研究者総覧

高橋 知也 (タカハシ トモヤ)

  • 社会参加・社会貢献研究 研究員
Last Updated :2025/04/18

研究者情報

学位

  • 博士(学術)(横浜国立大学大学院)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 90813098

J-Global ID

研究キーワード

  • 生涯学習   独居高齢者   高齢者   世代間交流   社会的孤立   被援助志向性   

研究分野

  • 人文・社会 / 社会福祉学
  • 人文・社会 / 家政学、生活科学
  • 人文・社会 / 社会心理学

経歴

  • 2020年01月 - 現在  東京都健康長寿医療センター研究所社会参加とヘルシーエイジング研究チーム研究員
  • 2012年10月 - 2019年12月  東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健チーム 非常勤研究員

学歴

  • 2013年04月 - 2017年03月   横浜国立大学大学院   環境情報学府   環境イノベーションマネジメント専攻
  • 2011年04月 - 2013年03月   横浜国立大学大学院   教育学研究科   学校教育専攻
  • 2007年04月 - 2011年03月   横浜国立大学   教育人間科学部   学校教育課程

所属学協会

  • 日本健康支援学会   日本公衆衛生学会   日本心理学会   日本世代間交流学会   日本発達心理学会   日本応用老年学会   日本老年社会科学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

MISC

受賞

  • 2024年12月 日本世代間交流学会 優秀演題賞(口述)
     絵本読み聞かせ講座を受講する高齢者の子どもイメージとの関連要因の検討および受講前後での子どもイメージ比較 ~REPRINTS研究より~ 
    受賞者: 高橋知也;李岩;川窪貴代;小川将;土谷利仁;古谷友希;山城大地;高橋佳史;雛倉圭吾;鈴木宏幸
  • 2017年06月 日本老年社会科学会 優秀演題発表(口頭)
     互助的な関係構築の機会を持つ社会参加プログラムへの参加が被援助志向性に与える影響 ―絵本読み聞かせを題材としたボランティア養成プログラムへの参加前後における比較から― 
    受賞者: 高橋知也;鈴木宏幸;小川将;飯塚あい;小林キミ;安永正史;藤原佳典

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 藤田 幸司; 小川 将; 相良 友哉; 藤原 佳典; 清野 諭; 松永 博子; 鈴木 宏幸; 高橋 知也
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 村山 陽; 山崎 幸子; 長谷部 雅美; 高橋 知也
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2022年04月 -2025年03月 
    代表者 : 高橋 知也
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2021年07月 -2023年03月 
    代表者 : 村山 陽; 山崎 幸子; 長谷部 雅美; 高橋 知也
     
    本研究は、将来的な貧困と孤立の早期予防に向けて、単身男性中高年者の将来を諦める意識を軽減し、現状把握と将来展望(セルフモニタリング)を促すプログラムの開発を目的としている。 2021年度は、単身男性中高年者の生活ニーズと個人属性やライフスタイルとの関連を探索的に検討するため、2022年3月にインターネット調査会社に登録している首都圏在住の40歳から69歳までのモニターの中から年代3区分(40代/50代/60代)×雇用形態2区分(正規雇用/非正規雇用/その他)の9区分からそれぞれ同数になるように抽出した1320人を対象者にオンライン・アンケート調査を行った。分析の結果、単身中高年男性において、雇用形態の違いに関わらず睡眠時間や余暇時間が短いほど時間的切迫感が強くなり、そのことが精神的健康の悪化につながる可能性が示された。また、非正規の単身中高年者は正規雇用者に比べ労働が短く余暇は長いにも関わらず,時間的切迫の強さに違いが見られなかった。こうしたことから、生活が不安定な単身中高年の時間的切迫を強める要因を明らかにし、それを軽減する支援の検討が必要であることが見出された。 本研究成果の一部は今年度の学会(日本公衆衛生学会、日本心理学会等)で発表する予定である。現在、引き続き本調査データの分析作業を進めており、単身中高年男性の生活ニーズやライフスタイルの傾向を把握し、それをもとにプログラム試案を検討する予定である。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2021年07月 -2023年03月 
    代表者 : 藤原 佳典; 村山 陽; 高橋 知也; 西 真理子
     
    ボランティア活動に着目して心身の健康への効果を検討した先行研究は多く(Nonaka, et al. 2019)、代表者らのレビューやその後蓄積された多くの縦断研究から、ボランティア活動に参加する高齢者は非参加者に比べて生活満足度や主観的健康感が高いといった報告がなされている。また我々は、「気が進まないのにボランティア活動へ参加しても健康維持には寄与しない」ことを示した。そこで、ボランティア活動のネガティブな側面(負担、不安、不満など)が与える心身の健康への影響や、活動意欲の低下または中止へと至る機序を明らかにするために、こうしたネガティブな側面を客観的に把握できる評価尺度(仮称:ボランティア活動ネガティブチェックリスト:以降、ネガティブCL)の作成を試みることとした。予備一次調査として、ネガティブ効果に関する質問紙調査を実施した。質問紙調査は、2021年11月から2022年2月にかけて郵送法により実施した。調査対象者は、NPOりぷりんと・ネットワークに所属する会員(退会・休会を除く)453名として実施し、404名(回収率:89.2%)から回答を得た。質問項目は、ボランティア活動への負担・不安・不満、ボランティア活動の内容等及び自由記述欄を設けた。現在、データベースを作成し、量的、質的に分析を行っている。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2020年04月 -2022年03月 
    代表者 : 高橋 知也
     
    本研究は(1)高齢者支援の好事例に焦点を当て、高齢者を必要な支援に結び付けるために有効な取り組みに関する質的検討を行うとともに、(2)「客観的にみれば必要と考えられる援助やサービス」を当事者たる高齢者自らが拒否する、いわゆる高齢者の援助拒否に焦点を当てた量的・質的検討を行うことで、「『客観的にみて必要な支援』を受け容れない高齢者をいかに支援に繋げるか」という問いに正対することを目的としている。 (1)については、東京都内における行政・NPO法人・社会福祉協議会およびその連携先(社会福祉法人など)において高齢者就労支援に取り組んでいる担当者(12拠点28名)へのインタビュー内容について定性的手法(TEMおよびSCAT)を用いて分析を行った。その結果、就労支援者による来所者への声掛けや励ましといった関わり方や姿勢といった接遇が、就労支援の継続やその後の採否に影響を及ぼす可能性が示された。 (2)については、2020年度に予定していた大規模調査が新型コロナウイルスの影響を受けて2021年度に順延されたため、2020年2月に地域高齢者を対象とした調査を通じて得られた中規模量的データ(N=280)を用いて、高齢者の援助要請スタイルに関する分析を行った。その結果、学歴の高い高齢者は自身で適切な援助要請の時機や相手を決定する傾向にあることや、若齢の高齢者は過剰に援助を要請する傾向にある一方、年長の高齢者は援助要請を回避する傾向にあることが示唆された。この知見は、2021年度に実施予定の大規模調査における調査項目選定への活用を検討している。 なお本研究成果の一部については、筆頭および共同発表者として学会での発表を行った。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 村山 陽; 山崎 幸子; 長谷部 雅美; 高橋 知也
     
    本研究は、貧困や社会的孤立状態にある単身男性高齢者が、近隣や自治体等からの支援を受けること(援助要請)を阻害する要因・促進する要因を把握した上で、援助要請を促すための具体的な支援方法について提案することを目的としている。 2019年度は(1)環境上・経済的理由のため市区町村長の措置により都内のA養護老人ホームに入所している男性高齢者80人余り(単身・生活困窮経験者)を対象にしたインタビュー調査、(2)地域在住の単身高齢者30人余りを対象にしたインタビュー調査、をそれぞれ実施した。その他、調査データを解析するにあたり、質的研究を専門とする研究者を交えた質的分析研究会を2回開催して質的分析手法の指導を受けた。 質的分析手法である複線径路等至性モデル(TEM)によりインタビュー・データを解析した結果、単身男性高齢者には困難な状況に際してもそれを困難事として認識しない傾向が認められた。さらに、単身男性高齢者における援助要請の抑制には、ソーシャル・サポート資源の不足とともにライフコースを通した援助要請の失敗経験が影響していることが明らかにされた。これらの結果から、単身男性高齢者の援助要請を促すには、より早い時期から社会関係を構築し、それを通した現状把握と将来展望を進める取組が重要であることが示唆された。 本調査の結果をもとに、2020年度に実施予定の郵送調査に向けて“援助要請行動の促進要因および阻害要因を測定するための項目”を検討している。本研究成果の一部は学会で発表し、また共著論文として投稿した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 藤原 佳典; 小池 高史; 塚本 成美; 石橋 智昭; 渡辺 修一郎; 南 潮; 稲葉 陽二; 長田 久雄; 松永 博子; 高橋 知也; 相良 友哉; 西中川 まき; 中村 桃美; 森下 久美; 深谷 太郎
     
    【研究1】では、首都圏在住の高齢者を対象に郵送調査をおこなった。就労群は,非就労群より健康状態は良好で,サービス業従事者の健康状態がより良好であったが,既往症は比較的多かった。【研究2】では、66歳以上の高齢者の雇用実態と雇用者側の意向を把握すべく、都内の企業と保育・介護事業所を対象にWeb調査を実施し、介護事業所において無資格高齢者の雇用が比較的消極的であると明らかになった。【研究3】では、専門家や実務者との研究会を通じ、介護福祉分野での高齢者就業の重要性を確認した。【研究4】では、介護福祉分野における就労支援カフェへのヒアリングにより、カフェ自体が地域に根付いた福祉資源であるとわかった。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : 安藤 孝敏; 小池 高史; 高橋 知也
     
    本研究は、高齢者用被援助志向性尺度を作成し、被援助志向性の関連要因を検討することが目的であった。2因子10項目からなる尺度が作成され、その信頼性と妥当性についても十分な値が得られた。関連要因の検討から、暮らし向きの自己評価の低さが援助に対する欲求と抵抗感の両者に影響を与えるほか、援助に対する欲求は移動能力の低下によって高められ、援助に対する抵抗感は社会関係の乏しさよって強まることが示された。2つの下位因子により行政からの援助も含めた被援助志向性を詳細に把握できる新しい高齢者用尺度が作成でき、今後はチェックリストなどでの活用も期待できる。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    研究期間 : 2013年04月 -2017年03月 
    代表者 : 小林 江里香; 深谷 太郎; 原田 謙; 村山 陽; 高橋 知也
     
    先行研究の多くは、エイジズムなど高齢者に対する態度に焦点を当ててきたが、本研究は高齢者の若年世代への態度に着目し、彼らへの支援行動との関連を検討した。無作為抽出された首都圏の60-69歳を対象にした郵送調査(813人、回収率54%)データを用いて、若年者への否定的態度、地域の子育て支援行動尺度等を開発した上で、様々な態度と若年者支援との関連を調べた。その結果、「世代性」は若年者支援を促す最も強い効果、「(若年者への)嫌悪・回避」は支援を抑制する効果を示した。さらに、若年時に年長者から支援を受けた経験は、「世代性」を高め、「嫌悪・回避」を低めることで、若年者支援を促していた。

委員歴

  • 2018年10月 - 現在   日本老年社会科学会   ECRネットワーク(旧:若手の会)委員

担当経験のある科目

  • 生涯発達論
  • 心理学実験実習
  • データサイエンス
  • コンピュータ・リテラシー
  • 心理学基礎実験
  • 高齢社会論
  • ライフコース論
  • 心理統計法実践
  • 心理統計法
  • 保育の心理学(教育心理学)
  • 社会分析の技法

社会貢献活動

  • NPO法人りぷりんと・ネットワーク アドバイザー
    期間 : 2020年07月 - 現在
    役割 : 助言・指導

その他のリンク

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