟; 浦野友彦; 高山賢一; 杉原亨; 大日方大介; 山田雄太; 熊谷仁平; 久米春喜; 大内尉義; 井上聡; 本間之夫
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • ピロール・イミダゾール(PI)ポリアミドを用いた、前立腺癌新規遺伝子治療薬の開発  [通常講演]
    大日方大亮; 藤原恭子; 伊藤亜希子; 村田保貴; 芦苅大作; 山口健哉; 高山賢一; 浦野友彦; 藤村哲也; 福田昇; 永瀬浩喜; 相馬正義; 井上聡; 高橋悟
    第14回ホルモンと癌研究会 2013年07月
  • ビタミンK依存性-グルタミルカルボキシラーゼをセルトリ細胞特異的に欠損したマウスは雄性不妊を呈する  [通常講演]
    柴祥子; 池田和博; 堀江公仁子; 津久井通; 近藤志穂; 小路武彦; 井上聡
    日本アンドロロジー学会第32回学術大会総会 2013年07月
  • ビタミンKの骨関節に対するアンチエイジング効果  [通常講演]
    井上聡
    第13回日本抗加齢医学会総会 2013年06月
  • ホルモン療法体制前立腺がん細胞のエクソーム解析  [通常講演]
    堀江公仁子; 兒玉啓輔; 高山賢一; 池田和博; 井上聡
    第13回日本抗加齢医学会総会 2013年06月
  • ビタミンKと骨代謝-臨床とビタミン Up-Date  [通常講演]
    井上聡
    第65回日本ビタミン学会大会 2013年05月
  • 前立腺がんにおける新規アンドロゲン標的としての長鎖ncRNA  [通常講演]
    井上聡
    第35回日本分子生物学会年会 2012年12月
  • Genome-Wide Androgen Signaling in Prostate Cancer  [招待講演]
    井上聡
    TGU2012, Tokyo, Japan 2012年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Vitamin K and bone metabolism.  [招待講演]
    井上聡
    Asian Aging 2012: Korea- Japan Joint Conference on Aging, Metabolism and Neurobiology, AACL-2012 Seoul Symposium, Seoul, South Korea. 2012年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Conditional Expression of Constitutively Active Estrogen Receptor α in Transgenic Mice.  [招待講演]
    井上聡
    15th International Congress on Hormonal Steroids and Hormones & Cancer, Ishikawa, Japan. 2012年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 前立腺がんにおける新しいアンドロゲン標的の探索  [通常講演]
    井上聡
    生命医薬情報学連合大会 2012年10月
  • ステロイドホルモンの情報伝達について  [通常講演]
    井上聡
    第1回プロゲストーゲン研究会 2012年07月
  • 骨関節疾患のゲノムバイオマーカー  [通常講演]
    井上聡
    第12回日本抗加齢医学会総会 2012年06月
  • ビタミンKの新しい作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第15回ビタミンKフォーラム、第22回日本産婦人科・新生児血液学会 2012年06月
  • 加齢黄斑変性における神経疾患関連遺伝子の罹患リスク  [通常講演]
    堀江公仁子; 森圭介; 神田将和; 米谷新; 岡崎康司; 井上聡
    アンチエイジングフェスタ2011 2011年12月
  • 性ステロイドホルモン標的分子の系統的探索とそのがんにおける役割  [通常講演]
    井上聡
    第19回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2011年11月
  • Genome-wide Androgen Signaling in Prostate Cancer.  [招待講演]
    井上聡
    The 42nd International Symposium of The Princess Takamatsu Cancer Research Fund, Tokyo, Japan. 2011年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Genome-wide androgen receptor signaling in prostate cancer.  [招待講演]
    井上聡
    US-Japan conference on inflammation, diabetes and cancer, Duarte, California, USA. 2011年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 核内受容体スーパーファミリーとオーファン核内受容体-SXR/PXRとERRを例にして  [通常講演]
    井上聡
    第29回日本内分泌学会サマーセミナー 2011年07月
  • 次世代シーケンサーによる性ホルモン標的分子の探索とがんにおける役割  [通常講演]
    井上聡
    第12回ホルモンと癌研究会 2011年07月
  • Identification of androgen-regulated cytochrome c oxidase-related genes in hormone-sensitive prostate cancer cells through RNA-sequencing and systemic chromatin immunoprecipitation analysis.  [通常講演]
    Horie-Inoue K; Takayama K; Ikeda K; Suzuki Y; Inoue S
    Mitochondrial Assembly & Dynamics in Health, Disease & Aging, FASEB Summer Research Conferences, Steamboat Springs, Colorado, USA. 2011年07月
  • ビタミンKの新規シグナル経路と骨代謝における役割  [通常講演]
    井上聡
    第28回日本骨代謝学会学術集会 2011年07月
  • 骨のアンチエイジングとエストロゲン  [通常講演]
    井上聡
    第28回日本骨代謝学会学術集会 2011年07月
  • ビタミンKをリガンドとする核内受容体SXR/PXRの関節軟骨に対するアンチエイジング作用  [通常講演]
    東浩太郎; Stephanie Casey; 浦野友彦; 大内尉義; Bruce Blumberg; 井上聡
    第11回日本抗加齢医学会総会 2011年06月
  • 葉酸代謝関連マーカーを用いた骨折リスクの解析  [通常講演]
    浦野友彦; 白木正孝; 斎藤充; 大内尉義; 井上聡
    第53回日本老年医学会学術集会 2011年06月
  • Steroid and Xenobiotic Receptor SXR Mediates Vitamin K2-activated Transcription of Extracellular Matrix-related Genes and Collagen Accumulation in Osteoblastic Cells.  [招待講演]
    井上聡
    Molecular, Structural & Clinical Aspects of Vitamin K & Vitamin K-Dependent Proteins, FASEB Summer Research Conferences, Carefree, Arizona, USA. 2011年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ロコモティブシンドロームと栄養:ビタミンKの新しい作用メカニズムと骨における役割  [通常講演]
    井上聡
    第65回日本栄養・食糧学会大会 2011年05月
  • ビタミンKのアンチエイジング作用と新しい作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第11回日本抗加齢医学会総会 2011年05月
  • 骨・関節における加齢状態を予測するゲノムマーカーならびにバイオマーカーの探索と同定  [通常講演]
    浦野友彦; 白木正孝; 大内尉義; 井上聡
    第11回日本抗加齢医学会総会 2011年05月
  • Genome-wide androgen signaling.  [招待講演]
    井上聡
    5th PacRim Breast and Prostate Cancer Meeting, Kingscliff, NSW, Australia. 2011年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Anti-aging views from sex steroid responsive genes in breast and prostate cancers  [招待講演]
    井上聡
    Asian Aging Core for Longevity 2010, Jeju, Korea. 2011年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ホルモン依存性癌におけるホルモン作用機構  [通常講演]
    井上聡
    第26回前立腺シンポジウム 2010年12月
  • エストロゲン及びアンドロゲン依存性の腫瘍細胞増殖機構  [通常講演]
    井上聡
    第18回日本ステロイドホルモン学会 2010年11月
  • CAGE法とChIP-chip/ChIP-seq法による前立腺がん細胞におけるゲノムワイドでのアンドロゲンシグナルの解析  [通常講演]
    井上聡
    第69回日本癌学会学術総会 2010年09月
  • エストロゲンのgenomicおよびnongenomic作用  [通常講演]
    東浩太郎; 池田和博; 大内尉義; 井上聡
    The 6th Young Endocrinologist conferrence 2010年07月
  • 次世代シーケンサーによる性ホルモン標的分子の探索とがんにおける役割  [通常講演]
    井上聡
    第12回ホルモンと癌研究会 2010年07月
  • 骨の老化とアンチエイジング-骨のアンチエイジングとビタミンK  [通常講演]
    井上聡
    第28回日本骨代謝学会学術集会 2010年07月
  • 性ホルモンと骨代謝-骨軟骨におけるエストロゲン作用  [通常講演]
    井上聡
    第28回日本骨代謝学会学術集会 2010年07月
  • 前立腺癌細胞におけるアンドロゲン受容体の役割  [通常講演]
    高山賢一; 大内尉義; 井上聡
    第11回ホルモンと癌研究会 2010年07月
  • 日本人加齢黄斑変性の罹患リスク予測の検討  [通常講演]
    堀江公仁子; 森圭介; 米谷新; 井上聡
    第10回日本抗加齢医学会総会 2010年06月
  • New Target Genes for Sex Steroid Hormones.  [通常講演]
    井上聡
    第74回日本循環器学会総会・学術集会 2010年03月
  • エストロゲンの新規nongenomic作用であるtubulin脱アセチル化の乳癌の進展・ホルモン療法耐性化に対する役割  [通常講演]
    東浩太郎; 浦野友彦; 堺隆一; 大内尉義; 井上聡
    第83回日本内分泌学会学術総会 2010年03月
  • Vitamin K, Gamma-glutamyl Carboxylase and SXR.  [招待講演]
    井上聡
    Satellite Symposia, Nuclear Receptor and its Frontier, 14th International Congress of Endocrinology, Kyoto, Japan. 2010年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Novel Targets for Sex Steroid Hormones.  [招待講演]
    井上聡
    14th International Congress of Endocrinology, Kyoto, Japan. 2010年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • アンドロゲン・核内受容体と前立腺がん  [通常講演]
    井上聡
    第17回日本ステロイドホルモン学会学術集会 2009年11月
  • Cytochrome c oxidase subunit 7 –related protein (COX7RP) modulates mitochondrial respiratory function and energy production.  [招待講演]
    井上聡
    CIB-KSBSB Joint Conference, Bioinfo 2009, The 10th International Conference, Busan, Korea. 2009年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • ビタミンK作用機序の新しい展開  [通常講演]
    井上聡
    第11回日本骨粗鬆症学会 2009年10月
  • エストロゲン依存性がんのトランスレーショナルリサーチ:乳がんと子宮がんにおけるエストロゲン応答遺伝子を標的とした臨床応用へのアプローチ  [通常講演]
    井上聡
    第10回ホルモンと癌研究会 2009年07月
  • エイジングサイエンスのホットトピック、ホルモン補充療法のバイオロジー  [通常講演]
    井上聡
    第51回日本老年医学会学術集会 2009年06月
  • 新しいミトコンドリア酸化的リン酸化制御因子の発見とそのがんと代謝における役割  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本抗加齢医学会総会 2009年05月
  • 骨・関節の老化におけるゲノムバイオマーカーの探索と同定  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本抗加齢医学会総会 2009年05月
  • 運動器の加齢変化と加齢障害-骨関節のアンチエイジングとビタミンK  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本抗加齢医学会総会 2009年05月
  • ヒトゲノムにおけるアンドロゲン受容体結合部位ならびにヒストン蛋白修飾の包括的解析による新規前立腺癌診断・治療標的の同定  [通常講演]
    高山賢一; 堀江公仁子; 池田和博; 浦野友彦; 鈴木貴; 藤村哲也; 高橋悟; 堤修一; 油谷浩幸; 大内尉義; 井上聡
    第82回日本内分泌学会学術集会 2009年04月
  • エストロゲンレセプターとエネルギー代謝  [通常講演]
    井上聡
    BMB2008(第31回日本分子生物学会年会・第81回日本生化学会大会合同大会) 2008年12月
  • 性ホルモンの作用機構とホルモン補充療法について  [通常講演]
    井上聡
    第32回日本臨床検査医学会東北支部例会 2008年12月
  • New estrogen target genes.  [招待講演]
    井上聡
    13th International Congress of Endocrinology, Rio de Janeiro, Brazil. 2008年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Estrogen-responsive finger protein is a tumor-promoting factor and a new potential biomarker for prostate cancer.  [通常講演]
    Urano T; Murata T; Fujimura T; Suzuki T; Takayama K; Kumagai J; Sasano H; Takahashi S; Kitamura T; Homma Y; Ouchi Y; Inoue S
    第67回日本癌学会学術総会 2008年10月
  • Association of Estrogen Receptor  and HDAC6 causes novel nongenomic action in breast cancer cells.  [通常講演]
    Azuma K; Urano T; Hayashi S; Sakai R; Ouchi Y; Inoue S
    第67回日本癌学会学術総会 2008年10月
  • Negative feedback loop of androgen receptor signal by a novel androgen regulated gene FOXP1 in prostate cancer.  [通常講演]
    井上聡
    第67回日本癌学会学術総会 2008年10月
  • New Target Genes for Steroid Hormones  [招待講演]
    井上聡
    CBI Annual Meeting 2008 International Symposium, Tokyo, Japan. 2008年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 女性ホルモンの作用機構とホルモン補充療法  [通常講演]
    井上聡
    第26回日本美容皮膚科学会総会 2008年08月 口頭発表(招待・特別)
  • アンチエイジングとサクセスフルエイジングの望ましい関係-健康な老年期を送るための更年期医学(Pre-Geriatric Medicine)を考える:サクセスフルエイジング達成を目標に  [通常講演]
    井上聡
    第8回日本抗加齢医学会総会 2008年06月
  • Target gene networks in hormone dependent tumor growth.  [招待講演]
    井上聡
    The 21st Naito Conference on Nuclear Dynamics and RNA [1], Yamanashi, Japan. 2008年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Prevention and Treatment of Osteoporosis  [通常講演]
    井上聡
    第81回日本薬理学会年会 2008年03月
  • Protein modification of 14-3-3sigma by TRIM E3 ligase.  [招待講演]
    井上聡
    Biology of 14-3-3 Proteins, Gordon Research Conferences, Ventura, California, USA. 2008年02月 口頭発表(招待・特別)
  • 脂溶性ビタミンの分子生物学 – ビタミンKの骨における新しい作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    BMB2007(第80回日本生化学会大会・第30回日本分子生物学会年会) 2007年12月
  • 骨関節疾患の遺伝学 骨粗鬆症のゲノム医学  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本骨粗鬆症学会 2007年11月
  • 骨におけるビタミンKの作用メカニズム-Gammaカルボキシル化による蛋白修飾と核内受容体を介する転写制御  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本骨粗鬆症学会 2007年11月
  • Estrogen responsive genes in the growth control of breast tumors.  [通常講演]
    井上聡
    第66回日本癌学会学術総会 2007年10月
  • ビタミンKの新しい作用機構  [通常講演]
    井上聡
    生体キノン研究会第6回講演会 2007年09月
  • Novel Vitamin K action via transcriptional regulation.  [通常講演]
    井上聡
    4th Meeting of Bone Biology Forum 2007年08月
  • ゲノム医学-基礎から未来医療へ- 老年病のゲノム医学  [通常講演]
    井上聡
    第5回RCGMフロンティアシンポジウム 2007年07月
  • -核内レセプターと糖脂質代謝の最前線- エストロゲン・エストロゲン関連レセプター(ER/ERR)とエネルギー代謝  [通常講演]
    井上聡
    第80回日本内分泌学会学術集会 2007年06月
  • ビタミンKの新しい作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    骨粗鬆症学術集会 2007年05月
  • ビタミンK/SXR、エストロゲン/ER: 核内受容体と骨粗鬆症 -生活習慣病と関連疾患の分子機構:核内受容体と生活習慣病-  [通常講演]
    井上聡
    第273回CBI学会研究講演会 2007年04月
  • ビタミンKの核内受容体を介する新しい作用機構  [通常講演]
    井上聡
    第315回脂溶性ビタミン総合研究委員会 2007年03月
  • 生体においてステロイドホルモンが担うゲノムネットワークの解明  [通常講演]
    井上聡
    第3回ゲノムネットワークプロジェクト公開シンポジウム 医学・生物学へ展開するゲノムネットワーク 2007年02月
  • 核内受容体SXRを介するビタミンKの新しいシグナル伝達  [通常講演]
    井上聡
    第10回Vitamin K & Aging研究会 2007年02月
  • ゲノム医学とアンチエイジング  [通常講演]
    井上聡
    第3回東京抗加齢医学研究会 2007年02月
  • Post-translational modification of 14-3-3sigma by E3 ligase Efp.  [招待講演]
    井上聡
    2006 GRC on Biology of 14-3-3 Protein, Gordon Research Conference (Oxford, UK) 2006年08月 口頭発表(招待・特別)
  • 骨代謝疾患の治療薬作用機構ならびに疾患遺伝子の探索  [通常講演]
    井上聡
    第24回日本骨代謝学会 2006年07月
  • 核内受容体と代謝・血管機能調節 エストロゲンならびにエストロゲン関連受容体(ER/ERR)とエネルギー代謝  [通常講演]
    井上聡
    第38回日本動脈硬化学会総会・学術集会 2006年07月
  • エストロゲン標的因子群の同定とそれらの癌ならびに脳神経系における役割  [通常講演]
    井上聡
    第29回日本神経科学大会 2006年07月
  • 骨のアンチエイジング-骨粗鬆症の診断、治療とその予防  [通常講演]
    井上聡
    第1回アンチエイジング国際シンポジウム&エキスポ東京 2006年06月
  • エストロゲン標的遺伝子の同定とその機能の解明  [通常講演]
    井上聡
    第79回日本内分泌学会学術総会 2006年05月
  • Novel mechanism of vitamin K action via transcriptional regulation.  [招待講演]
    井上聡
    International Interdisciplinary Conference on Vitamins, Coenzymes, and Biofactors 2005, Awaji, Japan 2005年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ビタミンKの骨における新しい作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    Bone & Joint Research Club〜骨と関節の代謝調節を考える基礎の会〜 2005年10月
  • 癌における性ホルモン標的遺伝子の探索とその役割  [通常講演]
    井上聡
    第64回日本癌学会学術総会 2005年09月
  • 癌において細胞周期調節に関わるホルモン応答性ユビキチンリガーゼ  [通常講演]
    浦野友彦; 大内尉義; 井上聡
    第64回日本癌学会学術総会 2005年09月
  • 脂質代謝に関わる遺伝子の変異・多型と骨病変  [通常講演]
    井上聡
    第23回日本骨代謝学会学術集会 2005年07月
  • 骨粗鬆症と未病−ゲノムからのアプローチ−  [通常講演]
    井上聡
    第47回日本老年医学会学術集会 2005年06月
  • 生体においてステロイドホルモンが担うゲノムネットワークの解明  [通常講演]
    井上聡
    第1回ゲノムネットワークプロジェクト公開シンポジウム –ゲノム研究の新たな基盤の確立をめざして 2005年03月
  • Downstream targets for sex steroid hormone receptors.  [通常講演]
    井上聡
    Nagasaki Symposium on The Nuclear System to Decipher Operation Code (DECODE) for Biological Response 2005年02月
  • エストロゲン作用の分子メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第6回日本骨粗鬆症学会 2004年11月
  • エストロゲンとホルモン依存性腫瘍  [通常講演]
    井上聡
    第5回ホルモンと癌研究会 2004年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 骨代謝におけるビタミンKの作用メカニズムとその役割  [通常講演]
    井上聡
    第22回日本骨代謝学会 2004年08月
  • “Molecular and cellular analysis of steroid hormone receptor: Expression and its role in reproductive organs” Estrogen receptors and their downstream targets in breast tumors.  [招待講演]
    井上聡
    16th International Congress of the IFAA (International Federation of Associations of Anatomists), Kyoto 2004年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • SERMの基礎と臨床  [通常講演]
    井上聡
    第54回臨床内分泌研究会 2004年07月 口頭発表(招待・特別)
  • Estrogen responsive gene in the growth control of breast tumors.  [招待講演]
    井上聡
    3rd International Nuclear Receptor Meeting, Osaka 2004年04月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 核内情報受容から遺伝子発現への機構-病態とその治療の分子レベルでのアプローチエストロゲン−受容体応答遺伝子の病態と治療標的における役割  [通常講演]
    井上聡
    日本薬学会第124年会 2004年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • Estrogen responsive genes and breast tumors.  [招待講演]
    井上聡
    The US-Japan Workshop on "The Role of Nuclear Receptors in Carcinogenesis", Maui, HA, USA 2004年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • The role of 14-3-3sigma proteolysis in breast cancer growth. Biology of 14-3-3 Proteins.  [招待講演]
    井上聡
    Gordon Research Conferences, Ventura, CA, USA 2004年02月 口頭発表(招待・特別)
  • エストロゲン受容体標的因子の同定とその機能  [通常講演]
    井上聡
    第26回日本分子生物学会 2003年12月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 性ホルモンと骨−女性ホルモン受容体遺伝子改変動物の骨における雌雄差−  [通常講演]
    井上聡
    第5回日本骨粗鬆症学会 2003年10月
  • ゲノムと骨  [通常講演]
    井上聡
    第23回日本骨形態計測学会 2003年07月
  • 女性ホルモンとその応答遺伝子の作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第76回日本内分泌学会 2003年05月
  • エストロゲンの作用の分子機序と骨代謝、脳機能における役割  [通常講演]
    井上聡
    第100回日本内科学会 2003年04月
  • 標的遺伝子から見たエストロゲン作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第26回日本医学会総会 2003年04月
  • Estrogen responsive genes and breast cancer.  [招待講演]
    井上聡
    International Symposium on Tumor Biology in Kanazawa, Kanazawa, Japan 2003年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Estrogen responsive genes and breast cancer  [通常講演]
    井上聡
    International Symposium on Tumor Biology in Kanazawa 2003, Kanazawa 2003年02月
  • Estrogen responsive RING finger protein controls breast cancer growth.  [招待講演]
    井上聡
    2nd International Nuclear Research Meeting, Osaka, Japan 2003年02月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Role of estrogen responsive RING finger protein in growth control of breast cancer.  [招待講演]
    井上聡
    11th International Congress on Hormonal Steroids and 7th Hormones and Cancer, Fukuoka, Japan 2002年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Identification of target genes for estrogen by genomic binding site (GBS) cloning  [通常講演]
    井上聡
    1st International Nuclear Receptor Meeting, Kyoto, Japan 2002年08月
  • Mechanism of Estrogen Action in Breast Cancer and Vascular Cells.  [招待講演]
    井上聡
    5th Vascular Biology Conference, Osaka 2002年08月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 抗エストロゲン作用を標的とした乳癌増殖制御とSERMの臨床応用  [通常講演]
    井上聡
    第10回日本乳癌学会総会 2002年07月
  • エストロゲン受容体とその標的因子の作用メカニズム  [通常講演]
    井上聡
    第75回日本内分泌学会 2002年06月
  • Differential growth control of cells via multiple estrogen-responsive pathways  [招待講演]
    井上聡
    2th International vascular biology meeting, Karuizawa, Japan 2002年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • Identification of target genes for estrogen by genomic binding site (GBS) cloning  [招待講演]
    井上聡
    1st Nuclear receptor meeting, Kyoto, Japan 2002年02月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • エストロゲン標的遺伝子の同定とその機能解析  [通常講演]
    井上聡
    第24回分子生物学会 2001年12月
  • エストロゲンの生理作用とその病態における役割  [通常講演]
    井上聡
    第9回日本ステロイドホルモン学会 2001年11月
  • エストロゲン受容体を介する骨代謝調節機構の性差の検討−トランスジェニックラットを用いた解析  [通常講演]
    藤田雅代; 小川純人; 福岡秀興; 津久井通; 大内尉義; 井上聡
    第19回日本骨代謝学会 2001年08月
  • ゲノム医学からみた骨粗鬆症医療の展望  [通常講演]
    井上聡
    骨形態計測学会 2001年07月
  • 骨粗鬆症の病態におけるステロイド受容体の役割  [通常講演]
    井上聡
    ノバルティス老化および老年医学研究基金受賞講演 2001年06月
  • 血管のエストロゲン受容体とその生態機能  [通常講演]
    井上聡; 小川純人; 大内尉義
    第74回日本内分泌学会 2001年06月
  • 遺伝子改変技術を用いたエストロゲンレセプターの生態機能解析  [通常講演]
    井上聡
    第10回性差シンポジウム 2001年03月
  • 生殖内分泌研究におけるノックアウト技術の応用-エストロゲンレセプター  [通常講演]
    井上聡
    第5回日本生殖内分泌学会 2000年12月
  • エストロゲン受容体標的遺伝子とがん  [通常講演]
    井上聡
    第59回日本癌学会 2000年10月
  • エストロゲンレセプターのドミナントネガティブ体と生体機能  [通常講演]
    井上聡
    第73回日本生化学会 2000年10月
  • ビタミンDと癌ならびに細胞周期  [通常講演]
    井上聡
    第59回日本癌学会 2000年02月
  • エストロゲン受容体の骨代謝における役割  [通常講演]
    井上聡
    第10回分子細胞骨研究会 1999年11月
  • エストロゲン受容体とその標的遺伝子の生体機能  [通常講演]
    井上聡; 折茂彰; 小川純人; 大内尉義; 村松正實
    第72回日本生化学会 1999年10月
  • エストロゲン作用の多様性-エストロゲン受容体サブタイプと標的遺伝子  [通常講演]
    井上聡
    第7回日本ステロイドホルモン学会 1999年10月
  • ステロイドホルモン標的遺伝子  [通常講演]
    井上聡; 大内尉義; 村松正實
    第25回日本医学会総会 1999年04月
  • 核内受容体と癌  [通常講演]
    井上聡
    第57回日本癌学会 1998年10月
  • エストロゲン受容体(ER)αとERβ両方のシグナルを阻害するドミナントネガティブ体を発現させたエストロゲン低応答性トランスジェニックラットの作製と解析  [通常講演]
    井上聡; 小川純人; 石井康徳; 池田和博; 折茂彰; 細井孝之; 平林真澄; 上田正次; 大内尉義; 村松正實
    第16回日本骨代謝学会 1998年08月
  • 癌治療における核内レセプターの意義  [招待講演]
    井上聡
    第1回長崎癌治療研究フォーラム(長崎) 1998年06月 口頭発表(招待・特別)
  • 子宮体がんのスフェロイド培養と細胞増殖抑制法の検討
    柴祥子; 池田和博; 堀江公仁子; 滑川剛史; 岡本康司; 長谷川幸清; 井上聡
    第1回がん三次元培養研究会 1997年12月
  • エストロゲンの作用機序 -エストロゲン受容体とその応答性  [通常講演]
    井上聡; 小川純人; 池田和博; 折茂彰; 細井孝之; 大内尉義; 村松正實
    第20回日本分子生物学会(京都) 1997年12月
  • 骨粗鬆とエストロゲン  [通常講演]
    井上聡
    第70回日本内分泌学会(東京) 1997年06月
  • 骨粗鬆症治療薬と核内受容体  [通常講演]
    井上聡
    第5回骨粗鬆症研究会(大阪) 1996年11月
  • 骨におけるエストロゲン受容体とその役割  [通常講演]
    井上聡
    第9回更年期医学会学術集会(東京) 1995年11月
  • 血管系、骨格系および神経系におけるアクチビンとフォリスタチンの発現とその役割  [通常講演]
    井上聡
    Sandoz老化および老年医学賞受賞講演演会(大阪) 1995年10月
  • 遺伝子クローニング、ブロッティングおよびin situ hybridization法  [通常講演]
    井上聡
    第10回整形外科学会基礎学術集会(軽井沢) 1995年10月
  • 骨におけるエストロゲン受容体とその役割  [通常講演]
    井上聡
    第9回更年期医学会学術集会(東京) 1994年11月
  • A Novel Estrogen Responsive Gene, EFP, Isolated By Genomic Binding-Site Cloning  [招待講演]
    井上聡
    2nd International Congress of Pathophysiology, Kyoto, Japan 1994年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 骨におけるエストロゲン受容体の発現と応答遺伝子  [通常講演]
    井上聡
    第7回bone cell biologyの会 1994年09月
  • 骨におけるエストロゲンレセプターとその役割  [通常講演]
    井上聡
    第2回加齢と性ホルモンセミナー(東京) 1993年12月
  • [エストロゲンと骨]骨におけるエストロゲン受容体の発現と応答遺伝子  [通常講演]
    井上聡
    第11回日本骨代謝学会 1993年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • [転写制御] Genomic binding-site cloningにより得られたエストロゲン応答遺伝子efpの性質  [通常講演]
    井上聡
    第8回朝霧シンポジウム 1993年09月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 性ホルモンとその受容体-分子生物学の立場から  [通常講演]
    井上聡
    第2回性差医学シンポジウム (東京) 1993年02月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • [性ステロイドホルモンの作用機構]ヒトゲノムのEstrogen Responsive Element  [通常講演]
    井上聡
    第37回日本不妊学会学術講演会 (東京) 1992年11月 シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
  • 核内受容体SXR/PXRノックアウトマウスの骨量減少と破骨細胞制御
    長井咲樹; 井上聡
    第1回日本骨免疫学会

MISC

受賞

  • 2014年 日本骨粗鬆症学会 森井賞(共同研究者・責任著者)
     
    受賞者: 井上聡
  • 2013年 日本生化学会 JB論文賞(責任著者)
     
    受賞者: 井上聡
  • 2006年 日本骨代謝学会 学術賞
     
    受賞者: 井上聡
  • 2006年 神澤医学振興財団 神澤医学賞受賞
     
    受賞者: 井上聡
  • 2006年 日本内分泌学会 研究奨励賞
     
    受賞者: 井上聡

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2028年03月 
    代表者 : 藤村 哲也; 久米 春喜; 山田 雄太; 杉原 亨; 大日方 大亮; 井上 聡; 高橋 悟; 高山 賢一
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2024年06月 -2027年03月 
    代表者 : 東 浩太郎; 井上 聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 高橋 悟; 原 誠; 大日方 大亮; 井上 聡; 藤原 恭子
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 堀江 公仁子; 井上 聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 竹岩 俊彦; 長谷川 幸清; 井上 聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 東 浩太郎; 井上 聡; 大崎 昭彦
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 藤原 恭子; 井上 聡; 高山 賢一; 長崎 瑛里
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年06月 -2024年03月 
    代表者 : 池田 和博; 井上 聡; 佐伯 俊昭
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 井上 聡; 池田 和博
     
    超高解像度顕微鏡(STED顕微鏡)等を用いてCox7rp依存的超複合体の可視化法開発とその定量評価解析法開発を行った。また、高感度質量分析を用いたCox7rp依存的超複合体の相互作用分子群(超複合体アセンブリファクター)の解析を進めた。さらに、複合的ミトコンドリア機能アッセイを進め、ケミカルスクリーニング(HTS)による解析を行い、ミトコンドリア超複合体の構造的・構成的解析を進めた。Cox7rpの遺伝子改変マウスの臓器と臓器由来の細胞を用いた疾患分子病態解析を、筋肉、脂肪組織、肝臓等を用いて行った。ヒト由来培養細胞を用いて検証実験を行い、加齢変化にも着目した検討を進めた。一連の検討から、診断・治療法の開発に応用する方向性を探る。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2021年04月 -2024年03月 
    代表者 : 池田 和博; 井上 聡
     
    がん細胞は盛んに増殖・活動するために必要なエネルギー・核酸等を供給するため、正常細胞とは異なる特徴的な代謝変化(解糖系やグルタミン酸代謝の亢進)を有する。このような代謝の変容は増殖、転移、薬剤耐性などのがんの異なる個別の特性(多様性)ならびに腫瘍内での不均一性に関わる要因であり、患者予後にも関わることが想定される。このような観点を踏まえ、がんの病態を代謝の視点から分子メカニズムのレベルで理解することは、診断・治療法の開発の上で極めて重要であると考えられる。また、がん細胞周囲の間質細胞などからなるがん微小環境も腫瘍制御に関与しており、これら両者におけるメカニズムの解明ががんの本態解明に必要である。我々はエストロゲン応答遺伝子COX7RPがミトコンドリア呼吸鎖超複合体の形成促進因子であることを発見し、がん細胞の生存に有利な代謝変容とエネルギー産生の亢進をもたらすことを見出した。また、COX7RP遺伝子改変マウスの解析により、脂肪細胞や骨格筋のエネルギー代謝における重要な生理機能を解明している。これらのことから、ミトコンドリア呼吸鎖超複合体はがん細胞と微小環境の両者におけるクロストークを制御し、治療薬抵抗性や予後に関わることが想定される。本研究では、ミトコンドリア呼吸鎖超複合体というこれまでにない新しい視点からアプローチし、腫瘍病態メカニズムの解明と、治療・診断への応用を目指している。さらに、腫瘍細胞と微小環境の相互作用・ネットワークを担う細胞内・外シグナル分子について、特に、細胞増殖因子、サイトカイン、ホルモン、内分泌因子、神経伝達因子、免疫制御因子に着目し、ミトコンドリアATP合成、ROS産生、酸素消費の測定と、呼吸鎖超複合体の形成への影響を解析する。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2020年07月 -2022年03月 
    代表者 : 井上 聡; 堀江 公仁子; 市川 智彦
     
    本研究は、去勢抵抗性前立腺がんモデルを患者由来がん培養系から構築し、その細胞培養・動物移植モデルにおいて病態特徴的な遺伝子発現を規定する転写制御機構、とくにスーパーエンハンサー領域を同定して、その関連因子を標的とする去勢抵抗性前立腺がんに対する新規治療法開発を目指すものである。研究方法としては患者症例からの前立腺がん組織、特に去勢抵抗性前立腺がん組織から三次元培養技術を用いて長期に継代可能ながん培養系を樹立し、その細胞培養系もしくはがん組織を直接をマウスに移植し腫瘍形成させ、去勢抵抗性前立腺がんモデルとして確立させた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 高橋 悟; 大日方 大亮; 井上 聡; 藤原 恭子
     
    進行性前立腺がんの治療抵抗性に関与するアンドロゲン受容体協調転写因子を標的とした中分子化合物ピロール・イミダゾールポリアミド(PIP)にアルキル化剤の化学修飾を行う事でより殺細胞効果を高めた改良PIPを開発し、新規前立腺がん治療薬として臨床応用に向けた検討を行った。まず、前立腺癌を含めた複数の癌腫でその増殖抑制効果を検討したところ、前立腺癌に特異的な効果を認めた。続いて、マイクロアレイによるメカニズム解析を行い、さらにヌードマウスを用いたin-vivoにおける去勢抵抗性前立腺癌細胞株の増殖抑制効果を確認した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2020年03月 
    代表者 : 東 浩太郎; 井上 聡
     
    乳癌患者の手術検体の免疫染色により、TRIM25, TRIM44, TRIM47という3種類のTRIMファミリー蛋白質が予後悪化因子であることを示した。このうち、TRIM44およびTRIM47においては、メカニズムとしてNF-kappaBシグナルの亢進を示し、TRIM47に関してはさらに2種類の蛋白質との相互作用を介するメカニズムを見出した。また、動物モデルによりTRIM47発現抑制の治療応用への可能性を示唆する結果を得た。TRIM25に関しては、自然免疫の分野で相互作用が指摘されている分子が乳癌の悪性化にも関与していることを示唆する結果を得た。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2016年04月 -2020年03月 
    代表者 : 浦野 友彦; 井上 聡
     
    要介護の前段階で高齢者の活動性が低下することをフレイルと呼ぶようになった。今回、フレイルに関与する因子の探索を行った。その結果、フレイルの構成要素である体重減少を抑制する因子として骨粗鬆症治療薬であるビスホスホネートならびに選択的エストロゲン受容体モジュレーターが有効である可能性を見出し、報告した。またフレイルの進行に関与する疾患である糖尿病発症に関与する液性因子としてオステオカルシンに注目し研究を行った。その結果、オステオカルシンの血中濃度が6.1 ng/mL未満では糖尿病発症のリスクが優位に高いことを見出し報告した。
  • がん悪性化を担うRNA制御メカニズムの包括的解明と革新的創薬
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:次世代がん医療創生研究事業
    研究期間 : 2018年 -2019年 
    代表者 : 井上聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 高橋 悟; 山口 健哉; 浦野 友彦; 福田 昇; 藤原 恭子; 芦苅 大作; 井上 聡; 高山 賢一
     
    前立腺がんの発生・進展はアンドロゲンシグナルに依存するため、アンドロゲン受容体(AR)およびその活性を調節する転写協調因子が重要な役割を持つ。これまでに我々は、網羅的ゲノム解析により、新規アンドロゲン応答遺伝子および転写協調因子を同定してきた。本研究ではそれらについて機能解析と、それらを標的とした薬剤の開発を試みた。解析の結果、アンドロゲン応答遺伝子であるACSL3, ABHD2, G3BP2遺伝子が前立腺癌の増殖・浸潤に促進的に働くことを見いだした。さらにAR転写協調因子OCT1を標的とするピロール・イミダゾール・ポリアミドを合成し、抗腫瘍効果を示すことを確認した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2018年03月 
    代表者 : 藤村 哲也; 浦野 友彦; 高山 賢一; 井上 聡; 山田 雄太; 熊谷 仁平; 高橋 悟
     
    LNCaP、VCaPでアンドロゲン応答性を有するlncRNAであるPOTEFを同定し、POTEF-AS (anti sense)1はPOTEF遺伝子のアンチセンス領域にアンドロゲン依存的に発現が上昇しPOTEFを負に制御する。臨床検体でもPOTEF-AS1は発現が上昇していた。POTEF-AS1Toll-like 受容体関連シグナルを抑制して腫瘍増殖に寄与していた。TRIMファミリーの解析、アンドロゲン、エストロゲンシグナルと分子診断による治療個別化の総説を記した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2015年04月 -2017年03月 
    代表者 : 池田 和博; 堀江 公仁子; 井上 聡
     
    ミトコンドリアの呼吸活性はあらゆる細胞、組織において重要な役割を担っており、その機能障害は様々な病態に関連していると考えられている。我々はミトコンドリア呼吸鎖超複合体の形成を促進するCOX7RPを初めて報告したが、このようなミトコンドリア呼吸鎖超複合体の制御に関わる因子はほとんど解明されていない。本研究では、COX7RPをはじめとするミトコンドリア呼吸機能に関わる因子の発現解析、siRNAなどを用いた機能解析を行い、細胞周囲環境における制御機構を解析した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2015年04月 -2017年03月 
    代表者 : 井上 聡
     
    本研究は、ホルモン依存性癌増殖・進展におけるミトコンドリアの新たなる役割を明らかにする目的で、イメージング・オミックス解析をはじめとする新技術を活用しミトコンドリア関連遺伝子の機能解析を行い、癌の診断・治療・予防のための新規分子標的の探索をめざした。特に、独自に発見したミトコンドリア蛋白質COX7RP等のエストロゲン応答遺伝子に注目し、乳癌細胞、子宮内膜癌細胞および癌組織での発現とその制御機構の詳細を示した。これらの因子、代謝経路の役割を示し、患者由来の臨床病理解析により、診断標的としての価値を明らかにし、動物モデルでの検討により、治療標的としての可能性を示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 堀江 公仁子; 井上 聡
     
    エストロゲン感受性およびホルモン治療的抵抗性モデル乳がん細胞を用いて、次世代シーケンス解析によりエストロゲン受容体結合領域近傍にてホルモン応答性発現を示す複数個の長鎖非コードRNAを同定した。これらの発現を抑制することにより、治療的抵抗性を含む乳がん細胞の増殖を抑制することを見出し、マウスにおける乳がん細胞移植実験において、長鎖非コードRNAを標的とするsiRNAにより腫瘍増殖が抑制された。機能的スクリーニングにより、ホルモン治療的抵抗性獲得にかかわる因子、またマイクロRNAとその標的遺伝子を複数個同定し、乳がん予後との相関性から診断・治療標的として臨床応用できる可能性が示唆された。
  • がん関連RNA結合タンパク質複合体を標的とした革新的治療法の開発
    国立研究開発法人日本医療研究開発機構:次世代がん医療創生研究事業
    研究期間 : 2016年 -2017年 
    代表者 : 井上聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2016年03月 
    代表者 : 浦野 友彦; 井上 聡
     
    ロコモーティブ症候群とメタボリック症候群発症に関わる新規内分泌因子の解明を目指して研究を行った。ロコモーティブ症候群を構成する脆弱性骨折においては葉酸血中濃度の低下が関連することを示すとともに葉酸トランスポーター遺伝子であるSLC25A32の遺伝子多型が関連することを見出した。また筋細胞分化を制御するPRDM16遺伝子多型は筋肉量と関連することを見出した。メタボリック症候群においてはミトコンドリアに発現するSLC25A24遺伝子多型がヒトの体脂肪量と関連することを見出した。さらにSLC25A24ノックアウトマウスは肥満に関する抵抗性をしめし、脂肪細胞分化を制御する遺伝子であることを見出した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2013年04月 -2015年03月 
    代表者 : 高山 賢一; 浦野 友彦; 井上 聡
     
    前立腺癌においてアンドロゲン受容体(AR)により制御されるLong non-coding RNAのなかでもアンチセンスRNAの役割を解析した。まずCTBP1 遺伝子のアンチセンス領域に発現するアンドロゲン応答性non-coding RNAを同定しCTBP1-ASと名付けた。CTBP1-ASはアンドロゲン依存的に核内への集積が認められ、エピゲノム制御により前立腺癌悪性化を促進した。またdirectional RNA-seqによるゲノムワイドの解析によりARに制御されるアンチセンスRNAをいくつか同定した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2012年04月 -2015年03月 
    代表者 : 藤村 哲也; 本間 之夫; 井上 聡; 浦野 友彦
     
    骨転移を有する前立腺癌76例(試験集団46例、検証集団30例)。PSA再燃を遺伝子解析の組み合わせを用いて順序ロジスティック解析で予測した(AUC=1.0)。10個の予後因子(PSA値、GS,EOD、間質細胞のAR, Klf4, ERα, 癌細胞のOct1, TRIM36, Sox2, c-Mycの発現)が同定され、それらを有する個数により46例を3群、favorable 0-3,intermediate 4-7, poor 8-10に分けたところ、3群の5年生存率はそれぞれ90、32、12%であり群間に有意差を認めた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2011年04月 -2015年03月 
    代表者 : 井上 聡; 浦野 友彦
     
    本研究では個体と臓器の老化・老年病におけるホルモンの分子作用メカニズムを、次世代シーケンサーを活用して解明し、新しいシグナル経路とそれらのクロストーク、新規標的因子、共役因子、修飾因子とその役割を明らかにした。特に、アンドロゲン応答性の長鎖非コードRNAであるCTBP1-ASとマイクロRNA、アンドロゲン応答遺伝子APP、アンドロゲン受容体と共役するOct1とCtBP2、エストロゲン応答遺伝子COX7RPとEfp、ビタミンK作用を担うGGCXとSXR等について、その作用メカニズムを解明し、抗加齢医学における予防・診断・治療標的としての役割を示した。
  • ノンコーディングRNAを標的とした革新的がん医療シーズ
    独立行政法人日本医療研究開発機構:次世代がん研究シーズ戦略的育成プログラム
    研究期間 : 2015年 -2015年 
    代表者 : 井上聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2012年04月 -2014年03月 
    代表者 : 井上 聡
     
    ビタミンKの作用メカニズムについて、古典的な蛋白質修飾を介する系と、我々が発見した核内受容体SXRを介する系に関して検討した。GGCXの臓器特異的欠損マウスを作製したところ、肝臓での欠損は出血による短命を示し、学会ならびに論文発表に進んだ。また、骨と精巣における機能についても表現型を得て、学会発表では研究員がその内容でアンドロロジー学会学会賞を受賞した。一方でSXR/PXRを介する骨の系では、骨量減少と関節の変化が示された。これらを総合して、ビタミンKの骨への作用に関して新しい知見が蓄積している。
  • 性ホルモン応答遺伝子を標的とした内分泌療法抵抗性の難治性がんに対する革新的創薬
    独立行政法人医薬基盤研究所:保健医療分野における基礎研究推進事業
    研究期間 : 2009年 -2013年 
    代表者 : 井上聡; 池田和博; 米谷芳枝; 佐々木均
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2011年 -2012年 
    代表者 : 堀江 公仁子; 池田 和博; 井上 聡
     
    ホルモン依存性がん増殖・進展におけるエネルギー代謝経路を明らかにする目的で、蛍光蛋白質レポーター遺伝子を発現したがん細胞を作製し、環境変化に伴うがん細胞の細胞周期や代謝状態を経時的にモニタリングするシステムを構築した。ルシフェラーゼレポーター遺伝子を安定発現したがん細胞を作製してマウスがん移植実験を行い、生体イメージングを用いてがん増殖・転移動態を解析した。がん細胞での代謝遺伝子の発現・転写調節について分子生物学的手法にて解析した。これらの結果より、ホルモン依存性がんの診断・治療・予防に応用できる新規分子標的を発見した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 池田 和博; 井上 聡
     
    エストロゲンは脳機能に関与している一方で、乳がんなどの増殖を促進する。本研究では、独自のエストロゲン応答遺伝子に加え、新規のエストロゲン応答遺伝子を探索し、脳とがんにおけるエストロゲンシグナルの共通性と特異性を明らかにし、臨床への応用を探ることを目的とした。マウスの海馬、視床下部、脳幹に特異的なエストロゲン応答遺伝子を同定し、それらは乳がんとも関連していることが明らかになった。また、転写因子FOXA1、FOXP1 がエストロゲン応答遺伝子であり、乳がんの予後予測因子となることを明らかにした。以上の成果により、脳とがんにおける新たなエストロゲン応答遺伝子とその役割が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2009年 -2011年 
    代表者 : 浦野 友彦; 井上 聡
     
    本研究では男性ホルモンであるアンドロゲンを中心とした内分泌因子によるシグナル伝達経路を網羅的に同定することで、前立腺疾患発症へと結びつくKey regulatorの同定を試みた。本解析によりOct1、ARFGAPA3、TACC2、miR-148aといった新規アンドロゲン応答遺伝子ならびにマイクロRNAをゲノム上から包括的に同定し、その新規機能と前立腺癌における臨床的意義を明らかにした。今後、これらシグナル伝達経路を標的とした臨床応用が期待される。
  • ゲノム医学を用いた骨粗鬆症ならびに関連疾患の疾患遺伝子・分子標的解明に基づく診断・治癒法の開発
    厚生労働省:厚生労働科学研究費補助金 創薬基盤推進研究事業
    研究期間 : 2008年04月 -2010年03月 
    代表者 : 井上聡、加藤茂明; 堺隆一; 細井孝之
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 高橋 悟; 井上 聡; 浦野 友彦; 平野 大作
     
    成果(1)エストロゲン受容体関連タンパクが前立腺癌進行に与える影響を解析し、その他の臓器癌に応用した。(2)アンドロゲンの前立腺組織内代謝と前立腺癌進行、予後リスクとの関連を解析した。(3)アンドロゲン受容体の応答機構について網羅的に検討を行った。その中で新規アンドロゲン応答遺伝子であるAmyloid Precursor ProteinとARFGAP3がそれぞれ前立腺癌の増殖を促進していることが示された。(4)核内受容体協調因子であるOct-1がアンドロゲン受容体の転写活性化に重要であることを示し、前立腺癌の悪性度に影響を与えていることが示された。
  • 生体においてステロイドホルモンが担うゲノムネットワークの解明
    文部科学省:ゲノム機能解析等の推進(ゲノムネットワークプロジェクト)
    研究期間 : 2004年04月 -2009年03月 
    代表者 : 井上聡
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特定領域研究
    研究期間 : 2008年 -2009年 
    代表者 : 井上 聡; 池田 和博
     
    ステロイドなどをリガンドとする核内受容体は転写因子として機能し、組織特異的な生理作用や各種病態において重要な役割を有する。本研究は核内受容体の相互作用による遺伝子発現制御とその標的遺伝子を明らかにし、核内受容体の遺伝情報制御を統合的に解明することを目的として行った。本年度の研究では、NMDA受容体サブユニットの1つであるNR2Dがマウスの視床下部においてエストロゲン応答遺伝子であることをERαノックアウトマウスを用いて明らかにした。また、NR2Dノックアウトマウスの解析から、NR2Dはメスの性行動であるロードシス反射を媒介することを解明した。また、骨芽細胞におけるグルココルチコイド応答遺伝子を網羅的に探索し、EPAS1を同定した。EPAS1を間葉系細胞に過剰発現すると骨芽細胞分化が抑制されることが明らかになった。EPAS1は低酸素応答に関与する転写因子として機能するほか、脂肪細胞分化を促進する作用も有することが報告されており、グルココルチコイドシグナルとの相互作用の存在が示された。さらに、前立腺がん臨床サンプルにおけるERRの発現解析から、ERRγが低発現でERRαが高発現のものはがん特異的生存率が低いことが明らかになり、2つの核内受容体ERRγとERRαは予後予測に関するバイオマーカーであることが判明した。前年度までの研究により、ERRαとERRγは脂肪細胞分化に対して促進的役割を担っていることを解明しており、ERRの組織特異的作用が解明された。また、我々は先にERαとERRαによって転写制御される因子が、エネルギー代謝に関与することを明らかにしており、ノックアウトマウスによる生体レベルでの機能解析系を構築した。このような核内受容体の相互作用による遺伝情報DECODEシステムの解明は、エネルギー代謝やがんにおける新たな治療標的分子としての可能性が期待された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2008年 
    代表者 : 堀江 公仁子; 井上 聡
     
    骨芽細胞におけるビタミンK 作用として、メナキノン-4 特異的なプロテインキナーゼA のリン酸化修飾による新しい作用経路を発見した。クロマチン免疫沈降を用いたゲノムタイリングアレイによるステロイド受容体結合部位のデータを活用し、骨芽細胞系におけるステロイド標的遺伝子を同定する手法を確立した。当グループが明らかにした骨におけるビタミンK 作用点である核内受容体SXR については、本研究により骨代謝における調節因子としての重要性が示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2007年 -2008年 
    代表者 : 津久井 通; 井上 聡
     
    本研究課題であるビタミンK 依存性γ-カルボキシラーゼの肝臓におけるカルシウムホメオスタシスの解析の研究を行うために, 肝臓特異的ビタミンK 依存性γ-カルボキシラーゼ(Ggcx) KO マウスを作成した結果, 肝臓特異的Ggcx KO マウスはGgcx を完全にKO マウスと違い胎生致死ではなく, 生後数ヶ月~1年程度生存可能であるが, 血液凝固異常を呈し凝固因子活性測定について検討した結果, 凝固因子群の活性が顕著に減少していることが判明した.ことのことは, ビタミンK 欠乏の病態およびワーファリン処置した際の生体での肝臓作用を評価する上でも重要なモデルと考えられる.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 萌芽研究
    研究期間 : 2007年 -2008年 
    代表者 : 井上 聡; 浦野 友彦; 池田 和博
     
    TRIM(tripartite motif)蛋白質ファミリーの多くはRINGフィンガー型E3ユビキチンリガーゼとして機能し、そのうちの一部は抗ウイルス作用を示す。特にTRIM5αはヒト免疫不全ウイルスHIVをはじめとするレトロウイルスに対する防御因子であることが判明している。この、TRIM5αがインターフェロン(IFN)に誘導されることを我々は示しており、インターフェロン(IFN)誘導性のTRIM蛋白が新たなウイルス抵抗性にかかわることを着想し本研究を進めた。乳癌増殖促進因子として働くエストロゲン応答性のTRJM蛋白質として先に我々が同定したEfp(TRIM25)は、IFNによって誘導され、ユビキチン様蛋白質でウイルス感染防御に関わるISG15による蛋白修飾のE3リガーゼでもある所見を得た。この関連でEfpのウイルス感染における役割が注目され、実際にEfpがRIG-Iのユビキチン化を介してRNAウイルス抵抗性を担うことを発見した。特に本年度はこの経路がインフルエンザウイルス感染にも重要で、インフルエンザはこの防御システムを抑制して感染することを明らかにした。そのほか本研究者らが発見したインターフェロン(IFN)誘導性TRIM34(ifp)や、TRIM17を含む、複数のTRIM蛋白質でその機能解析を進め、基質ならびに新機能を見出している。以上のように、本研究では、ウイルス感染における宿主防御因子としてTRIMファミリーの抗ウイルス作用に着目し、そのウイルス感染における役割を探った。このことにより自然免疫におけるTRIM蛋白質の新たな病態生理的機能が解明され、新たな予防・治療法の開発、臨床応用へ発展することが期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(S)
    研究期間 : 2004年 -2008年 
    代表者 : 井上 聡; 浦野 友彦; 津久井 通
     
    本研究では老化と加齢に伴い増加する疾患における核内受容体とその標的因子、共役因子、修飾因子の新規同定を行い、生理機能ならびに病態における役割を探求した、核内受容体と標的因子の新しい分子作用メカニズム、新規リガンド、シグナル経路を明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 東 浩太郎; 浦野 友彦; 井上 聡; 塩之入 温
     
    エストロゲン受容体は、従来研究されてきたリガンド依存性の転写因子としての作用に加え、細胞質においてもリガンド依存性に即時型のシグナル伝達系の変化をもたらす。これは核外作用(nongenomic action)とよばれ、近年注目されている。本研究は、エストロゲン受容体が細胞膜近傍において細胞骨格蛋白であるtubulinおよびその脱アセチル化酵素であるHDAC6と会合し、tubulinのアセチル化制御に関わり、細胞の性質を変化させているのではないかという仮説を検証することを目的とした。 昨年度は、エストロゲン受容体とHDAC6の相互作用を示すことに成功した。さらにHDAC6のN末に2つ存在するdeacetylaseドメインのうちC末側およびエストロゲン受容体のC末のAF-2ドメインがそれぞれの相互作用に関わることを示した。この相互作用はリガンドにより調節を受けていた。 本年度は、乳癌細胞株MCF7を用いて、これら蛋白質の変異体を安定的に発現する細胞株を樹立し、機能解析を行った。その結果、変異蛋白を発現する株において、培養条件下で細胞運動能が変化し、tubulinのアセチル化が影響を受けていることが確認された。この細胞株をヌードマウスの皮下に接種し、in vivoにおける造腫瘍能を評価しており、これらの成果をまとめ論文発表する予定である。さらに、膜近傍における新しい結合蛋白等の同定も完了し、それら蛋白質の機能解析も進んでおり、上記とあわせ新しい乳癌治療の標的としての役割が期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 特定領域研究
    研究期間 : 2006年 -2007年 
    代表者 : 井上 聡; 池田 和博
     
    ステロイドなどの脂溶性低分子シグナル物質はリガンド依存性の転写因子である核内受容体を介してその組織特異的生理作用や各種病態における役割を発揮する。本研究は核内受容体の相互作用による遺伝子発現制御とその標的遺伝子を明らかにし、組織特異的作用や各種病態に密接に関わる核内受容体の遺伝情報制御を統合的に解明することを目的として行った。本年度の研究において、我々は先にエストロゲン受容体(ER)に加え、Estrogen-related receptor α(ERRα)によっても制御されることを示したCOX7RPが、ミトコンドリアに局在し、エネルギー代謝に関与することを明らかにした。さらに、エストロゲン依存性増殖を示す子宮内膜癌由来のIshikawa細胞および乳癌由来のMCF7細胞において、COX7RPはミトコンドリア機能の制御により細胞増殖を調節していた。一方、COX7RPの生体における役割を解明するためノックアウトマウスを作製し、解析系の構築を行った。また、数種類の脂肪細胞分化系と動物においてERRαとERRγが発現調節され、脂肪分化に関わることを見出した。本研究によって、ERとERRの双方によって発現調節される応答遺伝子を同定しており、これまで未解決の問題であったエストロゲンの作用とエネルギー代謝、肥満、糖尿病などとの関連を核内受容体の相互作用のレベルで解き明かすことにより、新たな治療、予防、創薬における分子標的としての応用が期待された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 浦野 友彦; 井上 聡; 高橋 悟
     
    増殖性疾患である前立腺肥大と前立腺癌との増殖制御機構の違いに関しては未だ十分な理解がなされていない。申請者らはこの原因となる候補遺伝子として細胞周期の負の制御因子である14-3-3σを同定した。14-3-3σの発現は前立腺肥大においては亢進しているが、前立腺癌ではその発現が激減し、その発現量は蛋白分解やDNAメチル化などで制御されていることを申請者らは見出している。14-3-3σはサイクリンB1を核内から細胞質に移動させて増殖抑制を行っていることが培養細胞の実験で示されてきたが実際にヒト組織におけるこれらの関連については不明であった。申請者らはヒト乳癌組織での細胞周期制御因子の免疫染色を行った結果、細胞質にあるサイクリンB1と14-3-3σの発現量は強く相関し、逆に核内に存在するサイクリンB1の発現量が多い時には予後不良となることを見出した(Cancer Sci.,in press)。また申請者らは、14-3-3σの蛋白分解酵素としてEfpを発見している。申請者らはEfpの新たな機能を探索し、EfpがRIG-Iのユビキチン化を行うことでNFκBシグナルやインターフェロン産生を制御することを発見した(Nature 446,916-921)。したがって、Efpと14-3-3σを中心としたユビキチン化や蛋白分解を介したネットワークが前立腺疾患における増殖制御を行っている可能性がある。さらに、申請者らは前立腺癌においてアンドロゲン刺激によりアンドロゲン受容体がヒト遺伝子上のどの位置に結合するかを網羅的に探索し報告した(Oncogene, in press)。また、アンドロゲン依存性の細胞増殖を規定する因子としてCyp2B6を(Prostate, in press)、さらに前立腺癌の予後規定因子としてERRαを見出した(Int.J.Cancer 120,2325-2330)。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 津久井 通; 井上 聡
     
    ヒトなどに代表されるほ乳類では,性分化の可塑性はどこまで存在しうるのか?精巣の女性化症は,男性の精巣で卵巣に近い機能を持つことが知られている.一方,卵巣における性分化の可塑性については,ほとんど未開の状態である.つまり,本研究テーマとして「ほ乳類卵巣におけるエストロゲンシグナルの作用と性分化の可塑性」について,生殖腺の分化前と分化後に時間軸を区別して,特に生殖腺分化後における女性生殖器での性分化の可塑性について明らかにすることを目的とする. エストロゲンレセプターαβERダブルKOマウス卵巣において,形態的にセルトリー細胞様の構造が卵巣で形成されていることが報告されており,男性の生殖器官のみならず,女性の生殖器官でも性分化の可塑性が存在することが示唆されている.エストロゲンシグナルと性分化の可塑性に見られる,その作用メカニズムを解明するために,今までに報告のあるSex reversalな表現型を伴うマスター因子に関して,αERKO,βERKO,およびαβERKOマウス卵巣を材料として,これらのマスター因子群について検討した結果コントロールおよびβERKOマウス卵巣のみでオーファンレセプターであるDax1が核に移行しており,一方αERKOおよびαβERKOマウス卵巣においてはDax1が核に移行できないことを示した.つまり,核内レセプターであるERαとDax1はヘテロダイマー形成することで,特異的な転写制御作用をもたらし性分化機能に作用することが示唆された,最近のin vitroの研究において,ERαとDax1がヘテロダイマーを形成することが報告されており,我々の研究結果と同様で生体においてもERαとDax1とがヘテロダイマーを形成し正常な生殖器官の機能を維持している可能性が示唆された.それ故,αβERKOマウス卵巣で見られる卵巣の雄性化に関しては,少なくともERαとDax1がヘテロダイマー形成せずに下流応答遺伝子群の転写制御ができないことに起因する可能性を示唆した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 高橋 悟; 井上 聡; 浦野 友彦; 久米 春喜; 松本 信也; 吉田 利夫; 平野 大作
     
    本研究は前立腺細胞ならびに癌細胞におけるER-α, βを介したエストロゲン応答遺伝子の発現調節・細胞増殖機構の詳細をin vitro, in vivoにて検討した。その成果は、本研究成果報告書概要内の4論文に纏められている。なお、新しいエストロゲン一次的応答遺伝子Estrogen receptor-binding fragment-associated antigen 9(EBAG9)に関しては、最近前立腺癌やエストロゲン標的臓器のみならず、肝臓、皮膚などの癌でも細胞増殖能を有すること、免疫回避能(immune escape)を有する可能性が報告されている。そこでヒト腎癌細胞株を用いた動物実験を行い、そのvivoにおける増殖機構を詳細に解析した(研究発表:雑誌論文2:Cancer Res. 65 : 3700, 2005.参照)。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 星野 眞二郎; 井上 聡
     
    骨粗鬆症は、加齢にともなう骨量の減少と脆弱性が病的に亢進した状態と、それに基づく腰背痛や骨折などの臨床症状からなる症候群である。骨粗鬆症の薬物療法は骨折予防を最終目的とし、骨量と骨代謝マーカーを指標として行なわれる。最近、各種存在する治療薬に反応性の患者と無反応や有害事象の生ずる患者の個人差が注目されており、治療薬選択の最適化が望まれている。本研究はわが国で骨粗髭症に対して使われている薬剤として、活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、女性ホルモン製剤、ビスフォスフォネート製剤を選び、さきに述べた受容体、応答遺伝子、標的酵素を含む骨粗鬆症治療薬に対する反応性決定候補遺伝子の多型性について、臨床的な意義を検討するとともに、その病態における意義を探索し、オーダーメード医療をめざして、骨粗鬆症薬物療法の選択法を開発することを目的とする。本年度はすでに同定されている薬物に対する受容体、応答遺伝子、標的酵素を活用する。これら骨粗髭症治療薬反応性決定候補遺伝子に対する多型、特にSNPsを選別し、遺伝子型の決定条件を検討した。まず、エストロゲン製剤に対する反応性の鍵を握るエストロゲン受容体(ERαとERβ)、同じく活性化ビタミンD製剤反応性を担う、ビタミンD受容体(VDR)とビタミンD結合蛋白(VDP)、さらにビタミンKの標的酵素であるγカルボキシラーゼ、その標的蛋白のオステオカルシンから開始し、多型の選定と解析のための条件設定に成功した。このなかで、ERα、ERβ、VDPならびにγカルボキシラーゼの多型に関して、骨量と相関する多型が得られた。次年度以降、薬剤反応性に関して検討を加える。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2005年 
    代表者 : 井上 聡; 池田 和博
     
    ステロイドなどの脂溶性低分子シグナル物質はリガンド依存性の転写因子である核内受容体を介してその組織特異的生理作用や各種病態における役割を発揮する。本研究は核内受容体の相互作用による遺伝子発現制御とその標的遺伝子を明らかにし、組織特異的作用や各種病態に密接に関わる核内受容体の遺伝情報制御を統合的に解明することを目的として行った。本研究において我々は先にエストロゲン応答遺伝子として報告したCOX7RP遺伝子の発現制御機構について解析を進めた結果、COX7RP遺伝子のエストロゲン応答配列(ERE)はエストロゲン受容体(ER)に加え、Estrogen-related receptor(ERR)によっても制御されることを明らかにした。また、COX7RPタンパクはミトコンドリアに局在し、エネルギー代謝に関与することを明らかにした。さらに、子宮内膜癌由来のIshikawa細胞においてCOX7RPはエストロゲン誘導性の発現を示し、COX7RPは細胞増殖に関わることを明らかにした。ERRはミトコンドリアの生合成や脂肪酸酸化に関わる核内受容体として注目されている。本研究によって、ミトコンドリアの機能に関わるCOX7RPがERとERRの双方によって発現調節されていることを見出したことは、これまで未解明の問題であったエストロゲンの作用とエネルギー代謝、肥満、糖尿病などとの関連を核内受容体の相互作用のレベルで解き明かすものであり、新たな治療、予防、創薬における分子標的としての応用が期待された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2005年 -2005年 
    代表者 : 井上 聡
     
    本研究は、ホルモン依存性がんの発がん、増殖の分子機構の解明とその診断・治療への臨床応用をめざし、1)ホルモン依存性がんにおける性ホルモンの下流に存在する標的因子群の性状を分子レベルで解明し、2)遺伝子改変動物とがんへの遺伝子導入を用いてin vivoでの解析によりそのがんにおける役割を明らかにし、3)それらを分子標的として遺伝子治療、分子標的薬、早期診断への応用を計ることを目的とする。本研究で、性ホルモン標的因子を申請者が考案したgenomic binding-site cloning(GBS)法とDNAチップを応用し複数同定した。それら性ホルモン標的遺伝子の機能解析として、特にRINGフィンガーをもつEfpと一回膜貫通蛋白であるEBAG9に注目した。Efpは、負の細胞周期制御因子14-3-3σに対してユビキチンリガーゼとして働き、細胞増殖に関わる。いくつかのがん細胞の腫瘍形成モデルに対してEfpの抑制は縮小効果を示した。さらに、ホルモン不応性乳がんモデルもしくはその他のホルモン依存性がんにおいても、Efpが重要な役割を演じ、新しいがん治療の分子標的となりうることを、アデノウイルスベクターによる遺伝子治療モデルを用いて検証し、創薬と遺伝子治療への応用が期待された。一方、EBAG9に関しては、各種のホルモン依存性がんで高発現し、予後と関連することを明らかにし、その腫瘍における役割をin vivoで示した。さらに、腫瘍移植動物モデルにおいて、EBAG9のがん治療における分子標的としての意義を示唆した。このようにホルモン依存性がんの分子標的として、独自に同定した二つの分子EfpとEBAG9に関して、がんの新しい治療法と、診断法への応用の可能性を明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 井上 聡; 池田 和博
     
    本研究は、新規のRINGフィンガー型ユビキチンリガーゼ(E3)をRINGフィンガーの塩基配列をもとにゲノムデータベースならびにPCRクローニングにより同定し、その基質ならびに機能を明らかにすることを目的とする。ユビキチン-プロテアソームシステムはプロテアソームにおいてポリユビキチン修飾された蛋白を分解するシステムで、蛋白発現調節・細胞周期進行・癌化・生体機能制御において重要な役割を果たしており、このシステムの破綻は内分泌疾患・癌・神経変性疾患などの病態をもたらすことが明らかにされつつある。ユビキチンを結合させるための酵素であるE3にはHECT型、RINGフィンガー型、U-box型の3つのタイプがある。我々は最近エストロゲン応答性のRINGフィンガー蛋白Efpが、細胞周期進行を抑制する14-3-3σを選択的に蛋白分解するE3であることを突き止め、本年度はEfpが乳癌の増悪因子であることを報告した。Efpの基質としての14-3-3σがホルモン療法不応性乳癌や、 前立腺癌、 卵巣癌、子宮内膜癌においてもその蛋白レベルが減少していることを明らかにした。また、RINGフィンガー蛋白遺伝子をベイトとした酵母2-ハイブリッド法を行い、結合する蛋白を複数同定し、それらを哺乳類細胞に発現させ、蛋白-蛋白相互作用を確認した。HIV抵抗性を担うことで注目されるTRIM5αについてはインターフェロンに応答してその発現が誘導されることを明らかにし、その調節の生理的ならびに病態での意義について考察を加え報告した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 浦野 友彦; 高橋 悟; 井上 聡; 星野 眞二郎
     
    前立腺癌はアンドロゲン応答性腫瘍である。その一方で、我々を含む複数のグループがヒト前立腺標本においてエストロゲン受容体が発現していることを示していることや発癌ラットの実験からエストロゲンも前立腺癌の発症に関与していることが示唆されている。本研究ではホルモン応答から細胞増殖を誘導する分子機構の解明を目指し、検討を行った。 昨年度、前立腺細胞が癌細胞へと悪性転換する機序において重要な役割をはたす候補遺伝子の探索の結果、EBAG9が前立腺癌の悪性度に伴い発現上昇することを報告した(Int.J.Cancer 106;310-315,2003)。本年度においては、EBAG9を過剰発現させた癌細胞株がin vivoでの腫瘍増殖能を亢進させることを発見した(Cancer Res.In press)。EBAG9はその転写調節領域においてエストロゲン応答部位を有し、エストロゲンにより発現増加するホルモン応答性を有していることが示されていることから、ホルモン依存性に前立腺細胞が癌化する際にその細胞増殖を制御している可能性がある。 ホルモン応答による細胞増殖制御機構を解明するには細胞周期制御機構を理解する必要がある。本研究において、前立腺上皮細胞が癌化する際には細胞周期の負の制御因子である14-3-3σが劇的に減少することを発見した(Biochem Biophys Res Commun 319;795-800,2004)。同時にこの発現減少はメチル化に伴う転写レベルでの発現減少と蛋白分解亢進による発現減少の両面から制御されていることを見出した。我々は14-3-3σが乳癌においてエストロゲン応答遺伝子Efpにより蛋白分解をうけることを発見しており、前立腺癌においてもこの機序による分解が行われているかが注目される。今後、これら遺伝子群による癌発症の分子機構を解明することで新たなる前立腺癌治療への応用が期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 松本 信也; 太田 信隆; 浦野 友彦; 高橋 悟; 井上 聡; 北村 唯一; 武内 巧; 松本 信也
     
    【目的】エストロゲン受容体がゲノムDNA上のエストロゲン応答配列に結合することにより転写活性化がおこるエストロゲン標的遺伝子としてEBAG9は1998年にヒト乳癌細胞株MCF-7より同定された。EBAG9は、後に免疫監視からのエスケープ機構に関与し癌細胞の表面に発現しているRCAS1と同一のものであることがわかった。今回、マウス腎癌細胞株Rencaを用いてin vivoにおいて同遺伝子が細胞増殖に及ぼす作用の検討を行った。また、ヒト腎癌組織におけるEBAG9/RCAS1の発現を特異抗体を用いて免疫組織化学法により検討し、予後予測因子としての検討を行った。 【方法】マウス腎癌細胞株RencaにEBAG9/RCAS1を強制発現させた後、マウス背部に皮下注し腫瘍の増殖について検討し、また、それらのマウスの生命予後について解析した。 1990年より1995年までに根治的腎摘除術を実施した腎細胞癌78例、および肺転移に対し切除術を施行した腎癌肺転移9例を対象としてEBAG9/RCAS1の発現と臨床的病理的なパラメーターおよび予後との相関を統計的に解析した。 【結果】腎癌78例中65例(87.2%)にEBAG9/RCAS1の強い発現を認めた。腎癌におけるEBAG9/RCAS1の発現はGrade、Stage、リンパ節転移、静脈浸襲と有意に相関した。EBAG9/RCAS1の発現は癌特異生存率の低下と有意に相関した。一方、EBAG9/RCAS1安定発現マウス腎癌細胞株Renca-BAG9の容積は対照コントロール腫瘍に比べ有意に増大し予後不良であった。 【結論】E8AG9/RCAS1は腎癌の有用な予後悪化因子であり、腫瘍が増殖・進展する機構において何らかの役割を有していることが示唆された。今後、EBAG9/RCAS1の更なる機能解析が必要となるが、腎癌の新しい予後不良予測マーカーとして非侵襲性検査および予後予測への応用が期待される。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2003年 -2004年 
    代表者 : 井上 聡
     
    本研究は、ホルモン依存性がんの発がん、増殖の分子機構の解明とその診断・治療への臨床応用をめざし、1)ホルモン依存性がんにおける性ホルモンの下流に存在する標的因子群の性状を分子レベルで解明し、2)遺伝子改変動物とがんへの遺伝子導入を用いてin vivoでの解析によりそのがんにおける役割を明らかにし、3)それらを分子標的として遺伝子治療、分子標的薬、早期診断への応用を計ることを目的とする。本研究で、性ホルモン標的因子を申請者が考案したgenomic binding-site cloning(GBS)法とDNAチップを応用し複数同定した。それら性ホルモン標的遺伝子の機能解析として、特にGBS法により同定されたRINGフィンガーを有するエストロゲン応答遺伝子Efpと一回膜貫通蛋白質であるEBAG9に注目した。興味深いことに、Efpがエストロゲン依存性の増殖に必須であることがノックアウト動物の表現型より明らかになった。そのメカニズムは14-3-3σを特異的に分解することにより細胞周期を進行させることにあった。本年度は、Efpが乳がんの新しい予後因子であることを示すとともに、ER陰性の悪性度の高い乳がんにおいても予後に関わることを明らかにした。EBAG9については、卵巣がん組織、腎がん、前立腺がんにおいて顕著に発現を認めることを明らかにした。さらに、EBAG9を腫瘍細胞に発現させると、腫瘍の増殖が促進されることを示した。これはEfpの場合と異なり、細胞増殖を亢進させるものではなく、腫瘍のin vivoでの増殖を促すものであった。以上本研究により、EfpとEBAG9の性ホルモン依存性がんにおける腫瘍促進的な役割を示唆し、診断・治療における分子標的としての可能性を明らかにした。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 井上 聡; 津久井 通
     
    退行期骨粗鬆症では加齢にともなう骨量の減少と骨の微細構造の変化から脆弱性が亢進し、それに基づき骨折を引き起こしやすい状態となっている。とくに高齢者の生活の質を著しく低下させるため、本症の病態の解明と治療法の確立が強く望まれている。'近年ビタミンKが、骨粗鬆症治療薬として有効であることが日本独自の臨床研究により発見された。ビタミンKの作用は、(1)ビタミンK依存性蛋白を介する作用と、(2)骨への直接作用を含むそれ以外の作用から成り立っている。その作用を解明するためには、(1)と(2)の作用を分離する必要があり、その目的で(1)の作用を改変させたモデル動物を作製して解析した。ビタミンK依存性ガンマカルボキシラーゼとビタミンK依存性蛋白質のcDNAを単離同定し、ゲノム上の遺伝子を構造決定した。この遺伝子を欠失もしくは過剰発現させるためのDNAベクターを作製し、遺伝子改変マウスを作製した。特にビタミンK依存性蛋白質であるオステオカルシンのコンディショナルトランスジェニック動物で骨の石灰化異常が示された。また(2)に関してはビタミンKが骨の細胞において作用する核内受容体として新たにSXR/PXRを見出した。この経路により、骨芽細胞のマーカーであるアルカリフォスファターゼ、オステオポンチン、オステオプロテジェリン、MGPが誘導されることを世界に先駆けて示した。この新規作用経路の個体における役割を知るためには、動物モデルを作製する必要があり、現在ノックアウト動物モデルを解析している。これらモデル動物由来の骨組織、骨細胞を用いることにより、ビタミンKの基本的作用機構の解明に大きく貢献できるものと考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 高橋 悟; 本間 之夫; 武内 巧; 井上 聡; 浦野 友彦
     
    エストロゲン受容体の発現を免疫組織染色法により検討した。ERαは正常前立腺ならびに癌組織ともに間質細胞に優位な発現を認めた。ヒト前立腺癌100病変と前立腺肥大症(BPH)44例におけるwild-type ERβ(wtERβ)およびERβのC-terminal truncated splice variantであるERβcxの発現を検討した。wtERβは全例においてBPH上皮細胞、前立腺癌に発現を認めた。しかしwtERβの癌における発現強度はBPHに比べ低下していた(P<0.0001)。さらにhigh Gleason grade(≧4)症例の発現強度はlow Gleason grade(≦3)症例に比べ低かった(p=0.0099)。一方、ERβcxはBPHではわずか11%に弱い発現を認めたのに対して、癌では約半数に発現を認めた(p<0.0001)。またhigh Gleason grade症例の49%に強発現を認めたが、low Gleason grade症例ではわずか8%であった(p<0.0001)。さらにwtERβ強発現症例のcancer specific survivalは、発現の弱い症例に比べ良好であった(p=0.0018)のに対して、ERβcxの強発現症例は逆に不良であった(p=0.0058)。エストロゲン応答遺伝子EBAG9は、活性化T細胞のアポトーシスを誘導することが最近明らかにされたRCAS1遺伝子と同一であり、癌細胞に対する免疫細胞攻撃の回避に関与している可能性が示唆されているが、high Gleason score、リンパ節転移と相関した発現を確認した。さらに同遺伝子発現とpoor cancer-specific survivalとの相関が見られた(p=0.0059)
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 三木 健司; 井上 聡; 今村 宏
     
    (背景)EBAG9は、当初、エストロゲンの一次応答遺伝子として単離されたものである(Watanabe T, et al.1998)。その後、EBAG9は、全く別の経路で発見された癌関連抗原RCAS1と同一遣伝子であることが報告され(Nakashima M, et al.1999)、RCAS1がTリンパ球やNK cellをアポトーシスに導く作用を持つことが想定されたことから、癌の進展、転移に関わる因子として注目を集めるようになった。 (目的)本研究では、非癌肝組織および肝細胞癌(HCC)におけるEBAG9の発現を検討し、HCC進展におけるEBAG9発現の位置づけを定めることを目的とした。 (方法)東京大学医学部附属病院肝胆膵外科で切除を行ったHCC143症例を対象として、HCCにおけるEBAG9の発現を免疫染色およびWestern blottingにて検討した。また同じ標本を使用して、Ki-67抗体による免疫染色も行い、増殖能を検討した。またその発現の状況と、臨床病理学的因子、患者の無再発予後との相関を検討した。 (結果)EBAG9の発現は非癌肝細胞にも弱く認められたが、癌組織の84例(58%)に発現の増強が認められた。発現の増強は、Western blottingでも確認された。臨床病理学的因子との相関の検討から、癌組織でのEBAG9発現増強は、腫瘍の脱分化、および増殖能の獲得(Ki-67 labeling indexを用いた評価)と有意に相関していることが示された。一方、腫瘍の脈管侵襲や肝内転移、さらには患者の無再発生存期間とEBAG9の発現状況との間には相関は認められず、従って、EBAG9の発現増強は腫瘍の転移能獲得とは直接は相関していないことが示唆された。 すなわち、HCC進展の多段階プロセスにおいて、EBAG9発現の増強は中期のイベントであると考えられた。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 津久井 通; 井上 聡
     
    本研究課題において,平成14年度では非リガンド性constitutive active型のエストロゲンレセプター(caERαまたはcaERβ)の組換えアデノウイルスを作製しgain of functionした場合,マウス子宮において種々の分子マーカーのup-regulationやdown-regrationが観察され,これら分子マーカーの発現はERα特異的またはERβ特異的に,制御されている応答遺伝子が存在することを示唆した.また,これらの組換えウイルスを利用して,ERの下流応答遺伝子であるPP5(Protein Phosphatase 5)がNegativeにERの転写を制御していることを明らかにした(Mol.Endocrinol,2004).平成15年度においては,caERα,caERβのcTg (LGFPαとLDsRedβ)マウスの作製にそれぞれ成功し,少なくともこれらのcTg (conditional Transgenic)マウスの数ラインでレポーター遺伝子を発現していることが確かめられた.さらに,cTg (LGFPα)マウスにCreを発現する組換えアデノウイルスベクターを導入遺伝子することにより,卵巣において異所的なヒトERαの発現を確認し,外来性ERαの発現する部位において黄体様の組織が観察された.これらの黄体様の組織においては,ERの下流応答遺伝子である内在性のPRのup-regulationが観察された.マウス受精卵の2細胞期から発現が可能なCAGプロモーター支配下にCreを発現するTgマウスを既に作製し,cTgマウスに交配することにより,過剰なERαまたはERβのシグナルが如何に初期発生・成長に関与するか,内分泌攪乱物質でかく乱されたエストロゲンシグナルの生体作用機構のモデルが完成した.その他の結果として,ERの下流応答遺伝子の1つであるefp (estrogen finger protein)が乳癌細胞において14-3-3sigmaの分解に関与し,乳癌細胞の増殖に関与することを発見した(nature,2002)等の結果が得られた.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2001年 -2003年 
    代表者 : 大内 尉義; 大池 裕美子; 神崎 恒一; 井上 聡; 渡辺 徳光; 飯島 勝矢
     
    本研究は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点を中心に、エストロゲンならびに選択的エストロゲン受容体調整薬(SERM)の抗動脈硬化作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間で以下の8つの成果をあげた。(1)低用量エストロゲンでもラット頚動脈バルン傷害による新生内膜肥厚は抑制され、その効果はアンジオテンシンIIタイプI受容体拮抗薬であるカンデサルタンとほぼ同等であった。(2)エストロゲンによる血管平滑筋細胞の増殖抑制効果は主としてERβを介すること、その際、サイクリンAの発現が低下が機序の一つであることを明らかにした。(3)エストロゲンは心筋線維芽細胞の増殖を抑制し、これはERα、βのどちらの受容体を介しても同等の効果を有することを明らかにした。(4)マイクロアレイ解析によって、エストロゲン補充によって大動脈中膜に高発現する4つの遺伝子(caveolin-1,2種類のLIM蛋白(enigma, SmLIM)、Id3a)を明らかにした。(5)過酸化水素刺激によっておこる血管内皮細胞のアポトーシスに対して、エストロゲン、ラロキシフェンはいずれも抑制効果を示すことを明らかにした。(6)エストロゲンにはERβを介した中枢での摂食抑制作用、抗肥満作用があることを証明した。(7)ERα、β両方の経路を阻害するドミナントネガティブ効果を有する変異ERを過剰発現するラットを作成し、骨代謝、血管新生内膜形成に対するERの病態生理学的意義を明らかにした。(8)閉経後女性に対する通常の半量のホルモン補充療法は血流依存性血管拡張反応を改善し、頸動脈中膜内膜厚を抑制した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2002年 -2002年 
    代表者 : 井上 聡
     
    本研究は、ホルモン依存性がんの発がん、増殖の分子機構の解明とその診断・治療への臨床応用をめざし、1)ホルモン依存性がんにおける性ホルモンの下流に存在する標的因子群の性状を分子レベルで解明し、2)遺伝子改変動物とがんへの遺伝子導入を用いてin vivoでの解析によりそのがんにおける役割を明らかにし、3)それらを分子標的として遺伝子治療、分子標的薬、早期診断への応用を計ることを目的とする。本年度は、性ホルモン標的因子を申請者が考案したgenomic binding-site cloning (GBS)法とDNAチップを応用し複数同定した。それら性ホルモン標的遺伝子の機能解析として、特にRINGフィンガーをもつEfpに注目した。乳がんにおけるEfpの機能を検討するために乳がん細胞株MCF7を用いてin vivoでの検討を行った。我々は乳がん細胞株をヌードマウスに埋め込み皮下に腫瘍形成が誘導される時に、同時にEfpのアンチセンスオリゴを注射することで腫瘍形成が抑制されることを示した。さらに我々はEfpを過剰発現したMCF7乳がん細胞株を作成した。このEfp過剰発現MCF7は卵巣摘出したエストロゲンの乏しいヌードマウスでも腫瘍形成を誘導した。このことはEfpを過剰発現した乳がんではホルモン依存性が消失していることを示唆させる。以上よりEfpは乳がん細胞の増殖におけるKey regulatorであることが示された。次にその分子機能としてEfpは細胞周期進行を抑制するブレーキ役の14-3-3σのタンパク分解を促すユビキチンリガーゼの働きをすることを示した。今回の発見は細胞周期の制御ならびに性ホルモン依存性がんに新たなメカニズムを提唱した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2001年 -2002年 
    代表者 : 津久井 通; 井上 聡
     
    エストロゲンの多様性及び特異性をもたらす生理作用は,細胞内で結合するレセプター(ER)および共役因子群の厳密に制御された相互作用からもたらされると考えられ,これらの因子が時期及び組織特異的な下流応答遺伝子の空間的な転写・発現制御を行うことにより,生体内での劇的な生理作用を発揮する.女性ホルモンとして性分化,性機能の調節に必須であるのみならず,骨代謝,脳代謝,血管新生等における多彩な生体生理作用について,その分子メカニズムを解明することが本研究課題の目的である. 1)本研究において代表者および分担者の共同研究の成果として,エストロゲン下流応答遺伝子であるEfp(estrogen finger protein)が細胞増殖に必要で,実際にこの遺伝子を欠損したマウスでは子宮重量の減少が報告されているが,乳ガン細胞での増殖の促進にも,細胞周期の負の調節因子である14-3-3σのタンパク分解が介在していることを明らかにした(Nature,417:871-5,2002).本研究では,新しい細胞増殖のコンセプトを示し,抗ガン剤の新たな標的として,ガン治療への糸口がつかめた. 2)ERαとERβの活性型変異レセプターcaERαとcaERβ遺伝子を組み込んだコンディショナルトランスジェニック(cTg)マウスについて,それぞれついて数ラインづつcTgマウスの作製に成功した.また,ERαとβの下流応答遺伝子の同定及び生体高次機能の解析の観点から,DNAマイクロアレイを利用してエストロゲンの関連遺伝子として,ラット初代骨芽細胞から細胞周期制御因子として知られるサイクリンD2,D3がcdk4/6を介して骨芽細胞の増殖に関与していることを示した(Biochem. Biophys. Res. Commun,299:222-8,2002).
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2000年 -2002年 
    代表者 : 井上 聡; 細井 孝之; 小川 純人
     
    エストロゲン受容体のαとβ両方の活性を抑えるドミナントネガティブ体を発現するトランスジェニックラットを作製したところ、雌において閉経後骨粗鬆症モデルとしての卵巣摘除後ホルモン補充に対し抵抗性を示した。次に、雄の骨代謝におけるエストロゲン受容体の重要性を示し、さらにこの疾患モデル動物由来の骨芽細胞よりエストロゲンの新しい標的遺伝子として、DNAチップ解析によりサイクリンD2,D3を同定した。主にSNPを用いた遺伝解析から、閉経後骨粗鬆症と疾患遺伝子の関連を示した。特に閉経後骨粗鬆症の重要な遺伝因子と考えられるエストロゲン受容体αとβの遺伝子多型と骨量、骨代謝マーカーとの関連が認められることを示した。特に、VDP,IL6,TNFα,β3AR,Klotho,BNP,TNFR1,LRP5/6の遺伝子多型において、骨量もしくは骨代謝マーカーとの有意な相関を認め、遺伝子診断のための新しいマーカーとしての応用、オーダーメード医療への応用が期待される。独自に開発した方法によってエストロゲン応答配列を持つDNA断片を得て、RBCCファミリーの一員であるEfpを同定し、さらにその改良法を考案しEBAG9を含む複数の標的遺伝子を同定した。エストロゲン応答乳癌細胞にEfpを発現させたところ増殖を促進し、エストロゲン非依存性の増殖能を獲得した。逆にEfpの発現を抑えると増殖が抑制された。Efpは細胞周期のブレーキ役14-3-3σの破壊を担うユビキチンリガーゼであることを解明し、細胞周期進行の新しい分子メカニズム、癌耐性獲得の新しい病態モデルを提唱した。このことからEfPは癌治療、創薬の新規分子標的であることを示した。今後性ホルモンと骨代謝におけるこれら応答遺伝子の意義についてこの研究を発展させていく。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2001年 -2001年 
    代表者 : 津久井 通; 井上 聡
     
    内分泌攪乱物質で活性化されるエストロゲンレセプターにより引き起こされる付加的な生理作用について,特に標的臓器の中でも生殖器官である子宮に焦点を絞りその分子メカニズムを解明することが本研究課題の目的である.1つのモデルとしてconstitutive active typeのエストロゲンレセプターcaERαとcaERβを組換えアデノウイルスベクターに組み込むことにより,エストロゲンレセプターシグナルのgain of functionを生体内で検討をおこなった.特に子宮に発現する遺伝子に関して,抗体染色,in situ hybridizationによれり検討し,併せてその生理的意義について性周期,着床期,における子宮への影響を検討した結果,マウス子宮において種々の分子マーカー(J.Mol.Endocrinol.In press, 2002)のup-/down-regulationが観察された,これら分子マーカーの発現はERα特異的またはERβ特異的に,制御されている応答遺伝子が存在を示した.また,応答遺伝子が実際に生理的レベルでどのような役割を持つか検討するために,性周期および受精-着床期の子宮における発現パターン,および発現制御について検討した結果,これらの下流応答遺伝子が時期特異的に発現しており,性周期および着床期において重要な役割を担うと考えられた.これらの下流応答遺伝子の生体機能に関しては今後の研究課題である. 本研究課題では,新規遺伝子導入法の検討,特に生体内に直接アデノウイルスを導入しGain of functionを行うことができ(Methods in Mol.Biol.in press, 2002),それらの遺伝子の機能を解析すると言った方法論の検討・開発,内分泌攪乱物質で活性化されるエストロゲンレセプターの生殖学的な機能解析のモデルとして有用性が示唆された.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2000年 -2001年 
    代表者 : 井上 聡
     
    退行期骨粗鬆症は加齢にともなう骨量の減少が病的に元進した状態とそれに基づく腰背痛や骨折などの臨床症状からなる症候群である。本症はとくに高齢者の生活の質を著しく低下、病態の解明と治療法の確立が強く望まれている。最近ビタミンKが、骨粗鬆症治療薬として有効であることが日本独自の臨床研究により発見された。ビタミンKの作用は、(1)ビタミンK依存性蛋白を介する作用と、(2)骨への直接作用を含むそれ以外の作用から成り立っている。その作用を解明するためには、(1)と(2)の作用を分離する必要があり、その目的で(1)の作用を改変させたモデル動物を作製して解析する。昨年度はビタミンK依存性蛋白のマウスcDNAを、単離し同定した。このcDNAを用いて、マウスゲノム上の遺伝子を構造決定し、ビタミンK依存性蛋白遺伝子を欠失もしくは過剰発現させるためのDNAベクターを設計し、本年度には遺伝子改変を起こしたES細胞を得た。遺伝子改変動物が生まれたのち、それら動物を用いて、ビタミンKの骨作用を解析し、骨粗鬆症治療薬としての作用のメカニズムを明らかにしていく。一方、ビタミンKが豊富に含む納豆を食べることが骨粗鬆症によい影響を及ぼす可能性を疫学的に示し、Nutrition誌に出版した。さらに、SNPを活用して、ビタミンK作用経路に関連する遺伝子多型と骨量との相関を解析し遺伝子診断への応用を目指した。これらの研究は、骨粗鬆症におけるビタミンK作用の標的を解明するために有意義なものであり、診断/治療への応用の基盤となる。遺伝子改変動物モデルの骨代謝の生体内解析にくわえ、今後この動物由来の骨組織、骨細胞を用いてビタミンKの基本的作用メカニズムを解明してゆく。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1999年 -2001年 
    代表者 : 大内 尉義; 神崎 恒一; 井上 聡; 吉栖 正生; 飯島 勝矢; 阿古 潤哉; 秋下 雅弘
     
    本研究の目的は、エストロゲン受容体(ER)サブタイプの観点からエストロゲンの動脈硬化抑制作用を解明し、動脈硬化の新しい治療法開発へ応用することである。この3年間において最終的に以下の6つの成果をあげた。(1)糖尿病の動脈硬化への関与をERとの関連から検討し、血管平滑筋細胞で高グルコース状態がERαの発現を有意に低下させ、その機序にグルコースによるprotein kinase Cの活性亢進が関与することを示した。(2)ERαおよびERβ両方の転写機能に対してドミナント・ネガティブ効果を有する、我々が新規に開発した変異タンパクを過剰発現するトランスジェニック・ラットの作成に成功した。このラットにおいて、カフ装着による実験的動脈硬化モデルを作成し、ERの病態生理学的意義を明らかにした。(3)エストロゲンの血管平滑筋細胞の増殖を抑制する作用はERのどちらのサブタイプを介しているのかは不明であった。我々は、ERαとERβを培養血管平滑筋細胞に強制発現させる系を用い、その作用は主にERβを介していることを証明した。(4)動脈硬化の初期病変形成には、内皮細胞のアポトーシスが関連している。そこで、酸化ストレスによる血管内皮細胞のアポトーシスに対するエストロゲンの作用について検討し、エストロゲンはアポトーシスを減少させ、その機序の一部にBax蛋白の発現が関与していることを示した。(5)肥満は動脈硬化の重要な危険因子であるが、エストロゲンには肥満抑制作用がある。この機序としてのエストロゲンの中枢作用を検討し、中枢においてERβがエストロゲンの肥満抑制作用に関与していることを見いだした。(6)ERβの遺伝子上流のCA(cytosine-adenine)リピート多型と血圧の関連を、187人の健常閉経後日本人女性を対象に解析し、その中の一群において有意な収縮期高血圧が認められることを示した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2000年 -2000年 
    代表者 : 井上 聡
     
    本研究の目的は、1)核内受容体としてのエストロゲン受容体(ER)α、ERβ受容体の下流に存在する標的因子群の性状を分子レベルで解明し、2)遺伝子改変動物を用いて生物の個体レベルでERα、ERβ受容体ならびにその標的遺伝子の機能を解析することにより、転写因子としての両受容体の生理的役割、生物学的意義を明らかにすることにある。われわれは、転写因子の標的遺伝子を同定するためgenomic binding-site cloning(GBS)法を応用してRINGフィンガーモチーフを有するestrogen-responsive finger protein(efp)、NMDA受容体2D、女性生殖器の腫瘍マーカーと考えられるEBAG9などのエストロゲン受容体標的遺伝子の単離、同定を行っている。本年度の研究成果は,1)エストロゲン応答遺伝子NMDA受容体2D、EBAG9の生物個体レベルでの機能解析:GBS法によって同定されたNMDA受容体2D、EBAG9に関し、第一にNMDA受容体2Dノックアウトマウスを用いてin vivoでのエストロゲン応答の意義、特に性機能、性行動への関与につき検討したところ、雌の性行動の誘導においてエストロゲン低応答性が見られた。また、各種癌組織において顕著に発現を認めアポトーシスを誘導することが判明したEBAG9については、マウスのcDNA、ゲノムの構造を決定し、子宮におけるエストロゲン誘導性を示した。2)エストロゲン受容体のドミナントネガティブ体ERα1-535を導入したトランスジェニックラットを作製し、骨代謝において、エストロゲンに対する応答が低下していることを示した。このトランスジェニック動物では、エストロゲンに対する標的遺伝子の応答が低下しているものと考えられ、エストロゲン受容体標的遺伝子の生体内での機能解析に有用なモデル動物が開発された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1995年 -1996年 
    代表者 : 武谷 雄二; 井上 聡; 村松 正実; 堤 治
     
    初期胚自身の内分泌代謝活動を研究する方法を各種開発し,特に非代謝性のグルコースを用い,1個の初期胚のグルコース取り込み能の発達機構を解明した.微小培養法,微量ウェスタンブロット法,定量的RT-PCR法,酵素的サイクリング法などの方法を開発導入した我々の研究では,初期胚は発育するにつれて糖取り込み能が増加し,その背景には初期胚の発育に伴う糖輸送担体GLUTの発現増加,および解糖系酵素であるhexokinase活性上昇があることを明らかにした. また生体内における初期胚の成熟分化機構を明らかにすると共に,体外培養によって発育させた初期胚の特性や,その際に培養液に加えた増殖因子などの影響を検討した.さらに,現在ヒト不妊症治療に応用されている胚凍結融解法が初期胚の成熟分化にもたらす作用についても解析した, 体外培養によって発育した初期胚はグルコース取り込み能発達が遅延し,これはGLUTの発現の障害によるものであり,これらの胚は体内で発育した胚に比べ着床能が低いという結果を得た.体外培養の条件に問題があると考えられる環境因子や生理活性物質の検定を行ったところ増殖因子であるepidermal growth factorがGLUTの発現を促進し,グルコース取り込みを亢進し着床能も増加させ,生理活性物質であることが明らかになった.また,凍結融解が初期胚の成熟分化にもたらす作用に関する研究において,凍結融解はグルコース取り込み機構の発達経過を一部障害し、このことが初期胚の発育生存能を減じている要因となっていることを示唆する所見を得た.また,凍結融解方法の違いにより,初期胚の機能分化に対する細胞障害の機構は異なっており,これらの知見により凍結融解法の改良,成績向上にも貢献した.
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1994年 -1994年 
    代表者 : 井上 聡
     
    エストロゲンは、女性ホルモンとして性分化、性機能の調節に必須であるばかりでなく、乳癌、子宮癌、前立腺癌などの癌の病因、予後、治療に深く関わっているが、これらの癌細胞におけるエストロゲンの作用機序については不明な点が多い。特に、エストロゲンに直接応答する遺伝子についてはpS2など少数しか知られておらず、より多くのエストロゲン応答遺伝子を知る必要がある。このために、我々は、最近、新しいエストロゲン応答遺伝子efpを同定したが、これは、独特な構造から転写因子であり、また、新しい癌遺伝子として働くことが示唆された。 I.efpの染色体位置の決定 最近、乳癌や前立腺癌においても染色体異常が報告され、たとえば乳癌では17qなどの、いくつかの特定の場所に高頻度に起こることがわかっている。efpの染色体位置は17q23.1に決定された。これは遺伝性の早発性乳癌の原因遺伝子といわれるBRCA1の場所に近く、また散発性の乳癌でもよく欠失している領域であり、その発癌との関係が興味が持たれる。(Inoue,S.et al,Genomics,in press) 2.癌組織におけるefp遺伝子異常および発現異常の検索 乳癌癌組織において、efp遺伝子の発現をRNAレベルおよび蛋白レベルで確認した。その発現量と癌の病態の関係について検討中である。(原稿準備中) 3.癌細胞におけるefpと細胞増殖との関連 遺伝子工学的手法を用いて、エストロゲン応答癌細胞にefpを正方向もしくは逆方向に発現させることによりおきる増殖への影響を調べための細胞を作成した。 以上の研究から、エストロゲン応答癌に対するエストロゲンの作用におけるefpの関与が示唆され、さらに検討を加えるための材料が整った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1994年 -1994年 
    代表者 : 大内 尉義; 神崎 恒一; 井上 聡; 秋下 雅弘
     
    1.目的:副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)の血管組織、特に動脈硬化巣における発現とその病態生理学的意義を明らかにする。2.方法:(1)ラット大動脈ラセン条片にFura-2を負荷し、平滑筋細胞内Ca^<++>濃度([Ca^<++>]i)と張力を同時測定しphenylephrine(PE)存在下でPTHrPの効果を検討した。(2)剖検および冠動脈硬化剔出術により得られたヒト冠動脈硬化巣、ラットにおける実験的内膜肥厚におけるPTHrPの発現を特異抗体を用いた免疫染色により検討した。(3)ラット大動脈由来培養培養平滑筋細胞(VSMC)の増殖、遊走に対するPTHrPの作用を検討した。(4)ラット大腿動脈周囲にポリエチレンカフを装着することにより惹起される内膜肥厚に対して、PTHrPおよびPTHrP受容体拮抗物質であるPTHrP(7-34)をpluronic gelを用いて局所投与した時の効果がどのようであるかを検討した。3.結果:(1)PTHrPの累積投与はPEによる収縮を濃度依存性に抑制し平滑筋[Ca^<++>]iを低下させた。この作用はA-kinase阻害薬であるRpcAMPSにより抑制された。(2)ヒト冠動脈硬化巣、実験的内膜肥厚においてPTHrPの強い発現が認められた。(3)PTHrPはVSMCの増殖、遊走を用量依存的に抑制した。さらに血清、血小板由来成長因子刺激下のVSMCの増殖、遊走はPTHrP(7-34)により亢進した。(5)ポリエチレンカフの装着は血管内膜の肥厚を惹起したが、PTHrPはこれを抑制、PTHrP(7-34)は亢進させた。4.結論:PTHrPは強力な血管弛緩作用、VSMCの増殖、遊走抑制作用を有し、これはcAMPの産生とこれに伴う血管平滑筋細胞内[Ca^<++>]iの低下によるものである。PTHrPはヒトおよび実験的動脈硬化巣で強く発現しているが、PTHrPは実験的内膜肥厚を抑制、PTHrP(7-34)は亢進させた。このことより、PTHrPは動脈硬化の発症、進展の抑制因子としてautocrine/paracrine的に局所で作動していると考えられる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1994年 -1994年 
    代表者 : 折茂 肇; 金木 正夫; 井上 聡; 細井 孝之
     
    我々は骨の細胞におけるエストロゲンレセプター(ER)発現とその調節について研究を進め、ヒトおよびマウス骨芽細胞における蛋白質レベルでのERの発現を多角的に確認し、報告した(J.Bone Miner.Res.8,1103-1109,1994)。さらに骨芽細胞におけるERの発現が細胞周期に依存するという新しい知見も得た(Endocrinology 135,782-789,1994)。これらの研究により、エストロゲンの標的器官としての骨の存在がより確固となり、骨のにおけるERの機能が一層注目されてきた。また我々が独自に開発した方法(Proc.Natl.Acad.Sci,U.S.A.90,11117-11121,1993)により、新しいエストロゲン応答遺伝子(Estrogen responsive Finger Protein,efp)をクローン化しているが、最近その染色体座を決定した(Genomics,in press)。さらに破骨細胞におけるアンドロゲン受容体の存在については世界ではじめての報告をした(Calcif.Tissue Int.54,325-326,1994)。加齢に伴う骨量の変化については個人差が大きいことが知られており、遺伝的因子と環境因子の両者が複合的に関与している。環境因子には栄養、運動といった日常生活に密接に関わるものもふくまれ、骨粗鬆症の予防指導の対象となる部分である。これらの予防法を施行する場合、遺伝的因子を具体的にとらえておくことができればより効果的な予防対策が講じられるものと考えられ、我々の研究は骨粗鬆症における遺伝子診断などの形で臨床面での応用をされつつある。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1994年 -1994年 
    代表者 : 村松 正實; 井上 聡; 奥田 晶彦; 禾 泰壽
     
    次の3つの方向に研究を行った。 1.Efpの動物臓器内局在の決定。 このために、ヒトefpをプローブとしてマウスefpcDNAをクローン化し、それを用いてIn situハイブリダイゼーションによるマウス臓器内の局在を検討した。その結果、efpは子宮(特に内膜)、卵巣(特に顆粒層細胞)、乳腺および脳の一部(特に視床下部)に発現していることがわかった。この局在はエストロゲン受容体とほぼ一致していた。しかも脳と子宮における発現はエストロゲンにより促進されることも判明した。更に又、efpは胎児の脳でも盛んに発現していることが見出された(徳島大・野地澄晴教授との共同研究)。 2.Efp遺伝子のトランスジェニックマウスおよびジーンターゲッティングを用いた機能解析。Efp遺伝子をβアクチンプロモーターに繋いで強制発現させる系が進行中であり、既にトランスジェニックマウスとラットの作出を試みつつある(熊本大・山村研一博士との共同研究)。又、遺伝子のノックアウト実験も行っており、既にノックアウトしたES細胞は出来、現在キメラ動物を作出中である(癌研・野田哲生博士との共同研究)。 Efp以外のエストロゲン受容体依存性遺伝子の探索。 Genomic binding site cloning法を用いて、ERE(エストロゲン応答配列)を持つDNA断片を更に数個クローン化した。そのうちの少なくとも2つは転写物が同定されたので、その性質を追求している。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1993年 -1993年 
    代表者 : 大内 尉義; 神崎 恒一; 井上 聡; 秋下 雅弘
     
    1.目的:インスリン/インスリン抵抗性の、高血圧発症、維持における役割と機序を血管壁細胞内Ca^<++>代謝の観点から検討する。2.方法:(1)ラット大動脈ラセン条片にFura-2を負荷し、平滑筋、内皮細胞内Ca^<++>濃度,([Ca^<++>]i)と張力を同時測定し、norepinephrine (NE)存在下でインスリンの効果を検討した。(2)Wistarラットに3U/kg/dayのインスリンを浸透圧ミニポンプにて4週間皮下に持続投与した後に、内皮を剥離した大動脈ラセン条片を作製し、[Ca^<++>]iと張力を同時に測定した。(3)20週齢の雄性Zucker肥満ラット(ZF群)の大動脈ラセン条片において、KCl、phenylephrine(PE)、セロトニン(5-HT)投与による平滑筋内[Ca^<++>]iと張力変化を同時測定した。対照として同週齢のZuckerleanラット(ZL群)を用いた。3.結果:(1)インスリンの累積投与はNEによる収縮を濃度依存性に弛緩し、平滑筋[Ca^<++>]iを減少させた。内皮保存標本においてインスリンは内皮の[Ca^<++>]iの上昇および静止張力の下降を惹起し、この反応はL-NMMAにより拮抗された。(2)インスリン投与群(I群)の静止時[Ca^<++>]iは有意に低く、KCl、PEによる[Ca^<++>]iの上昇、発生張力の増加も対照群に比べ抑制されていた。(3)ZF群の血圧はZL群に比べ有意に高く、ZF群の大動脈の、KCl、PE、5-HTによる発生張力、[Ca^<++>]iの上昇はZL群に比べ著しく亢進していたが、BAY K 8644を追加投与してもZL群に比ベあまり亢進しなかった。4.結論:インスリンは内皮依存性、非依存性の血管弛緩作用を有する。内皮依存性作用はNOの遊離を介し、内皮非依存性作用は平滑筋細胞内Ca^<++>濃度の減少を伴う。このインスリンの血管弛緩作用は生体で起こり得る程度のインスリン濃度でも認められる。しかし、インスリン抵抗性を有するZucker肥満ラットでは、逆に、種々の血管作動物質に対する張力、平滑筋内[Ca^<++>]iの増加反応が亢進しており、これは血管平滑筋細胞の電位依存性Caチャンネルの機能亢進に関連することが示唆された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 1993年 -1993年 
    代表者 : 折茂 肇; 水野 有三; 金木 正夫; 井上 聰; 細井 孝之; 大内 尉義
     
    今年度我々は、骨芽細胞ならびに破骨細胞における性ホルモン受容体の発現とその調節に関し、ヒトおよびマウス骨芽細胞ならびにウサギおよびマウス破骨細胞に関して抗エストロゲンレセプターモノクローナル抗体、抗アンドロゲンレセプターモノクローナル抗体を用いた免疫組織化学染色、加えてmRNAレベルでの発現をNorthern blot analysisとreverse transcriptase polymerase chain reactionにより確認した。これらの結果の一部は論文は学会で発表されたとともに論文発表されている。骨芽細胞においては基礎実験により性ホルモンレセプターの発現に細胞レベルでのheterogeneityが存在することが認められた。このためS期二重同調培養法を用いて同調した細胞をもちいることにより細胞周期とレセプターの発現ならびに細胞機能との関連を検討し現在論文は投稿中である。 さらにエストロゲンレセプターのDNA結合部位(ER-DBD)を遺伝子工学的に作製し、ER-DBDと制限酵素で切断したヒトゲノムのfragmentとを用いてフィルターバインデイング法にて新しいEREを得た。これをプローブとしその近傍にある新規なエストロゲン応答遺伝子をクローニングした。この遺伝子の骨の細胞における発現と機能についてさらに検討をくわえている。 正常者と骨粗鬆症患者における性ホルモン受容体遺伝子ならびに性ホルモン応答遺伝子の構成的相違の有無については多数の正常者ならびに骨粗鬆症患者の末梢血白血球よりDNAを抽出し、現在解析をすすめている。

委員歴

  • - 現在   脳心血管抗加齢研究会   評議員
  • - 現在   日本生殖内分泌学会   評議員
  • - 現在   日本抗加齢医学会   評議員
  • - 現在   日本内分泌学会   評議員
  • - 現在   日本性差医学・医療学会   評議員
  • - 現在   日本未病システム学会   評議員
  • - 現在   日本老年医学会   代議員
  • - 現在   日本骨代謝学会   評議員
  • - 現在   日本骨粗鬆学会   評議員
  • - 現在   日本ステロイドホルモン学会   理事/評議員
  • - 現在   ホルモンと癌研究会   理事
  • - 現在   がん三次元培養研究会   常任幹事
  • - 現在   日本オミックス医学会   理事
  • - 現在   日本アンドロロジー学会   理事
  • - 現在   公益財団法人金原一郎記念医学医療振興財団   選考委員
  • - 現在   日本癌学会   Associate Editor
  • - 現在   米国内分泌学会Endocrinology   編集委員Editorial Board
  • 関東ホルモンと癌研究会   幹事
  • 公益財団法人山口内分泌疾患研究振興財団   選考委員

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